シランカップリング剤の反応メカニズムと処理界面の評価【提携セミナー】
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開催日時 | 2022/11/8(火)10:30~16:30 |
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担当講師 | 幾田 信生 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 55,000円(税込) |
★処理界面の状態や効果の予測、反応メカニズム、処理条件、、、
カップリング剤研究歴40年の講師が、効果的に使いこなすノウハウを伝授します!
シランカップリング剤の反応メカニズムと処理界面の評価
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
40年近くに亘るシラン処理に係わる研究を網羅的に系統だって概説する。長期の研究には業界からの助勢や連携を通して工業的な視点を元に基礎的知見が積み上げられた。その成果には種々の分析法や物性評価法によってシランカップリング剤の反応性や処理表面物性が解明されてきた。中には、シラン処理工程やその効果について陥りやすい先入観や憶測を是正してきた。これらの論説を元に、シラン処理の状態や効果に関わる予測、推定あるいは展開を容易にならしめることを示唆したい。
習得できる知識
・シラン処理工程におけるシラン剤の分析手法および界面強化評価法
・シラン処理有機官能基が示す樹脂濡れ性発現機構並びに界面領域形成の理解
・シラン処理工程から得られるシラン剤縮合体の応用(POSSへの誘導など)
・新規開発の強化材やフィラーに適したシラン処理方法及びその有効性への指針
担当講師
元湘南工科大学 教授 工学博士 幾田 信生 氏
セミナープログラム(予定)
1.シランカップリング剤の種類と反応性
1-1 シラン剤の分子特性、種類
1-2 シラン処理の所謂基礎反応と処理工程
1-3 シラン処理の黎明期研究の紹介と不明瞭さ
2.機器分析によるシラン剤の反応解析とシラン処理層構造
2-1 FTIRによる分析:拡散反射/透過/異常散乱
2-2 熱分解GCによる固着率測定とシラン処理表面構造
2-3 TLCおよびFD-MSによるシラン剤縮合体の解析
2-4 CIRCLERによるシラン剤溶液反応プロセス解析
3.シラン処理の状態と界面強化
3-1 繊維-樹脂界面の強度評価法の紹介
3-2 シラン処理界面強化理論の紹介
3-3 シラン処理層の構造と界面強化理論の発現
3-4 一方向繊維複合材料に見る界面強化の反映
3-5 シラン処理近傍のマトリックス樹脂変性領域の検出:顕微FTIR
4.シラン処理が示す成形性向上作用
4-1 界面強化機構と異にする成形性向上作用:RTM成形
4-2 成形性向上に係わる樹脂濡れ性の本質とは:Wilhelmy試験
5.フィラー類のシラン処理
5-1 多孔質酸化ケイ素類粒子が示すシラン剤の反応性
5-2 粒子の基質組成が及ぼすシラン剤の反応性
6.樹脂マトリックスおよび添加剤との相互作用
6-1 シラン剤の高分子溶液凝固作用
6-2 インテグラルブレンドの本質とは
6-3 シラン剤-PMMAナノコンポジット
6-4 熱可塑複合材にみるフィルムフォーマ(糊剤)共存下の強化理論
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2022/11/8(火)10:30~16:30
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
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※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。