有機フッ素化合物のリサイクル、回収技術と米国における規制動向【提携セミナー】

有機フッ素化合物の リサイクル

有機フッ素化合物のリサイクル、回収技術と米国における規制動向【提携セミナー】

開催日時 未定
担当講師

堀 久男 氏
井上 智裕 氏
玉虫 完次 氏

開催場所 未定
定員 未定
受講費 未定

★再資源化に向けた反応手法、フッ素の濃縮回収、米国PFAS規制の解説

 

有機フッ素化合物のリサイクル、回収技術と

米国における規制動向

 

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

  • 機能性有機フッ素化合物の分解・再資源化反応の開発
  • 蒸発濃縮装置によるフッ素・ホウ素の回収技術
  • 有機フッ素化合物 (PFAS) に関する米国規制動向および企業の化学物質規制の一元化管理の必要性について

 

 

習得できる知識

再資源化に向けた反応手法、フッ素の濃縮回収、米国PFAS規制について理解が深まる

 

 

担当講師

神奈川大学 理学部 教授 工学博士 堀 久男 氏

(株)ササクラ 水処理事業部 部長 井上 智裕 氏

エンバイロメント・ジャパン(株) 代表取締役 Ph.D. 玉虫 完次 氏

 

 

セミナープログラム(予定)

1.機能性有機フッ素化合物の分解・再資源化反応の開発

神奈川大学 堀 久男 氏

 

【講演ポイント】

炭素原子とフッ素原子から形成される有機フッ素化合物は耐熱性や耐薬品性等の優れた性質を持ち、産業界はもとより我々の生活にも欠かすことのできない重要な化学物質である。

その種類は低分子化合物から高分子化合物まで多岐にわたる。分子量が数百程度の化合物は界面活性剤や表面処理剤に、数万以上の化合物、すなわちフッ素ポリマーはパッキン等の汎用品はもちろんのこと、燃料電池用電解質膜,光ファイバー,リチウムイオン電池用バインダー、太陽光発電用のバックシート等の先端材料として利用されている。

このように高い機能性を持つ一方で、環境残留性や廃棄物の分解処理が困難といった負の側面が近年になって顕在化しつつある。

本講演では、このような有機フッ素化合物の中でも先端的な材料を中心に穏和な条件で高効率にフッ化物イオンまで分解・無害化し、再資源化する反応手法について報告したい。

 

【プログラム】

1.有機フッ素化合物とは何か

 

2.フッ素ポリマーの超臨界水・亜臨界水分解

2.1 フッ素系イオン交換膜(ペルフルオロスルホン酸ポリマー)の亜臨界水分解

2.2 ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、および関連するフッ素ポリマーの分解方法

2.2.1 酸素ガス+超臨界水反応

2.2.2 過酸化水素+亜臨界水反応

2.2.3 過マンガン酸カリウム+亜臨界水反応

2.2.4. アルカリ試薬+亜臨界水反応

2.3 反応液からの人工蛍石の合成

 

3.フッ素系イオン液体の亜臨界水分解

 

4.フッ素テロマー化合物の亜臨界水分解

 

【質疑応答】

 


2.蒸発濃縮装置によるフッ素・ホウ素の回収技術

(株)ササクラ 井上 智裕 氏

 

【講演ポイント】

ホウ素、フッ素の回収には当社の提案する減圧蒸発濃縮・晶析が適していると考えている。

回収純度を上げるには、生産プロセスにおいて分別しやすい工程を計画していただくことや、前処理にて不純物を除く必要がある。

本講演では、当社実績の不純物除去や蒸発濃縮による回収方法を説明する。蒸発濃縮については、多大なエネルギーが必要と考えられているが、当社の蒸発濃縮方法は従来とは異なり、省エネルギーで行えるので参考にしていただけると幸いである。

 

【プログラム】

1.蒸発濃縮装置の特徴とフッ素・ホウ素の回収方法

(1)不純物の除去分離

(2)濃縮・晶析方法

~省エネルギーでの蒸発濃縮方法~

(3)蒸発法によるフッ素回収方法

(4)蒸発法によるホウ素回収方法

 

2.蒸発濃縮装置によるフッ素・ホウ素の回収事例

(1)フッ酸回収事例

(2)ホウ素回収事例

 

【質疑応答】

 


3.有機フッ素化合物 (PFAS) に関する米国規制動向および企業の化学物質規制の一元化管理の必要性について

エンバイロメント・ジャパン(株) 玉虫 完次 氏

 

【講演ポイント】

本講座は、米国へ化学品や成形品を輸出するときに知っておくべき連邦法と州法の解説をすることを目的とする。特に、関心度の高いPFASについて、なぜ規制を行うか? 連邦政府の対応、州政府の対応、企業の対応についての説明を行う。

最後に化学品や成形品に含有するPFASやその他の化学物質の規制のコンプライアンスを確実にするためのグローバル化学物質法規制管理システムの構築方法を説明する。

電気電子・医療機器・機械対応の米国IPC1752A(規格サプライヤー化学物質情報伝達規格)に準拠したBOMcheckとスフェラ社のマルチ言語対応自動SDS作成ツールを利用したシステムの事例を示す。(米国カリフォルニア州プロポジション65規制とSDS安全データシート規制の対応方法も示す)

 

【プログラム】

1.米国で何が起きているか?

 

2.有機フッ素化合物(PFAS)問題:訴訟と賠償金について

 

3.米国法規制の概要と体系

  • 連邦法(EPAなど)
  • 州法(カリフォルニア州など)
  • 化学品関連規制
  • 成形品(アーティクル)関連規制

 

4.米国PFAS関連規制

  • 米国スーパーファンド法の概要と企業への影響
  • EPA(地下水汚染浄化)
  • 州法(商品関連)

 

5.PFAS含有商品を輸出する際の留意点

 

6.商品を設計・開発する時の留意点

 

7.法令遵守のためのサプライチェーンマネジメント

  • サプライチェーンマネジメントの必要性
  • グローバル化学物質規制対応管理システムとは
  • プラットホームの構築・運用について
  • データの扱い方のコンセプト
  • 米国IPC1752A規格対応BOMcheck(ボムチェック)やスフェラ社マルチ言語対応SDS自動作成ツールを使用するグローバル化学物質規制対応管理シ  ステムの事例
  • ボムチェックデータ入力方法
  • 米国カリフォルニア州プロポジション65やPFASの対応事例
  • 欧州REACH、RoHSなどの対応事例など

 

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

未定

 

 

開催場所

未定

 

受講料

未定

 

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

資料は事前に紙で郵送いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

 

 

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