リサイクル樹脂の物性低下メカニズムと添加剤による改善【提携セミナー】
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もっと見る開催日時 | 2023/5/17(水)10:30~16:30 |
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担当講師 | 八尾 滋 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 60,500円(税込) |
★ バージン樹脂と比べたリサイクル樹脂の品質は?
★ 添加剤の選び方、使い方、最適添加量についてのヒントが得られる!
リサイクル樹脂の
物性低下メカニズムと添加剤による改善
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- 廃プラスチックの物性低下メカニズムとマテリアルリサイクルプロセス
- 再生プラスチック・リサイクル樹脂用添加剤による物性向上と最適添加
- プラスチックリサイクルにおける品質と物性
習得できる知識
- マテリアルリサイクルプロセス
- オレフィンなど熱可塑性樹脂を無水マレイン酸変性したカップリング剤の使い方
- リサイクル樹脂の物性向上の添加剤技術
- 加工プロセスにおけるVOC除去技術
- マテリアルリサイクルにおける物性・品質の変化と課題(解決すべき問題点)
- マテリアルリサイクルの品質と物性における現状と課題
- 特に引張試験特性・溶融粘弾性特性・紫外線照射・分子量・分子量分布
- 資源としてみた場合のプラスチックの化石資源との相違点
担当講師
【第1部】福岡大学 工学部 化学システム工学科 教授 工学博士 八尾 滋 氏
【第2部】ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏
【第3部】(株)東ソー分析センター 営業部四日市グループ 工学博士 髙取 永一 氏
セミナープログラム(予定)
【10:30-12:10】
1.廃プラスチックの物性低下メカニズムとマテリアルリサイクルプロセス
●講師 福岡大学 工学部 化学システム工学科 教授 工学博士 八尾 滋 氏
【講座の趣旨】
マテリアルリサイクルプラスチックの物性低下の原因はメソ構造変異による物理劣化であり、高分子の自己再生能力を活かすことで、物性再生が可能である。これを活かした高度物性再生プロセスの現状について解説する。
1.プラスチックの現状
1.1 プラスチックによる環境汚染について
1.2 循環型社会・3R +R の動き
1.3 種々のリサイクルの位置づけ
2.現在のマテリアルリサイクルプロセス
2.1 収集システム
2.2 選別プロセス
2.3 ペレタイズシステム
3.高度物性再生マテリアルリサイクル
3.1 物理劣化・物理再生理論
3.2 高度物性再生プロセス (樹脂溜まりのある押出機)
3.3 メソ構造と力学特性の関係性
3.4 バージン樹脂の高性能化への拡張性
4.これからのプラスチックリサイクルについて
【質疑応答】
【13:00-14:40】
2.再生プラスチック・リサイクル樹脂用添加剤による物性向上と最適添加
ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏
【習得できる知識】
- オレフィンなど熱可塑性樹脂を無水マレイン酸変性したカップリング剤の使い方
- リサイクル樹脂の物性向上の添加剤技術
- 加工プロセスにおけるVOC除去技術
【講座の趣旨】
プラスチックのリサイクルプロセスにおいて、低下しがちな各種物性を向上させる添加剤技術を紹介する。熱安定性の向上や加工時の煩雑さの軽減につながる添加剤に加え、再生産可能原料を用いたプラスチック用添加剤についても触れる。
1.ALTANA/BYKのSDGsの取り組みの紹介
1.1 製品製造プロセスにおける活動とアプリケーションへの寄与
2.プラスチックリサイクルでの課題とBYK添加剤
2.1 界面を制御する添加剤技術
2.2 熱可塑性樹脂向け添加剤概要
2.3 高グラフト化されたカップリング剤
2.4 層状ケイ酸塩による難燃・バリア・充填効果
2.5 相溶性の向上を図る添加剤
2.6 フィラーとマトリクスとの密着性の向上
2.7 ポリアミドの熱安定性の向上を図る添加剤
2.8 耐候性の向上を図る添加剤
2.9 耐スリキズ性の向上を図る添加剤
3.再生産可能原料を用いた添加剤の組成と特性
3.1 バイオベースの定義とアプローチ
3.2 ポリ乳酸をベースにした添加剤
3.3 再生産可能原料+生分解性を志向したアプリケーション向け
4.加工時のVOCの除去を促進する添加剤
【質疑応答】
【14:50-16:30】
3.プラスチックリサイクルにおける品質と物性
●講師 (株)東ソー分析センター 営業部四日市グループ 工学博士 髙取 永一 氏
【習得できる知識】
- マテリアルリサイクルにおける物性・品質の変化と課題(解決すべき問題点)
- マテリアルリサイクルの品質と物性における現状と課題
- 特に引張試験特性・溶融粘弾性特性・紫外線照射・分子量・分子量分布
- 資源としてみた場合のプラスチックの化石資源との相違点
【講座の趣旨】
プラスチックの歴史的な背景とリサイクルプラスチックの品質・物性の特質を引張試験特性・溶融粘弾性・紫外線照射・分子量・分子量分布の観点を中心に口述する。これまで公開されてきた報告について、筆者が注目した点について口述し、今時点での状況を把握する手掛かりを提供する。
1.はじめに
2.品質と物性について
3.プラスチック由来と歴史のリサイクルを考えるにあたり
3.1 天然のプラスチック リグニン
3.2 プラスチックの起源
3.3 プラスチックのリサイクル
4.プラスチックの品質の特質
5.天然資源とリサイクルプラスチックの品質の違い
6.マテリアルリサイクルにおける物性の変化
6.1 基礎物性あるいは規格品質について
6.1.1 分子量と分子量分布
6.1.2 規格物性
6.2 溶融状態の物性品質
6.2.1 リサイクル再生時の挙動
6.2.2 紫外線照射による粘弾性挙動の変化
6.3 固体状態の物性・品質
7.まとめ
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2023/5/17(水)10:30~16:30
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。