PCでできる振動解析(セミナー)
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | |
開催場所 | 日本アイアール㈱ 本社セミナールーム(秋葉原駅徒歩3分他) または Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 会場は6人、オンラインは定員なし |
受講費 | 39,600円(税込) |
1日で学ぶ振動解析法とその原理!
PCでできる振動解析
《演習付き》
講座概要
工場の生産や発電所、石油・上下水道などのインフラ、自動車・電車等を支えるポンプ、ボイラー、エンジン、車体など、回転軸の有無にかかわらず、各種機械、設備を安全に稼働させるには、振動の発生及びその振動による機械や設備の不具合・破壊を防がなければなりません。そのためには、まずそれらの振動がどのように発生するのか、あるいはそれぞれの振動特性とはどのようなものかを把握する必要があります。
機器の構成部材は、固有振動数(回転機械の軸系では危険速度)近辺の周波数領域で運転すると大きな振動(共振現象)を発生し、機器の寿命の低下や、騒音や超音波、低周波などの環境への悪影響を生じることになるので避ける必要があります。機器の設計段階においては、要求仕様の実現と並行して固有振動数を把握し、想定される加振周波数との共振現象を避ける構造(質量、剛性)とすることが必須です。
また、振動トラブル発生時には、振動周波数と固有振動数の計測が、解決のための糸口となります。
本講座では主として回転軸、梁形状の機械要素を対象として、固有振動数の物理的な意味を理解します。その上で、振動モードの意味合いと解法理解、加振力による強制振動の計算方法、さらに減衰まで考慮した共振点近傍周波数での強制振動計算ができるようにすることで、対象部材の特性に柔軟に対応することが可能な振動解析法(伝達マトリクス法)を習得します。
この解析法はExcel等の表計算と非常に相性が良く、設計、振動分析に携わる実務者にとっての有益な道具となります。表計算アプリを用いた練習問題(演習)を通じて、回転軸、梁形状構造物における機械振動現象の主要な要件である境界条件を理解することで、自分で一般的な振動現象の解析・予測ができるようになることを目指します。
セミナープログラム(予定)
第1部 2次問題(軸の捩り振動)
1-1 固有振動数の物理的意味
1-2 2次問題の釣合式と行列表示
1-3 境界条件
1-4 振動モード
1-5 強制振動
1-6 減衰を伴う強制振動
1-7 時刻歴振動解析
演習問題
Excelによる表計算
第2部 4次問題(ラテラル振動)
2-1 ラテラル振動問題の変数
2-2 構成要素の行列(マトリクス)表示
2-3 境界条件
2-4 行列式と固有振動数
2-5 振動モード
2-6強制振動と減衰
演習問題
Excelによる表計算
第3部 纏め
・参考文献紹介
・より高度な問題へのアプローチ方法紹介
・講義全般への質疑応答
標準実施時間 5時間+休憩1時間
主な受講対象者
高校数学レベル相当 の行列・行列式の知識がある方で、以下のいずれかに当てはまる方。
- 振動現象に興味のある方
- 機械の構造設計に携わる方
- 生産設備に携わる技術者、技術スタッフ
- 機器の運転管理、メンテナンスに携わる方
備考
受講に際しては、エクセル等など表計算アプリの入ったPC(パソコン)をご準備ください。
※事前に手計算での行列、行列式の考え方の復習、およびエクセル等表計算アプリ上でのMMULT関数など行列関係関数の取り扱いを復習しておいてください。
※PCの持ち出しが困難な方は、先着順にて弊社でのお貸出しも可能です。お早めに事務局にお申しつけください。
公開セミナーの次回開催予定
- 開催日時:未定
- 開催場所:日本アイアール㈱ 本社セミナールーム(秋葉原駅徒歩3分他)または Zoomによるオンライン受講
- 受講料 :39,600円(税込)
※開催1週間前までに最少開催人数に達しない場合は、実施をキャンセルさせていただくことがあります。
※開催の場合は、開催1週間前程度から受講票と請求書を発送させていただきます。
※武田講師による出張セミナーをご検討の方は、お問い合わせください。
お申し込み方法
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