- 社会人のための機械工学シリーズ
2024/12/11(水)10:00~17:00
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03-6206-4966
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 長谷川 洋介 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
熱流体現象は、様々な機械システムの効率を支配するだけでなく、大気や海洋の流れや生体内の輸送現象と密接に関わり、その正確な予測や自在な制御が求められる。一方で、流れに伴う運動量、熱、物質の輸送は極めて複雑であり、その理解を困難なものとしている。近年、与えられた条件下における流動現象を数値シミュレーションにより再現する順解析においては、実験との良い一致が得られつつある。一方、現実の多くの工学では、性能向上のための設計変数の探索や限られた計測データに基づく流れ場の状態推定といった逆問題を扱う必要がある。これらは多数の可能性のある解(流れ場)の中から目的を満たすものを選ぶ必要があり、膨大な計算コストを有する。近年、計算機能力の飛躍的な向上、様々な最適化数理や機械学習技術の進展、付加製造技術や計測技術の発展に伴い、上記の逆問題に様々なアプローチで取り組むことが可能となりつつある。
本講義では、まずは熱流動現象を支配する支配方程式、およびその物理的な解釈から解説し、様々な逆解析の手法とその適用事例を紹介する。
尚、本講義を受講する際には、高校の物理で習うニュートン力学の基礎、および大学初年度で習う偏微分方程式に関する基礎知識を有していることが望ましい。
◆受講後、習得できること
東京大学 生産技術研究所 教授 博士(工学) 長谷川 洋介 氏
1.熱流体工学の基礎
1.1 流体とは
1.2 流れの支配方程式
1.3 流れに伴う熱や物質輸送の支配方程式
1.4 流れに伴う輸送現象の支配方程式に基づくその物理的な理解
2.熱流体シミュレーション基礎(順解析)
2.1 熱流体現象の直接数値シミュレーション
2.2 ラージ・エディー・シミュレーション
2.3 Reynolds Averaged Navier Stokes Equations (RANS)
2.4 順解析と実験の比較
2.5 順解析の限界
2.6 まとめ
3.熱流体工学における最適化(逆解析)の基礎
3.1 順問題と逆問題
3.2 逆問題の例
3.3 逆問題へのアプローチ
3.3.1 適応型手法
3.3.2 勾配型手法
3.4 逆解析事例
3.4.1 適用型手法の応用事例
3.4.2 勾配型手法の応用事例
3.5 まとめ
4.機械学習の熱流体最適化問題への応用
4.1 ベイズ最適化
4.2 Physics-Informed Neural Networks (PINNs)
4.3 強化学習
4.4 その他の応用事例
5.まとめ
(質疑応答)
未定
未定
未定
※配布資料等について
●配布資料はPDF等のデータで配布致します。ダウンロード方法等はメールでご案内致します。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡致します。
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●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
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