氷・雪・霜に関連する物理・化学・生物学的現象の基礎と産業分野での利活用の現状及び新展開【提携セミナー】

氷・雪・霜に関連する物理・化学・生物学的現象セミナー

氷・雪・霜に関連する物理・化学・生物学的現象の基礎と産業分野での利活用の現状及び新展開【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2021/10/20(水)10:30-16:30
担当講師

稲葉 英男 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:47,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:52,800円

★低温現象を利活用した産業分野での具体例を紹介し、

新たな分野での商品開発のアイデア創出に繋げます。

「氷・雪・霜に関連する物理・化学・生物学的現象の基礎と

産業分野での利活用の現状及び新展開」

 

 

低温環境下で起こる水の状態変化に伴って発生する諸現象の解説と

その産業分野における利活用例そして新たな展開について分かりやすく解説します

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

冬期において、年5日以上雪で地表が雪で覆われる全面積は地球陸地の約51%、海氷量は全海洋面積の約10%そして凍土の占める割合は全陸地の約14%と報告されています。このような氷や雪は寒冷地に住む人間にとって馴染の深い低温物質です。

 

氷・雪・霜が人間の生活に与える効果は、利益がある場合と不利益を被る場合があります。積雪寒冷地域では、豪雪災害、船体着氷、航空機着氷、架線着氷、凍上による路面や建物の被害など不利益な面が強調されています。しかしながら、これらの不利益な面は、新たな技術の導入などにより克服されつつあります。

 

一方、生鮮食料の低温保存、雪晒による漂白、寒天の製造、農作物の低温糖化などは従来から低温環境で派生する様々な現象を巧みに利活用してきました。しかしながらこれらの低温環境に利活用技術は、そのメカニズムを十分な理解なく、各産業分野で伝統的に利用されおり、他の産業分野への展開が遅れている現状にあります。

 

このような現状を踏まえて、本セミナーにおいては、低温環境で発生した氷、雪、霜の生成機構やその性質、さらに派生した物理・化学・生物学的現象を詳細に解説します。
さらに、これらの現象を利活用した産業分野での具体例を紹介し、新たな分野での商品開発のアイデア創出に繋がるように本セミナーは工夫しています。

 

 

◆キーワード
・低温水と氷の特性
・気象に関連する氷・雪・霜の構造と派生する諸現象
・氷・雪・霜から派生する諸現象の産業分野での利活用技術

 

◆受講対象者
氷、雪、霜に関連する研究開発分野、関連商品製造・流通販売に関連する企業や官公庁などに所属する方そして教育関連の方、さらに、氷、雪、霜に興味のある方

 

◆必要な予備知識など
特に、必要な予備知識は必要ありません。可能であれば本セミナーの基礎となる出版物:
稲葉英男・福迫尚一郎共著「低温環境下の伝熱現象とその応用」出版社 養賢堂 に目を通してください。

 

 

◆本セミナーで習得できること
(1) 氷、雪、霜の生成機構

(2)氷、雪、霜の特徴と派生する物理、化学、生物的現象

(3)氷、雪、霜の各種産業での利活用事例とその新たな展開

 

担当講師

岡山大学/津山高専 名誉教授

稲葉 英男 先生

 

セミナープログラム(予定)

第1章 低温水と氷の特性
1) 低温状態での水の分子構造
2) 低温状態での水の特性(最大密度、過冷却水など)
3) 氷の結晶構造と関連物質(高圧氷、クラスレート氷、非晶氷など)
4) 氷の特性(焼結、疑似液体膜、チンダル像、復氷など)

 

第2章 気象現象に関連する氷・雪・霜の構造と派生する諸現象
1) 雲における氷晶と過冷却水滴の関係
2) 昇華現象と雪・霜の関係
3) 雪結晶の生成と成長
4) 雨氷(フリージングレイン)の発生機構
5) 雪崩の発生機構とダイヤモンドダスト
6) 人工降雨と降雪
7) 水道管の凍結機構 など

 

第3章 氷・雪・霜から派生する諸現象の産業分野での利活用技術
1)熱的特性の基礎とその産業分野での利活用技術
(a)低温水の過冷却現象とその利活用事例(食品の低温保存、低温下での潜熱保存、
長物質内での微細氷結晶の生成、不凍タンパク質、水滴の凍結抑制など)
(b)氷結晶核生成機構とその利活用事例(人工降雪や降雨、人工消霧など)
(c)水の凍結と氷の融解による潜熱とその利活用事例(氷蓄熱、アイスコンクリート、アイスコンデンサー、凍結鋳造など)

 

2)氷の力学的特性の基礎とその利活用技術
(a)圧力融点降下現象とその産業分野での利活用事例(凍結回避、微細氷結晶生成など)
(b)硬さや強さの変化とその利活用事例(氷曲げ、氷粒子ショットピーニング、など)
(c)凍結界面の付着現象とその利活用技術(冷凍チャック、凍結剥離など)
(d)低温下での体積収縮や相変化に伴う体積膨張現象とその利活用事例(コンクリートの凍結破壊、溶接残留応力除去、異形管の圧着、冷やし嵌め、樹木の凍裂 など)
(e)摩擦係数の変化とその利活用事例(凍結引き抜き加工、スケート電車、氷の搬送、高速スケートリンク、圧雪・氷板路面の滑り抑制装置など)
(f)凍結と解凍による物質(水分)移動とその利活用事例(凍結分離、凍上、凍結濃縮、下水汚泥脱水処理、氷粒子混合コンクリートなど)

 

3)化学的特性の基礎とその産業分野での利活用技術
(a)化学反応速度特性とその利活用事例(凍結濃縮、融雪剤など)
(b)水蒸気圧の変化特性とその利活用事例(冷風乾燥、生ごみの消臭装置など)
(c)昇華蒸発現象とその利活用事例(真空凍結乾燥、アイスライニング、
多孔性食品など)
(d)凍結濃縮現象とその利活用事例(凍結濃縮食品、汚泥の凍結濃縮、凍結摩砕など)

 

4)電気・磁気・光学的特性の基礎とその利活用技術
(a)氷の電磁波特性とその利活用事例(氷レンズやプリズム、アイスレーダーなど)
(b)雪の反射特性とその利活用事例(雪さらし、雪焼け、融雪剤、雪面反射太陽電池性能向上、冷凍食品の解凍など)

 

5)生物的・美術的特性の基礎とその利活用技術
(a)生物的特性とその利活用事例(凍結手術、低体温麻酔、蛋白質凍結変性など)
(b)美術的特性とその利活用事例(着色氷、氷の彫刻、雪像、凍結工芸など)

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2021年10月20日(水) 10:30-16:30

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込、資料付)

 

※学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

配布資料・講師への質問等について
●配布資料は、印刷物を郵送もしくはメール送付のどちらかを検討中です。
お申込については4営業日前までのお申込みを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキストが郵送となった場合、資料の到着がセミナー後になる可能性がございます。

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

★【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】、【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】のいずれかから、ご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。

 

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