フィルム製膜における延伸・配向技術とその解析【提携セミナー】

Ga2O3の結晶成長・薄膜形成

フィルム製膜における延伸・配向技術とその解析【提携セミナー】

開催日時 2024/8/20(火)10:30~16:15
担当講師

大越 豊 氏
井﨑 博大 氏
渡邉 亮太 氏

開催場所

Zoomによるオンライン受講

定員 30名
受講費 60,500円(税込)
★ 分子配向メカニズムを徹底解説! 的確な条件設定による物性の設計を学ぶ!

 

フィルム製膜における

延伸・配向技術とその解析

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

1.高分子延伸プロセスにおける分子配向形成メカニズムと結晶化挙動

2.フィルム延伸技術とフィルムシート成形における品質安定化

3.延伸プロセスにおける分子配向過程の可視化、解析技術

 

受講対象

  • 高分子延伸に興味を持たれている技術者
  • 延伸時の分子配向解析、複合材料の界面分析、二次元相関解析を活用したスペクトル解析、顕微赤外分光法や近赤外分光法の活用事例に興味をお持ちの方

 

習得できる知識

  • 繊維・フィルムの諸物性は構造で決まり、構造は延伸条件で決まる。この関係性を理解することで、的確な延伸条件設定によって物性が設計できる様になる。
  • 大量のスペクトルデータの解析に統計的手法を活用する利点、顕微赤外分光法や近赤外分光法の活用方法、延伸時の高分子配向に関する知見

 

担当講師

【第1部】信州大学 繊維科学研究所 特任教授 工学博士 大越 豊 氏

 

【第2部】(株)日本製鋼所 イノベーションマネージメント本部 先端技術研究所 成型加工G 井﨑 博大 氏

 

【第3部】(国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門 主任研究員 博士(工学) 渡邉 亮太 氏

 

セミナープログラム(予定)

<10:30~12:00

1.高分子延伸プロセスにおける分子配向形成メカニズムと結晶化挙動

信州大学 繊維科学研究所 特任教授 工学博士 大越 豊 氏

 

【講座概要】

高分子の延伸工程は暖めて引き伸ばすだけの単純な工程だが、その実態はかなり複雑である。延伸によって分子鎖が配向し、さらに分子配向が配向結晶化を引き起こす結果、配向した結晶部と非晶部が繰り返されるNano-compositeとも呼ばれる構造が形成される。この構造によって、強く、それでいてしなやかに曲がるという繊維やフィルム特有の性質が得られる。また延伸によって素材の性質が大きく変化し、厚み方向の拘束も無いことから、高次構造はごく短時間で破壊、再構成され、この過程で基本的な物性が決まることが多い。この講義では、フィルム延伸中に起こるこれらの現象の概要を知り、延伸条件によって繊維・フィルム等の物性を設計する上で必要な基本センスを身に着けていただくことを目指す。

 

【受講対象】

高分子延伸に興味を持たれている技術者

 

【受講後、習得できること】

繊維・フィルムの諸物性は構造で決まり、構造は延伸条件で決まる。この関係性を理解することで、的確な延伸条件設定によって物性が設計できる様になる。

 

1.延伸装置と延伸条件

 

2.延伸工程で加わる力と熱

 

3.延伸の基礎方程式

 

4.分子配向の3要素

4.1 配向形態

4.2 配向度

4.3 配向要素

 

5.延伸による分子配向

 

6.配向結晶化

 

【質疑応答】

 


<13:00~14:30>

2.フィルム延伸技術とフィルムシート成形における品質安定化

(株)日本製鋼所 イノベーションマネージメント本部 先端技術研究所 成型加工G 井﨑 博大 氏

 

【講座概要】

光学フィルムをはじめとするフィルムシート成形において,厳しくなる要求品質を満たすためには,各装置の特性を理解し最適な操作が必要とされる。本講演では,各成形装置による高品質化への技術と対策を紹介する。

 

1.フィルムシート成形技術の最近の動向

 

2.フィルムシート成形装置の概要

2.1 押出機

2.2 ダイ

2.3 キャスティング装置

2.4 延伸機

2.5 巻取機

 

3.押出機の未溶融や熱劣化防止

 

4.ダイの不良・不安定現象の対策

 

5.キャスティングのネックイン,シート厚み解析

 

6.延伸工程のフィルム安定化技術

 

【質疑応答】

 


<14:45~16:15>

3.延伸プロセスにおける分子配向過程の可視化、解析技術

(国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門 主任研究員 博士(工学) 渡邉 亮太 氏

 

【講座概要】

本講座では、高分子材料の延伸配向挙動を観測することで、分子スケールの構造とマクロ物性の相関を解明するための分析技術について解説する。延伸時の高分子の結晶部と非晶部の配向性の違いや、フィラーを含む高分子複合材料の異種界面の構造や状態が配向挙動にあたえる影響を分析可能な手法を紹介する。本分析技術により得られる知見は、高機能材料の設計指針構築への活用が期待できる。

 

【受講対象】

延伸時の分子配向解析、複合材料の界面分析、二次元相関解析を活用したスペクトル解析、顕微赤外分光法や近赤外分光法の活用事例に興味をお持ちの方

 

【受講後、習得できること】

大量のスペクトルデータの解析に統計的手法を活用する利点、顕微赤外分光法や近赤外分光法の活用方法、延伸時の高分子配向に関する知見

 

1.分光法とインフォマティクスを組み合わせた高分子材料の延伸配向過程の解析技術開発

 

2.近赤外分光法と二次元相関解析を組み合わせたレオ・オプティカル近赤外分光法

2-1 レオ・オプティカル近赤外分光法

2-2 ポリプロピレンの延伸配向挙動のリアルタイムモニタリング

2-3 高分子複合材料の延伸配向挙動と界面状態の相関

 

3.レオ・オプティカル赤外分光イメージングによる延伸挙動の可視化

3-1 顕微赤外分光法

3-2 二次元相関マッピングによるスペクトル解析

3-3 球状シリカ/ポリプロピレン複合材料の延伸挙動の可視化

3-4 ガラス繊維強化樹脂の延伸配向挙動と物性の相関

 

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2024/8/20(火)10:30~16:15

 

開催場所

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

1名につき60,500円(消費税込・資料付き)

〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

資料は事前に紙で郵送いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

 

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