〇本講座では、界面張力測定を積極的に活用して一歩進んだ物性評価、

物性制御を行うための基本的な考え方と解析に必要な熱力学式の使い方に焦点を絞ってご説明いたします。

コロイド、界面化学の研究における

界面張力測定の活用方法

《界面張力測定の積極活用から一歩進んだ物性評価、

物性制御を行うための基本的な考え方と解析に必要な熱力学式の使い方》

【提携セミナー】

主催：株式会社情報機構

界面張力はコロイド、界面化学の様々な研究分野で基礎的な物性値として測定されることが多いですが、界面張力をどのように制御するか、あるいは、界面張力の測定データを解析して、例えば、混合吸着膜や混合ミセルの組成や、分子間相互作用の情報を引き出す方法は教科書にはあまり記述がないように思われます。本講座では、界面張力測定を積極的に活用して一歩進んだ物性評価、物性制御を行うための基本的な考え方と解析に必要な熱力学式の使い方に焦点を絞ってご説明いたします。

◆受講後、習得できること

• 界面活性剤が1種類の場合の界面張力の取り扱い
• 吸着膜の相転移を応用した界面張力、界面物性の制御
• 界面活性剤が2種類の場合の界面張力の取り扱い
• 界面張の測定データから混合吸着膜、混合ミセルの組成を求めるためのノウハウ
• 応用例 ：乳化、ピッカリングエマルション、表面電荷と泡の安定性
• 界面活性剤が3種類、界面活性剤以外の共存物質がある場合の取り扱い

◆受講対象者

• 本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

◆必要な予備知識など

•  大学学部レベルの物理化学（熱力学）の基礎知識
•  界面活性剤の初歩的な知識（学部向け教科書程度）

◆キーワード

界面活性剤、吸着膜、ミセル、熱力学、界面張力

担当講師

広島大学大学院 先進理工系科学研究科 准教授

松原 弘樹　氏

セミナープログラム（予定）

1． 気液、液液界面への界面活性剤の吸着
1） 界面張力の熱力学の基礎
2） 吸着量の求め方、非イオン界面活性剤とイオン性界面活性剤の吸着式の違い
3） 界面張力の温度変化から得られる情報、吸着膜相転移

2． 混合吸着膜
1) 界面活性剤2成分混合吸着膜の吸着量の求め方
2) 界面活性剤2成分混合吸着膜の組成の求め方
3) 混合吸着膜中での分子間相互作用の評価

3． 混合ミセル
1） 混合ミセルの組成の求め方
2） 混合ミセル中での分子間相互作用の評価
3） 臨界ミセル濃度以降での混合ミセルの組成変化

4． 多成分混合系
1） 界面活性剤3成分系
2） 無機電解質共存系
3） その他の共存物質がある場合

＊応用例については１～４の中で適宜お話いたします。

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年4月13日（木）　10:30-16:30

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

受講料

1名47,300円(税込（消費税10％）、資料付)
＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

＊学校法人割引；学生、教員のご参加は受講料50％割引。

　●録音・撮影行為は固くお断り致します。
　●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。

オンライン配信のご案内

★　Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

備考

配布資料・講師への質問等について

●配布資料は、印刷物を郵送もしくはメール送付のどちらかを検討中です。
　お申込については4営業日前までのお申込みを推奨します。
　それ以降でもお申込みはお受けしておりますが（開催1営業日前の12:00まで）、
　テキストが郵送となった場合、資料の到着がセミナー後になる可能性がございます。

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
（全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。）
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

お申し込み方法

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