リビング重合の基礎から応用まで【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 寺島 崇矢 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
〇リビング重合の基礎知識からしっかりと解説します。
〇リビングラジカル重合を用いた精密高分子合成、構造を制御した高分子材料設計など
最先端の研究例も紹介し、実際にリビングラジカル重合を使う上での注意点やノウハウなど、幅広くご説明いたします。
リビング重合の基礎から応用まで
≪リビングラジカル重合による精密高分子合成と機能材料設計≫
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
リビング重合は、高分子の分子量や末端基の構造を制御でき、ブロック共重合体や星型ポリマーなど構造が制御された高分子を合成するのに有効な手法です。今では、リビング重合を用いると、狙いの構造や特性をもつ高分子を自由に設計できる時代になりつつあります。本講座では、リビング重合の基礎知識からリビングラジカル重合を用いた精密高分子合成、構造を制御した高分子材料設計など最先端の研究例に加え、実際にリビングラジカル重合を使う上での注意点やノウハウなど、幅広くご説明いたします。本講演が、豊かな暮らしと未来社会を支える高分子材料開発の一助となれば幸いです。
◆受講後、習得できること
- 重合反応、リビング重合、高分子合成の基礎知識
- リビングラジカル重合を用いた高分子合成のノウハウ
- 高分子の構造解析:各種手法による分子量、末端基導入率、連鎖配列、形態やサイズの評価
- 構造制御高分子材料や自己組織化高分子の最先端研究
◆受講対象者
- リビング重合や各種重合反応、高分子合成の基礎知識を習得したい方
- 高分子の構造解析の具体的な方法を習得したい方
- リビングラジカル重合を使ってみたいが、どのような系や方法を使えば良いかわらない方
- リビングラジカル重合を使ってみたが、分子量制御や目的の高分子が合成できない、などの問題でお困りの方
- リビングラジカル重合による最先端の高分子合成や機能材料設計に興味のある方
- これらのテーマや高分子合成に興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
◆必要な予備知識など
- 高校卒業レベルの化学の知識。
- 基礎から解説しますので、この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない。
◆キーワード
- リビング重合
- リビングラジカル重合
- ブロック共重合体
- グラジエント共重合体
- 星型ポリマー
- 両親媒性ランダム共重合体
- 自己組織化
- ミセル
- ミクロ相分離
◆受講された方の声(一例):
・リビングラジカル重合を業務に活用できるか判断するために参加させて頂きました。RAFTによるリビング重合の方法のお話は興味深かったです。
・最新の技術動向について知りたくて参加させていただきました。ありがとうございました。
・リビング重合について、基礎的な内容からお話しいただけて良かったです。
などなど……ご好評の声を多数頂いております!
担当講師
京都大学 大学院工学研究科高分子化学専攻 准教授
寺島 崇矢 氏
セミナープログラム(予定)
1. リビング重合の基礎と現状
1) 通常の連鎖重合や逐次重合とリビング重合の違い
a)分子量や分子数の変化の違い
b)連鎖重合の素反応と反応イメージ
2) リビング重合による高分子合成と一次構造の制御
a)ラジカル重合とイオン重合の特徴
b)重合活性種と適応可能なモノマー種
3) リビングアニオン重合
a)リビング重合の発見
b)ブロック共重合体の合成と実例
c)ポリマー成長末端の変換と機能化
4) リビングラジカル重合
a)フリーラジカル重合の開始剤系と二分子停止反応
b)ドーマント種の導入によるリビング重合の実現とその例
c)ニトロキシドを用いた重合
d)原始移動ラジカル重合(ATRP)
e)可逆的付加開裂連載移動(RAFT)重合
2. リビングラジカル重合を用いた高分子合成:一次構造制御と物性機能
1) 重合の方法
a)モノマー消費率と分子量の変化
2) 高分子の分子量制御と構造解析
a)サイズ排除クロマトグラフィーと1H NMRによる分子量や末端基導入率の決定
b)質量分析(MALDI-TOF-MS)による末端基構造と連鎖の解析
3) ランダム, グラジエント,ブロック共重合体の合成と物性
a)モノマー反応性比による組成分布や連鎖配列の違い
b)エステル交換反応を利用したグラジエント共重合体の合成
c)連鎖配列が熱物性や相分離挙動に与える影響
4) 末端・局所機能化ポリマーの合成と機能化
a)末端基への機能基導入方法
b)エステル交換反応を利用した局所機能化
5) 分岐高分子の合成と機能
a)グラフトポリマーの合成
b)星型ポリマーの合成
c)ハイパーブランチポリマーの合成
d)星型ポリマーナノカプセルの機能
6) 環化ポリマーの合成とナノ空孔による分子認識
3. 両親媒性ランダム共重合体の自己組織化:集合構造制御による材料設計
1) ミセルの精密構築と特徴、機能
a)ブロック共重合体ミセルとランダム共重合体ミセルの違い
b)リビング重合を生かしたミセルのサイズや会合数の制御
c)ミセルの温度応答性、機能応用
2) 自己修復性/選択的接着性ハイドロゲル
3) Sub-10 nmミクロ相分離材料とナノ構造材料
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
●配布資料は、印刷物を郵送もしくはメール送付のどちらかを検討中です。
お申込については4営業日前までのお申込みを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキストが郵送となった場合、資料の到着がセミナー後になる可能性がございます。
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
お申し込み方法
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