「両利きの経営」を実現する研究開発の組織体制構築と運用方法【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 神谷 浩樹 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
★主力事業の継続的な改善、深化と新規事業創出を両立する組織の作り方を大公開!
★コア事業の進化、新規事業探索のポートフォリオを意識したR&Dテーマの創出と運用法!
「両利きの経営」を実現する
研究開発の組織体制構築と運用方法
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
深化と探索の両利きを目指した事業運営と、それを支える研究開発の組織と運営についてAGCでの経験に基づき紹介する。目指すべき新規事業の方向性を定め、トップダウンによる事業インキュベーションと既存事業へのトランスファーの仕組みを示すとともに、コア事業の進化と新規事業の探索のポートフォリオを意識した研究開発テーマの創出、運用の考え方や取り組みを交えて解説する。また、テーマの設定、プロジェクトの運用、テーマ進捗管理の手法、オープンイノベーションの活用等に加え、研究開発者自身の持つべき意識・考え方にも簡単に触れたい。
我が国において伝統ある一部上場企業が増える中、今まで成長を支えてきた既存事業のさらなる成長と新規事業の促進の両立は重要な経営課題になってきている。なぜなら、現代の激動の世の中において既存事業が急速に世の中から必要のないものに変わる可能性も否定できず、世の中の急激な変化に対応するためには、新規事業にも積極的に挑戦していく必要があり、そのためのR&Dは必須不可欠であると言っても良いであろう。本稿では、既存事業と新規事業の両利きの経営を実現するためのR&D部門の組織運営と人材育成について、数値的な判断はせず、その考え方について持論を述べたい。
両利きの経営とは「主力事業の継続的な改善、深化」と「新規事業の創出」を両立させて、新たな進化、成長を生む経営である。この講演では、両利きの経営を進めるために最も重要となる組織構築を最初に説明する。その上で、両軸が独立に、また共同して進めるイノベーションの創出のポイントをテーマ選定、研究開発ステージごとの進め方、コア技術の活用に重点を置いて概説する。
チャールズ・オライリー教授が提唱された両利きの経営では、主力事業の絶え間ない改善(知の深化)と新規事業に向けた実験と行動(知の探索)の両立が述べられているが、現実はその実践での苦労である(頭では理解できてもその実行や実現に至らない)。本講演では、新規事業創出のジレンマという視点から、それ自体が有する課題及び社内における障害等の事例に触れた上で、世の中の事例を紹介する。その上で、企業研究所の歴史と事例を述べた上で、これからの企業研究所の体制や運営において、今後我々が直面する社会環境等の現実について述べさせて頂く。
習得できる知識
- 両利きの経営を支える組織体制と研究開発部門の役割と運用
- 両利きの経営を実現するためのR&D部門の組織運営と人材育成法
- 新規事業創出のジレンマと既存事業並列での組織運営の難しさ、そのために考えるべきこと
- 『両利きの経営』を実現するための組織体制構築とイノベーション創出
担当講師
【第1部】AGC(株) 技術本部 執行役員 先端基盤研究所長 神谷 浩樹 氏
【第2部】大東カカオ(株) 研究開発センター 顧問 青山 敏明 氏
【第3部】日鉄ケミカル&マテリアル(株) 経営企画部 ゼネラルマネジャー 宮永 俊明 氏
【第4部】AJS(株) ICTイノベーション事業部長 加藤 仁一郎 氏(元 旭化成(株)上席理事 富士支社長)
セミナープログラム(予定)
【第1部】両利きの経営を支える組織体制と研究開発部門の役割と運用
AGC(株) 技術本部 執行役員 先端基盤研究所長 神谷 浩樹 氏
1.AGC株式会社のご紹介
2.深化と探索の両利きを目指した組織運営
3.研究開発の組織と運営
4.研究開発テーマの創出、運用
4-1.テーマの設定
4-2.プロジェクトの運用
4-3.テーマ進捗管理の手法
4-4.オープンイノベーションの活用
5.研究開発者の意識や考え方 など
【質疑応答】
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【第2部】両利きの経営を実現するためのR&D部門の組織運営と人材育成法
大東カカオ(株) 研究開発センター 顧問 青山 敏明 氏
1.R&Dとは?
1-1.R&Dの宿命と企業の成長戦略
2.既存事業のR&D
2-1.技術伝承とR&Dの関係
3.新規事業におけるR&D組織運営の考え方
3-1.新規事業の組織のイメージはアメーバ
4.新規事業における人事異動の考え方
4-1.既存事業で優秀な人材から新規事業の組織に移せ
5.新規事業におけるR&Dプロジェクト(PJ)チームを作れ
5-1.既存事業の研究だけでなく、できるだけ多種多様な人材を選ぶ
6.新規事業におけるR&D-PJメンバーは全員選任であるべき
6-1.期間は短くてもその期間は選任にすべし
7.新規事業におけるR&D-PJリーダーの選定と育成
7-1.企業や組織のトップ会議で選出すべき
8.新規事業におけるR&D-PJリーダーに求められる資質と役割
8-1.メンバーの失敗を受け入れる包容力と強い責任感が必要
9.新規事業にけるR&D-PJ運営でのチームワークの重要性
9-1.チームでR&Dを行うことにより大きな成果が上げられる。
10.新規事業におけるR&D-PJリーダーのメンバーへの寄り添い方
10-1.メンバーとの信頼関係が最も重要
11.新規事業におけるPJリーダーのコミュニケーション能力の必要
11-1.メンバーの話を良く聞くことが重要
12.新規事業におけるR&D-PJリーダーはマネジメントに徹するべき
12-1.R&D-PJリーダーは現場に入って仕事をするな
13.新規事業におけるR&D-PJの人材教育のポイント
13-1.メンバーが自分の将来に希望を持てる教育の実践
14.新規事業におけるR&D-PJ運営における経営層の役割
14-1.将来のリーダー候補の探索とリーダー教育の実施
15.まとめ
【質疑応答】
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【第3部】新規事業創出のジレンマと既存事業並列での組織運営の難しさ、そのために考えるべきこと
日鉄ケミカル&マテリアル(株) 経営企画部 ゼネラルマネジャー 宮永 俊明 氏
1.最初に:弊社紹介と前置き等
2.新規事業創出のジレンマとは
2-1.新規事業の分類(アンゾフマトリックス)と アンゾフマトリックスに基づく過去の事例分析例
2-2.新規とはなにか? そもそもイノベーションとは?
2-3.新規事業に対する社内の障害、新規ゆえの課題
2-4.世の中の事例
3.研究開発体制(組織)について
3-1.研究所の位置づけ、考え方の変遷と歴史
3-2.コーポレートであるが故の管理方法の難しさ
3-3.マネジメント体制(プロジェクト運営の難しさ)
3-4.世の中の動き(過去と将来)
3-5.新規事業のために人材確保できるか?
4.最後に(これからの世の中)
4-1.これからの時代(CNや少子化の現実)
4-2.誰が新規事業をやるのがいいのか?(私論)
【質疑応答】
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【第4部】『両利きの経営』を実現するための組織体制構築とイノベーション創出
AJS(株) ICTイノベーション事業部長 加藤 仁一郎 氏(元 旭化成(株)上席理事 富士支社長)
1.両利きの経営とは
2.主力事業の継続的な改善、深化に必要な組織作り
3.新規事業の創出に必要な組織作り
4.研究開発のステージごとの進め方
5.コア技術の活用
6.人財の活用と育成
7.管理者の役割
8.両者の共同
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
資料はセミナー当日に会場でお渡しいたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。