クリーンルームにおけるゴミ・異物対策および静電気対策の基礎と実践【提携セミナー】

クリーンルーム内ダスト

クリーンルームにおけるゴミ・異物対策および静電気対策の基礎と実践【提携セミナー】

開催日時 2025/10/15(水) 10:30~16:30
担当講師

矢島 良彦 氏

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

定員 30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
受講費 非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 44,000円 (本体価格:40,000円)

☆クリーンルームの基本知識から現場で役立つ静電気対策のポイントまでを、

分かりやすく解説します!

 

クリーンルームにおける

ゴミ・異物対策および静電気対策の基礎と実践

 

【提携セミナー】

主催:株式会社R&D支援センター

 


 

◆セミナー趣旨

クリーンルームは管理無ければ只の箱、と言われます。その管理の基本『クリーン化の四原則』を明確にし、対象となるエリア『加工点』『保管場所』『搬送系』の3点を対象に、清掃を含めて、いかに効率的にかつ効果的な管理を行うのかを、いくつかあるクリーンルームの形態毎に、不良につながる可能性状態を動画や写真でご紹介し、効果的な管理につながる手法を明らかにして行きます。

 

  • 「クリーンルーム環境で製造をしていても、異物不良が発生して困っています。」
  • 「クリーン度の数値は規格内にあり問題ないのに、異物不良が多発して悩んでいます。」

 

こうした声を多く聞く様になりました。これは、自工程で不良につながる粒子径や様態を確実に掴んでいないこと。また、パーティクルカウンターに頼った微粒子管理を優先していることが、要因として考えられます。5~10~100μmと言った『粗大粒子』にも着目し、ゴミ・異物の見える化手法やパーティクルカウンターでは、計測し難い粒径や様態の検出手法、数値管理方法を述べて参ります。

 

また、ゴミ・異物管理~対策において避けて通れない『静電気』にも目を向けて管理手法・対策手法を明らかにして参ります。

 

現場に戻り即役立つ情報・技術・管理手法等を分かりやすく解説致します。ご質問や疑問点があるときは、質疑応答時間若しくは 終了後メールにてお寄せください。多くのご質問をお待ちしております。一緒に考えて解決して行きましょう。

 

◆習得できる知識

(1) クリーンルーム環境の管理手法と実務(清掃のあり方、方法)
(2) ゴミ・異物の見える化手法と粗大粒子の捉え方と数値管理手法
(3) 防塵衣のあり方と管理、防塵衣の選定方法 等
(4) ゴミ・異物対策を進める上での静電気対策の考え方
(5) その他(クリーン化技術全般に渡る知識、事例紹介)

 

◆受講対象

(1) クリーンルーム環境での、製造業務に携わり2~3年の若手エンジニアや新人の方
(2) クリーンルーム環境での、製造に携わり、現場キーマンをめざす方、中堅、新人の方
(3) これから異物対策に携わる管理・監督者の方
(4) ゴミ・異物不良でお困りの方
(5) ゴミ・異物を嫌う、ものづくり環境の構築に取り組む方

 

◆必要な予備知識

(1) この講義を受講のために、事前知識や準備は必要ありません
(2) 初心者・新人の皆さんにも理解できる様、資料にも工夫しております
(3) 実際の写真や動画を随所に挿入し、分かり易く解説致します
(4) 現在抱える課題・疑問等あれば、事前もしくは当日ご紹介いただければ、講義の中で事例研究として展開させていただきます

 

◆キーワード

クリーンルーム,クリーン化,ゴミ,塵,ホコリ,埃,発塵,静電気,対策,研修,講座,セミナー

 

担当講師

ザッツ ブレイン 矢島 良彦 氏

 

【個人経歴】
・元セイコーエプソン(株)液晶表示事業、
半導体事業、品質保証推進室、生産技術開発本部、等に在籍
– 一貫してクリーン化技術関連業務を担当
– 全社クリーン化技術活動を牽引
– 国内外事業所、海外現地法人の
クリーン化支援、人材育成、啓蒙活動を担当(1983~2011年)
– 全社クリーン化技術専門部会リーダー:5期歴任
– 全社クリーン化技術推進部会サブリーダー:6期歴任
・日本空気清浄協会 JIS標準作成専門委員会に参画 (2005~2006年度)

現在:
・クリーン化技術コンサルタント:ザッツ ブレイン 代表(2011/6/21起業~現在に至る)
・NCC(株)生産環境クリーン化事業部 チーフコーディネーター
・日本空気清浄協会 個人会員
・元シーズシー(有)技術顧問

 

セミナープログラム(予定)

1.クリーンルームにおけるゴミ・異物対策の基礎知識
1-1. なぜクリーン化が求められるのでしょうか?
1-2. クリーンルームの導入効果とは?
1-3. 加速するクリーン化の要求
1-4. ものづくり環境はどうあるべきなのか?
:良い清浄環境とは?良い製造環境とは?
1-5. クリーンルームの目的とは
1-6. クリーンルームの活用事例
1-7. クリーンルームの分類
1-8. クリーンルームのはじまり~歴史
1-9. クリーンルームの定義
1-10. クリーンルーム環境の留意点
1-11. クリーンルームの方式と特徴
1-12. 2つの清浄化メカニズム
1-13. HEPA/ULPAフィルターとは
1-14. エアーフィルターの捕集原理と捕集効率
1-15. なぜクリーン化四原則なのか?
1-16. クリーン度の表し方/クラス比較
1-17. クリーンルームの日常管理、等

