成形加工における樹脂製品の物性変化《ブリードアウト不良を事例として》【提携セミナー】
プラスチック加工・成形 高分子材料 生産技術・品質保証 専門技術・ノウハウ
成形加工における樹脂製品の物性変化《ブリードアウト不良を事例として》【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 小林 豊 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
成形加工における樹脂製品の物性変化
~ブリードアウト不良を事例として~
■プラスチックの成形加工■ ■ブリードアウト不良とは?■
■成形加工で物性が変わる理由■ ■成形加工による構造と物性の変化■
■成形加工によるブリード性の変化■
【提携セミナー】
主催:サイエンス&テクノロジー株式会社
受講可能な形式:【Live配信】のみ
★ 20年以上ブリードアウト不良に携わってきた講師が徹底解説!
★ 高分子中を添加剤などが移動・拡散する現象を成形加工の現場レベルで解説!
★ 成形条件を変えると成形品の内部に何が起こるのか?最終的にブリードアウト特性に何が起こるのか?
セミナー趣旨
20年以上ブリードアウト不良に関する講師を務めてきました。従来は、高分子材料の中を添加剤などが移動・拡散する現象の理解を主として説明していました。物理化学を基礎として受講者が問題解決するための基礎を作ることが主眼としていました。ただ、学術的で理解が難しい面もあったので、この度、成形現場に視点を置いて、講座を再構成しました。現場で成形条件を変えると、成形品の内部に何が起こるのか、そして最終的にブリードアウト特性に何が起こるのか一緒に考えましょう。
<得られる知識・技術>
樹脂成型品を設計、成形、取り扱う業務をしている技術者を対象とします。主に射出成形を中心としたプラスチック成形品の内部の構造形成のメカニズム。その内部構造の変化にともなう物性の変化。
担当講師
山形大学 産学連携教授 小林 豊 氏 【元・出光興産】
<主なご経歴・専門・活動など>
1985年 出光興産入社 ポリプロピレン系ポリマーブレンドの開発に従事
2021年 同社を定年退職
同年 山形大学 産学連携教授、海洋分解性高分子の開発に従事
Society of Plastics Engineers日本支部理事
セミナープログラム(予定)
<プログラム>
1.プラスチックの中をモノが素通りするということ
1-1 ブリードアウト不良とは何か
1-2 ブリードアウト不良と類似した現象
(包装材から食品への添加剤の移行、フォギングなど)
1-3 身の回りのプラスチック製品の化学的物理的な構造
1-3-1 単一素材の製品
1-3-2 多層構造の製品
1-3-3 多相構造の製品
1-3-4 微細孔のある製品
1-3-5 発泡、不織布など
1-4 成形加工方法と製品の巨視的な構造
1-4-1 フィルム成形
1-4-2 シート熱成形
1-4-3 ブロー成形
1-4-4 射出成形
1-5 プラスチックの微視的な構造
1-5-1 一次構造 化学結合できまる構造
1-5-2 二次構造 一本の分子鎖の形態に関する構造
1-5-3 三次構造 分子鎖が集合した微細構造
1-5-4 四次構造 凝集構造 空孔、フィブリルなど
2.成形加工による微視的な構造の変化
2-1 成形加工で物性が変わる理由
2-1-1 カタログのMFRだけでは分からないこと
2-1-2 溶融粘度の測定方法
2-1-3 分子量分布の違い
2-1-4 分子量分布により溶融粘度のせん断速度依存性が変化する
2-2 成形加工による構造と物性の変化
2-2-1 延伸による結晶構造の変化
2-2-2 射出成形
2-2-3 流動による結晶化と造核剤による結晶化
2-2-4 急冷と徐冷による結晶化
3.成形加工によるブリード性の変化
3-1 ブリードアウト不良の感覚的な説明 (高分子材料の特性、添加剤)
3-1-1 自由体積という概念
3-1-2 緩和という概念
3-1-3 分子鎖の運動という概念
3-1-4 化学的な親和性という概念
3-2 基本原理の科学的な説明(拡散、溶解度)
3-2-1 拡散方程式の意味するところ
3-2-2 各種モデルを用いた解
3-2-3 溶解度の意味するところ
3-2-4 添加剤の溶解度の理論式
3-1 射出成形品の場所によるブリード性の違い
4.まとめと質疑応答
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
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配布資料
製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
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開催日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
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備考
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