座りの人間工学から自動車用シートを考える【提携セミナー】

人間工学_自動車用シートの基礎知識

座りの人間工学から自動車用シートを考える【提携セミナー】

開催日時 2023/3/28(火) 12:30~16:30
担当講師

上野 義雪 氏

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

定員 30名
受講費 非会員: 49,500円(税込)
会員: 46,200円(税込)

★誰も教えてくれない「座りの科学」を基礎からじっくり学べます!

自動車用シート、椅子開発に関わる方はぜひご参加下さい!

 

座りの人間工学から自動車用シートを考える

 

《座姿勢の身体負担をどこまで軽減できるか》

 

【提携セミナー】

主催:株式会社R&D支援センター

 


 

若者の自動車離れ、高齢ドライバーによる交通事故急増、AI(人工知能)自動車、地球温暖化など人間にとって便利であった自動車がマイナスの部分を表出する時代になった。

 

時代が変わっても、自動車の運転姿勢や乗車姿勢は、座姿勢以外には考えられない。

 

床に足が着き、臀部・下腿部・背面・後頭部がシートに接する座姿勢であるから、シートは人体の接触部位をうまく支持する役割を備えていなければならない。果たしてこれらの機能を備えたシートに仕上がっているであろうか。

 

近年、量産化されるいす・シートの設計は、ほぼCADによるものであり、残念ながら手書きによる原寸図の設計は姿を消してしまった。いす・シートは建築・室内・人間工学の分野では「人体系家具」として扱われ、原寸図により寸法や角度の検討が成されてきた。この原寸図による1㎜の寸法、1°の角度が着座姿勢や座り心地に大きな影響を与えることは原寸図をひいてみないと理解しにくい実情がある。CAD製図ではこの1㎜、1°の意味が実感として伝わってこないことがおおきな問題として捉えている。

 

この結果、設計段階から人体といす・シートとの関係が希薄になり、完成品が身体に合わない、違和感があるなど座り心地のよさとはかけ離れた座具の生産に繋がってしまうと考えられる。

 

知人のいすデザイナーであるI氏は、人間工学をマスターした唯一のデザイナーである。そして未だに手書きによるいす設計を行っておられ、まさに達人の取り組み方であると評価をしている。その内容は、(1)人間工学の学術的習得、(2)原寸図によるいす設計とアナログ的なアプローチが完成度の高いいすづくりに至っているものと考えている。そしてこの結果、彼の作品には常に合格点がつく。いす・シートに関わる人々は、この意味を忘れてはならない。

 

仮に量産シートであっても、彼の様に座りの基礎が身についているならば、合格点に近いシートづくりが可能となる筈である。これは、私の50年に及ぶ「座・姿勢研究」の経験から明言できる。

 

日本におけるいす生活の歴史は極めて短い。座り方も選び方も、そして造り方も誰も教えてくれない。それ故に日本におけるいす・シートづくりは、視覚的に評価されても座り心地を備えた座具が多く誕生しないのは当然のことと言わざるを得ない。

 

いま思うに文科省が子供たちに座ることの意味と座り方を教えていたならば、視力の低下防止、猫背姿勢の回避など健康面における効果が期待でき、いすの座り方や選び方を正しく理解できていたであろうと残念でならない。

 

そこで、欧米諸国に劣らないいす・シートの製作を目標として「いすづくり」や「いす使い」に欠かせない基礎的知識をお伝えすることができるならばと考え、本セミナーを引き受けることにした。

 

AI自動運転に多くの関心と期待がされる時代に突入した。一方で、日常生活における着座姿勢は、人間の寿命を短くするという研究結果が発表され、このことが家具メーカーに大きな影響を与え、座り姿勢が悪もの扱いされる実情がある。

 

人体の骨格構造を姿勢と重力の観点からみると、座姿勢は人体に無理を強いる姿勢であることは明白である。このことを生活者やメーカー、マスコミなどに繰り返し伝えてきたが、残念ながらいす・シートづくりの現場にその声が届かないのは実に残念なことである。