 

2.クリーンルームの清掃と見える化機器の活用管理
2-1. クリーン化における清掃は技術として捉えよう
2-2. この差ってなんですか?:掃除と清掃の違いって分かりますか?
2-3. クリーンルームの清掃の目的と意義
2-4. 3つの管理POINTと標準化:いつ?誰が?どうやって?
2-5. 生産環境における清浄化対象箇所とは
2-6. 清掃はいつやるのが良いのか?:始業時?終業時?昼休み前後?
2-7. クリーン化の四原則における清掃の位置付け:除去/排除する
2-8. 清浄化の重点箇所と留意点:加工点/保管場所/搬送系
2-9. 見える化機器の活用法
2-10. なぜ見える化が必要なのか?
2-11. 気流の可視化も重要:浮遊異物は気流によって運ばれる
2-12. クリーンルームの清掃方法
(1)清掃作業員の適正化も大切
(2)清掃方法の分類と方法:日常/定期/特別と言う捉え
(3)清掃方法に関する留意事項:清掃し易い環境をつくる
(4)清掃の手順はどうするのか?
(5)清掃資材の汚れ状態も確認しよう
(6)清掃用具類のあり方
(7)清掃方法の効果と比較
(8)静電気による粒子付着に対する清掃POINT
(9)粘着マットの剥がし方にも注意を!等

 

3. 防塵衣の管理と身近な発塵源と発塵対策
3-1. なぜ防塵衣を着るのでしょうか?
3-2. 防塵衣の適正化に取組む各メーカー
3-3. 人間の動作と発塵量
3-4. クリーンルーム内のゴミ・異物の割合は?
3-5. 皮膚からの発塵の抑制の考え方
3-6. 防塵衣に求められる性能
3-7. 織り込み導電繊維の効果って知ってますか?
3-8. 防塵衣の性能を発揮するには?
3-9. 防塵衣着用時の発塵機構を知ろう
3-10. 動作発塵評価方法と評価事例ご紹介
3-11. ポンピング発塵データご紹介
3-12. 評価環境と機器類とは?
3-13. 防塵衣クリーニングのあり方:専用クリーニングとは?
3-14. 身近な発塵源と発塵対策:粗大粒子の捉え
(1)身近な発塵源の状況可視化:動画でご紹介
(2)クリーンルーム内で使用する資材の評価と評価方法/データ
(3)粗大粒子と言う捉え
(4)クリーンルームの中には、5μm以上の異物はないのでしょうか
(5)自工程で不良につながる異物粒径を知ろう
(6)粗大粒子による影響が大きい現実
(7)粗大粒子が原因となった不良事例ご紹介
(8)JISによる粒子の分類と定義
(9)微粒子と粗大粒子の挙動/振る舞いの違いとは?
(10)気中パーティクルカウンターの特性
(11)パーティクルカウンターの吸引量による違いを知ろう
(12)ゴミ・異物の大きさと挙動の認識(鉄1kgと綿1kgどっちが重い?)
(13)粗大粒子対策は換気回数を上げても、減少しない
(14)粗大粒子は見える化出来る!
(15)粗大粒子の見える化から数値化/数値管理法
(16)ISO-14644シリーズ規格
(17)ISO-14644-9表面清浄度規格:SCP規格
(18)ISO準拠 粗大粒子測定器:落下塵カウンターの概要、等

 

4. クリーン化・異物対策における静電気対策の基礎と実践
4-0. クリーン化において、なぜ静電気に注力しなければいけないのか?
4-1. 電気とは・・・(動電気/静電気)
4-2. 静電気の基本(静電気の発生と静電気要因不良)
4-3. 静電気対策方法:考え方
4-4. イオナイザーの種類と特性:選択ミスは不良につながる
※選択ミスは、なぜ製品のダメージにつながるのか?
4-5. 除電のメカニズム
4-6. イオナイザー使用時の注意点
4-7. 作業環境(湿度)と静電気の発生
4-8. 静電気対策は、費用が掛かる?
4-9. 静電気対策事例:良い事例/悪い事例:対策方法事例紹介
4-10. 後戻りしない対策のあり方、具体的ポイント、まとめ

 

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2025年10月15日(水) 10:30~16:30

 

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

 

受講料

非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 44,000円 (本体価格:40,000円)

 

会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。

  • 1名申込の場合、55,000円(税込)→44,000円(税込)
  • 2名同時申込の場合、合計110,000円(税込)→合計55,000円(税込)
    ※両名の会員登録が必要です。

 

※セミナー主催者の会員登録をご希望の方は、申込みフォームのメッセージ本文欄に「R&D支援センター会員登録希望」と記載してください。ご登録いただくと、今回のお申込みから会員受講料が適用されます。

 

※R&D支援センターの会員登録とは?
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。

 

LIVE配信のご案内

こちらをご参照ください

 

備考

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

 

  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

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