二酸化炭素の有用化学品への再資源化技術【提携セミナー】

カーボンリサイクル CO2回収(DAC)

二酸化炭素の有用化学品への再資源化技術【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2022/5/13(金)10:00~16:30
担当講師

杉本 裕 氏
鎌田 博之 氏
中尾 憲治 氏
深谷 訓久 氏

開催場所

Zoomによるオンライン受講

定員 30名
受講費 66,000円(税込)

★ 二酸化炭素の有用性は? 有価物に転換して再利用、有効活用する技術を徹底解説!

★ 化成品、燃料、高分子、、、 カーボンリサイクルに向けた転換・合成プロセスを詳解!

 

 

二酸化炭素の有用化学品への再資源化技術 

 

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

1.二酸化炭素の有効利用技術の動向と展望
2.CO2の燃料及び化学原料化によるカーボンリサイクルの取組み
3.二酸化炭素から機能性化学品を直接合成する触媒プロセスの開発
4.二酸化炭素を原料とするウレタンの合成

 

 

習得できる知識

  • 二酸化炭素削減のための基本的な取り組み方
  • 二酸化炭素削減のための最新の事例
  • 脱化石資源をめざす化成品製造の範囲と展望
  • 個別事例から見る二酸化炭素対策の現状と今後の課題
  • 二酸化炭素対策の将来展望を想定する際の留意事項
  • 鉄鋼会社におけるCO2削減に関する技術開発
  • CO2からの機能性化学品製造(ポリカーボネート、ポリウレタン)触媒プロセス
  • カーボンリサイクル関連やケイ素資源の有効活用を指向した研究開発の動向や国プロジェクトの状況

 

 

担当講師

1.東京理科大学 杉本 裕 氏
2.(株)IHI 鎌田 博之 氏
3.日本製鉄(株) 中尾 憲治 氏
4.(国研)産業技術総合研究所 深谷 訓久 氏

 

 

セミナープログラム(予定)

<10:00~11:30>
1.二酸化炭素の有効利用技術の動向と展望
東京理科大学 工学部 工業化学科 教授 博士(工学) 杉本 裕 氏

 

【講座概要】
産業活動により排出された二酸化炭素が地球温暖化に関連しているかもしれないことから、二酸化炭素は、その潜在的な有用性にもかかわらず、不要なもの・悪いものという印象をもたれている。 本講演では、持続可能な社会構築のための地球温暖化問題と化石資源枯渇問題の解決に直接的に寄与することが期待される、二酸化炭素の化学的有効利用に関わる技術の近年の開発動向を俯瞰的・網羅的に紹介する。講演後半では、講師自身が携わる研究の対象である二酸化炭素を直接原料とするポリマー材料の合成を題材として、基礎研究の進め方、実用化への課題と対策について考察する。

 

1.二酸化炭素についての基礎事項の確認
1.1 二酸化炭素とは
1.2 二酸化炭素削減対策の基本方針
1.3 CCS・CCU技術の概観

 

2.二酸化炭素の有効利用 概論
2.1 二酸化炭素と資源・エネルギー・環境問題との関連
2.2 二酸化炭素のライフサイクルと各段階における対策
2.3 二酸化炭素の利用
2.4 二酸化炭素の化学変換の反応メカニズム、プロセスの比較

 

3.二酸化炭素の化学的有効利用
3.1 二酸化炭素からの化成品製造の概略
3.2 二酸化炭素からの化成品製造の個別事例
3.2.1 炭化水素の製造
3.2.2 アルコールの製造
3.2.3 炭酸エステルの製造
3.2.4 他の基礎化学品の製造(C1化学中心)
3.2.5 ポリマーの製造

 

4.二酸化炭素の化学的有効利用に関する現状の課題と今後の展望
【質疑応答】

 

 

<12:10~13:40>
2.CO2の燃料及び化学原料化によるカーボンリサイクルの取組み

 