 

いす・シートの研究に関わり50年になる。大学教員退職後の終活の中で資料を整理している中でシートセミナーの講師を1989年から6社において合計27回お引き受けしてきたことが分かった。多い時は1社のセミナーを年間2回開催されたこともある。これらのセミナーにご参加をいただいた方々の中にはシートデザインやシート研究の第一人者として活躍されておられる方が誕生し、講師冥利に尽きる。

 

本セミナーでは、これまでの経験をもとに「シートづくりの基礎」としての知識をお伝えすることにより、座り心地向上のシートづくりやAI自動車運転の実用化に伴う新たなシートづくりの参考になることを願ってセミナーを計画した次第である。

 

長引くコロナ禍の中で、移動手段が一時的に公共交通機関から自動車へ移行するなど、自動車の優位性が評価された実情を鑑み、更なるシートづくりに向けて役立つならば幸いである。

 

◆ 受講対象・レベル

  • 座りに関わる企画・開発・設計ご担当の方
  • 座りに関わる販売・営業ご担当の方
  • 座りに関心をお持ちの方

 

◆ 得られる知識

  • 日常生活における座りと座具の意味と人間工学応用の目指すもの
  • いす、シートの役割と機能条件
  • 座具における座りの常識と非常識
  • いすとベッドの共通性理解から未来のシート環境について

 

◆ キーワード

自動車、シート、椅子、人間工学、ユニバーサルデザイン、座り、姿勢、設計

 

担当講師

上野研究室 主宰 博士(工学) 上野 義雪 氏

 

<ご専門>
・建築計画、室内計画(インテリアデザイン) 人間工学(いす・シート・腰掛・寝具 トイレ 浴室洗面 キッチン設備など)
・工業デザイン(筆記具 VDT LED照明 履物など)の人間工学
・人体・動作寸法の計測
・実験手法
・看護の人間工学
・ユニバーサルデザイン
・その他

 

セミナープログラム(予定)

1.デザインとは?

 

2.「座姿勢」は悪か

 

3.いす・シートづくりを教育の側から観る

 

4.「知らないで」いす・シートづくり

 

5.いす・シートづくりに「人間工学」の活用を

 

6.「座姿勢」の身体的負担

 

7.いすづくりとベッドづくりの共通点

 

8.いすの支持面のプロトタイプ

 

9.人体支持具としてのベッド

 

10. 事務用いす、車いす、座椅子

 

11.いすの座り方と選び方

 

12.「体圧分布図」で何が分かる

 

13.「寝具の三層構造」はクッション材料構成の常識

 

14.自動車シート 運転姿勢に影響するシートの条件
14-1.好ましいシートの着座位置の調整
14-2.初期における自動車用シートの調査・実験概要
・シートのクッション性の嗜好調査
・長時間運転におけるシートの評価調査
14-3.調査・実験結果による提案
14-4.参考文献

 

15.鉄道車輛用腰掛

 

16.航空機シート

 

17.シートづくりの原理原則と具備すべき条件

 

18.作る側にも使う側にも「座育」のすすめ

 

19.着衣とシート表皮材との相性

 

20.ドライバーズシューズとフロア材

 

21.骨盤サポートの効果と応用

 

22.AI自動車と「明日に向け、次世代に向けて」のシートづくり

 

スケジュール
12:30-14:20 講義
14:20-14:30 休憩
14:30-16:30 講義

 

※講義の進行状況により多少前後いたします。

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年03月28日(火) 12:30~16:30

 

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

 

受講料

非会員: 49,500円(税込)
会員: 46,200円(税込)

 

会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から

  • 1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
  • 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

 

※セミナー主催者の会員登録をご希望の方は、申込みフォームのメッセージ本文欄に「R&D支援センター会員登録希望」と記載してください。ご登録いただくと、今回のお申込みから会員受講料が適用されます。

 

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LIVE配信のご案内

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備考

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

 

  • セミナー資料は事前にPDFでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

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