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2024/12/4(水)13:00~17:00
お問い合わせ
03-6206-4966
開催日時 | 2024/7/12(金)10:00~17:00 |
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担当講師 | 横川 凌 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 66,000円(税込) |
★ナノスケールでのフォノン輸送に基づく,エネルギーおよび熱伝導の制御・計測の考え方とは?
★放熱熱伝導,熱絶縁,熱電変換,量子工学,先端医療など,応用展開とその可能性
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
近年,デバイスの高性能化に伴い熱が重要視されており,材料・デバイス中の熱特性を正しく捉えることは高効率デバイスを作製する上で欠かせない。計算によるフォノン輸送の予測,熱伝導および熱散逸の機構を調べる研究などが活発に行われている。本講座では,格子振動とフォノンの関係について触れたあと,フォノンエネルギーの評価手法や最新の応用研究についても学ぶ。
・フォノンエネルギーの測定方法,応用について ~X線非弾性散乱法,ラマン分光法を中心に~
・熱伝導やエネルギーの移動や制御への応用について ~熱電変換材料など低い熱伝導率が求められる機能性材料を中心に~
・フォノンエンジニアリングに基づいた異種熱電材料間の界面熱抵抗と低熱伝導率化
・相転移材料を用いた熱・電気輸送の制御
・フォノンモードを区別したラマン分光計測による半導体デバイスにおける熱流・熱効果観測とフォノン制御・利用
【第1部】明治大学 理工学部電気電子生命学科 助教 博士(工学) 横川 凌 氏
【第2部】東海大学 工学部 応用化学科 教授 博士(工学) 高尻 雅之 氏
【第3部】九州大学 工学研究院 機械工学部門 教授 博士(工学) 宮崎 康次 氏
【第4部】東京工業大学 元素戦略MDX研究センター 准教授 博士(工学) 片瀬 貴義 氏
【第5部】千葉大学 大学院 工学研究院 教授 博士(工学) 石谷 善博 氏
【10:00~11:00】
第1部 フォノンエネルギーの測定方法,応用について ~X線非弾性散乱法,ラマン分光法を中心に~
●講師 明治大学 理工学部電気電子生命学科 助教 博士(工学) 横川 凌 氏
1.はじめに
1.1 フォノンエンジニアリング
1.2 格子振動とフォノンの関係
1.3 フォノンエネルギー測定手法
2.X線非弾性散乱法
2.1 原理
2.2 X線非弾性散乱装置
2.3 X線非弾性散乱スペクトル,フォノン分散曲線の一例
2.4 計算結果との比較
3.ラマン分光法
3.1 原理
3.2 ラマン分光装置
3.3 ラマンスペクトルの一例
3.4 ラマンスペクトルの活用方法
【質疑応答】
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【11:15~12:15】
第2部 熱伝導やエネルギーの移動や制御への応用について ~熱電変換材料など低い熱伝導率が求められる機能性材料を中心に~
●講師 東海大学 工学部 応用化学科 教授 博士(工学) 高尻 雅之 氏
1.機能性材料における熱輸送
1.1 フォノンエンジニアリング
1.2 熱電変換材料とは
1.3 熱電変換材料におけるフォノンエンジニアリング
2.熱輸送の測定方法
2.1 熱伝導率の測定
2.2 群速度の測定
2.3 フォノン平均自由行程の測定
3.単結晶材料における熱輸送
3.1シリコン単結晶の表面酸化膜の影響
3.2 シリコン単結晶の配向性の影響
3.3 シリコン単結晶の不純物濃度の影響
4.アモルファス材料における熱輸送
4.1 アモルファスシリコン薄膜
4.2 アモルファスシリコン・ゲルマニウム薄膜
【質疑応答】
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【13:15~14:30】
第3部 フォノンエンジニアリングに基づいた異種熱電材料間の界面熱抵抗と低熱伝導率化
●講師 九州大学 工学研究院 機械工学部門 教授 博士(工学) 宮崎 康次 氏
1.界面熱抵抗とは
1.1 熱伝導と界面熱抵抗
1.2 異種材料間の界面熱抵抗
1.3 界面熱抵抗を考慮した混合物の見かけの熱伝導率
2.塗布熱電材料
2.1 熱電塗布膜
2.2 熱電塗布膜の熱伝導率測定
2.3 3オメガ法による異種材料の界面熱抵抗測定
3.界面熱抵抗モデルについて
3.1 界面熱抵抗モデル(DMM, AMM, MTM)
3.2 フォノン分散関係
3.3 古スペクトルDMMモデルによる計算とメカニズム理解
4.機械学習を用いた分子動力学計算
4.1 分子動力学法について
4.2 MTPポテンシャルについて
4.3 得られた熱伝導率と界面熱抵抗
【質疑応答】
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【14:45~15:45】
第4部 相転移材料を用いた熱・電気輸送の制御
●講師 東京工業大学 元素戦略MDX研究センター 准教授 博士(工学) 片瀬 貴義 氏
1.2次元-3次元構造転移材料
1.1 2次元・3次元構造物質の特徴
1.2 2次元-3次元構造転移材料の設計
1.3 非平衡合成プロセス
2.2次元-3次元構造転移材料の構造と物性
2.1 結晶構造
2.2 電気・熱伝導特性
2.3 電子構造・フォノン状態計算
3.2次元-3次元構造転移材料の応用
3.1 構造転移温度の制御
3.2 電場印加構造転移
3.3 材料系拡大による将来展望
4.散逸エネルギー測定
4.1 散逸エネルギー測定の原理
4.2 散逸エネルギーによる疲労限界点の予測測定
【質疑応答】
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【16:00~17:00】
第5部 フォノンモードを区別したラマン分光計測による半導体デバイスにおける熱流・熱効果観測とフォノン制御・利用
●講師 千葉大学 大学院 工学研究院 教授 博士(工学) 石谷 善博 氏
1.音響フォノンと光学フォノン
1.1 音響フォノンと光学フォノンの特性
1.2 音響フォノンおよび光学フォノンと電子の相互作用
1.3 電子・光デバイスにおけるフォノンモード区別の重要性
2.ラマン散乱分光
2.1 ラマン散乱原理,ストークス光とアンチストークス光
2.2 光学フォノンと音響フォノン
2.3 ラマン散乱分光による3次元フォノン輸送計測
2.4 時間分解分光でわかること
3.縦光学フォノンを用いたTHz~中赤外線発光
3.1 半導体表面マイクロ構造からのTHz~中赤外発光原理
3.2 超高速発光と効率:フォノン利用の優位性
3.3 今後の応用可能性
【質疑応答】
2024/7/12(金)10:00~17:00
Zoomによるオンライン受講
1名につき66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
資料は事前に紙で郵送いたします。
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。