(特に水環境中における)有機フッ素化合物PFOA/Sの除去・分解技術と実用化に向けた課題【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 藤川 陽子 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
☆注目の集まる有機フッ素化合物について「除去技術」「分解技術」に焦点を当てた技術セミナーです
☆実用化を考えた時に課題となる点は?各処理技術のコストはどのくらいになるのか?
(特に水環境中における)
有機フッ素化合物PFOA/Sの除去・分解技術と
実用化に向けた課題
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
PFASは2018年時点で4700種以上が知られ。その分析技術の標準化が進行中である。
FOAとPFOS (以後PFOA/Sと略称)はその化学的特性から、耐熱性や耐腐食性、撥水・撥油性に優れるコーティング剤や素材、消火剤等に使われてきた。近年その代替として、より短鎖のPFASが使用され、新たなPFASの開発も続く傍ら、新旧のPFASの分解や再資源化が研究されている。
PFASの一部は埋立地に埋設または大気中に放出されるが、大半は廃水を経て水環境中に放出されるため、分解し難いPFASの水環境への影響が懸念される。様々なPFASの中でもPFOAとPFOSは生体への濃縮性が高く、環境水や廃水等から今なお検出され、その除去技術のニーズは高い。
本セミナーでは、 PFOA/Sに係わり(1)水環境汚染の実態とこれら化合物の処理に求められる事項、(2)分解技術の原理と処理成績、(3)化学的な構造特性からみたPFOA/Sの難分解性の原因、 (4)水環境汚染浄化のための実用的な水処理のあり方、について論述する。なお、分解処理の原理等は他のPFASに対しても共通な事項が多く、本講座を通じて水圏のPFAS汚染の低減のための技術開発について考える一助としたい。
◆受講後、習得できること
有機フッ素化合物の難分解性の原因についての理解
有機フッ素化合物の完全無機化のために用いることのできる方策と今後の技術開発の動向
有機フッ素化合物の処理コスト
◆講演中のキーワード
PFOS PFOA 水環境 除去
担当講師
京都大学 複合原子力科学研究所 准教授 藤川陽子 先生
■経歴
京都大学工学部卒業 同工学研究科修士課程修了 工学博士(論文)
京都大学複合原子力科学研究所 准教授
■専門および得意な分野・研究
専門は環境工学
難分解性有機物や重金属、放射性物質の除去や除染の技術
地下水汚染問題
■本テーマ関連学協会での活動
環境技術学会
土木学会
水環境学会
セミナープログラム(予定)
1.PFASの中でもPFOAおよびPFOS(PFOA/Sと呼ぶ)による水環境汚染
1) 様々なPFASとその中でのPFOA/Sの位置づけ
2) 各国におけるPFOA/S製造の歴史と環境中への放出
3) 世界の水環境および水に接する底泥中でのPFOA/S濃度レベルの推移
4) 日本におけるPFOA/S汚染
5)ウクライナなど戦地でのPFOA/S汚染への懸念
2. 水環境中のPFOA/Sの除去技術
1) PFOA/S汚染は循環的(cyclical)であることの意味
2)水中のPFOA/Sの分離回収技術
3) 促進酸化による分解法
4) 還元的分解法
5) 紫外線による還元的分解法
6) 特殊な環境条件下での分解方法
7) 電気化学的酸化分解法
7-a) 電位について
7-b) 電極の選定
7-c) 電解質等の影響
8)有望なPFOA/Sの除去技術はどれか
8-a) 受講者の意見を聴取
8-b) 演者の意見
8-c) 受講者との議論
3. 水環境汚染の修復に実用化できるPFOA/S分解技術のコストの考察
1) 受講者の意見を聴取
2) 演者の知る範囲で可能なコストを提示
3) 受講者との議論
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
※配布資料・講師への質問等について
●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
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