ゼロカーボンを目指す社会におけるプラスチックの循環利用法を検討すると共に、

繊維強化複合材料の今後の展開を考察します。

廃プラスチックおよび繊維強化プラスチック（FRP）の

最新リサイクル技術

≪ゼロカーボン時代における有機資源の使い方≫

【提携セミナー】

主催：株式会社情報機構

軽くて丈夫なプラスチックは、工業材料として優れた物性を有していたため、２０世紀後半から生産量が飛躍的に増加した。一方、化石資源を焼却した際に発生した温室効果ガスや、海洋に流出したマイクロプラスチックが地球環境に深刻な影響を与えている。特にガラス繊維や炭素繊維、あるいはセルロースやセルロースナノファイバーで強化されたプラスチックは、航空宇宙あるいは自動車やエネルギー産業へ広く展開することが期待されているが、使用済み製品のリサイクルは非常に難しく、現状では大部分が埋め立て処理されている。本講演では、ゼロカーボンを目指す社会におけるプラスチックの循環利用法を検討すると共に、繊維強化複合材料の今後の展開を考察する。

◆受講後、習得できること

・ゼロカーボンを目指す世界の動向
・温室効果ガスやマイクロプラスチックの発生を抑制するための技術
・繊維強化プラスチック（FRP）の現状と最新のリサイクル技術

◆受講対象者

プラスチック製品、繊維強化プラスチック（ガラス繊維、炭素繊維、セルロース、セルロースナノファイバー）、
多層材等が使用されている製品を製造・販売あるいはリサイクル処理している会社や関連企業の方

担当講師

早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構
ナノプロセス研究所　客員教授 工学博士　加茂 徹 先生

セミナープログラム（予定）

1. 地球環境問題の現状

1.1 温室効果ガスの排出削減
1.2 サーキュラーエコノミー
1.3 SDGｓ

2. プラスチック関連の課題

2.1 マイクロプラスチック
2.2 プラスチックリサイクルの特徴
2.3 プラスチック問題に対する世界の動向
ＥＵのプラスチック戦略
2.4 プラスチック問題に対する日本の動向
日本のプラスチック戦略

3. プラスチックのリサイクル技術の概要

3.1 選別技術
3.2 マテリアルリサイクル
3.3 ケミカルリサイクル
3.3.1 熱分解
3.3.2 ガス化
3.3.3 モノマーリサイクル
3.4 エネルギー回収
3.5 リサイクル技術の評価法

4. 繊維強化プラスチックの現状

4.1 GFRPの現状とリサイクル技術
4.2 CFRPの現状と最新のリサイクル技術
4.2.1 熱分解によるCFRPのリサイクル
4.2.2 液化法によるCFRPのリサイクル
4.2.3 その他のCFRPのリサイクル方法
4.3 リサイクル炭素繊維の標準化

5. 資源循環の未来

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年11月9日（木）　12:30-16:30

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

受講料

【オンラインセミナー（見逃し視聴なし）】：1名41,800円(税込、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー（見逃し視聴あり）】：1名47,300円(税込、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

＊学校法人割引；学生、教員のご参加は受講料50％割引。

オンライン配信のご案内

★　Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

備考

※配布資料・講師への質問等について

●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
（開催1週前～前日までには送付致します）。
＊準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
（土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。）

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
（全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。）
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

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