(株)IHI 技術開発本部 基盤技術センター 物理・化学技術G. 博士(工学) 鎌田 博之 氏
【講演概要】
地球規模での気候変動が進み、カーボンニュートラルな脱炭素社会への移行が急がれている。我国においても2020年10月には政府による2050年までの脱炭素社会への移行が宣言され、更には「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」としてカーボンニュートラルへの挑戦を、経済と環境の好循環につなげるための産業政策が策定された。カーボンニュートラル社会の構築のためには、化石燃料の使用により発生したCO2の分離回収および回収したCO2を炭素源として有効利用・資源化する所謂カーボンリサイクル技術の確立が必要である。本講演では燃焼排ガス中に含まれるCO2の分離回収技術およびCO2を燃料や化学原料などの有価物に転換するCO2転換技術についてその原理と特徴を述べる。特にIHIが取り組んでいるカーボンリサイクル技術として触媒を使ったCO2の燃料化技術であるメタネーションや、樹脂やプラスチックの原料となる低級オレフィンの合成プロセス等について紹介する。

 

1.CO2排出抑制および脱炭素化に向けた動向

 

2.CO2分離回収および有価物への転換技術の原理と特徴

 

3.IHIにおけるCO2の燃料化技術の開発

 

4.IHIにおけるCO2の低級オレフィン化技術の開発
【質疑応答】

 

 

<13:50~14:50>
3.二酸化炭素から機能性化学品を直接合成する触媒プロセスの開発
日本製鉄(株) 技術開発本部 先端技術研究所 環境基盤研究部 エネルギー技術研究室 研究第1課 課長 博士(工学) 中尾 憲治 氏

 

【講座概要】
日本製鉄では「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン2050?ゼロカーボン・スチールへの挑戦~」を掲げ、経営の最重要課題として、2050年カーボンニュートラルの実現にチャレンジしている。鉄鉱石を炭素(コークス)で還元する既存製鉄プロセスに代わり、高炉水素還元製鉄、100%水素直接還元プロセス、大型電炉での高級鋼製造の超革新的技術開発を進めることで、CO2排出を極限まで抑えることを目指しているが、どうしても一定量発生するCO2に対しては、CO2を分離・回収し、地中に埋めて貯留するCCSや、化学品などの原料としてカーボンリサイクルするCCUの技術が必要になる。本講演では、日本製鉄におけるゼロカーボン・スチールに向けた概要、化学品原料の製造を目的としたCCU研究開発の取り組みについて紹介する。

 

1.ゼロカーボン・スチールに向けた取り組み概要
1.1 ゼロカーボン・スチールに向けたシナリオ
1.2 鉄鋼製造プロセスからのCO2発生

 

2.日本製鉄におけるCCUに関する研究開発

 

3.CO2からのポリカーボネート中間体製造に関する研究開発

 

4.CO2からのポリウレタン中間体製造に関する研究開発
【質疑応答】

 

 

<15:00~16:30>
4.二酸化炭素を原料とするウレタンの合成
(国研)産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター 研究チーム長 博士(理学) 深谷 訓久 氏

 

【講座概要】
2050年に向けてCO2排出の大幅に削減やサーキュラーエコノミーを実現するため、CO2を含む様々な廃棄物・産業副産物を有用な化学品へと再生して有効利用する「資源循環社会」の実現が望まれています。本講演では、CO2有効利用技術を含むカーボンリサイクル関連技術ならびにケイ素資源の有効活用を指向した国プロジェクトの紹介と最新の研究開発動向について紹介します。

 

1.カーボンリサイクル技術開発の動向

 

2.砂や灰などを原料とするケイ素機能性化学品製造技術
2.1 砂や灰からテトラアルコキシシランを直接製造する技術(NEDO有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発成果)
2.2 都市ごみ由来の溶融スラグから高比表面積シリカを製造する技術

 

3.CO2を原料とする機能性化学品製造技術
3.1 CO2からケイ素化合物から有機カーボネートを合成する技術
3.2 CO2からウレタン原料を合成する技術

 

4.カーボンリサイクル技術の展望
【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2022/5/13(金)10:00~16:30

 

開催場所

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

1名につき66,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込み)〕

 

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

おすすめのセミナー情報

製造業eラーニングTech e-L講座リスト

製造業向けeラーニングライブラリ

アイアール技術者教育研究所の講師紹介

製造業の新入社員教育サービス

技術者育成プログラム策定の無料相談受付中

スモールステップ・スパイラル型の技術者教育

技術の超キホン

機械設計マスターへの道

生産技術のツボ

早わかり電気回路・電子回路

早わかり電気回路・電子回路

品質保証塾

機械製図道場

スぺシャルコンテンツ
Special Contents

導入・活用事例

テキスト/教材の制作・販売