マルチパーパスプラント(多品目製造設備)の洗浄法と洗浄バリデーション【提携セミナー】
おすすめのセミナー情報
開催日時 | 2024/3/12(火)10:30~16:30 |
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担当講師 | 宮嶋 勝春 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 55,000円(税込) |
★ バリデーション実施に必要なMaster Plan、SOP、MBR、Logbookの作成上のポイント
マルチパーパスプラント(多品目製造設備)の
洗浄法と洗浄バリデーション
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
医薬品製造現場では、複数の品目を同じ製造設備を使用して製造するいわゆる共用ラインで製造が行われている。その結果として、ラインに残留した原薬や添加物などが、次に製造される医薬品に混入するリスクが存在することになる。このリスクを、どう管理するか、つまり残留物をどう管理するかが、洗浄・洗浄バリデーションの主たる目的となる。そして、あらかじめ設定された残留限度値以下とすることにより、交叉汚染リスクは管理された状態にある。本セミナーでは、こうした多品目製造設備にける洗浄・洗浄バリデーションにおいて検討すべき、具体的な課題について、演者の経験を基に解説する。
習得できる知識
- リスク及びQuality by Designに基づいた洗浄バリデーションの考え方
- 残留限度値設定の考え方(Fourmanらの方法、毒性に基づいた方法、工程能力に基づいた方法他)
- DHT・CHT設定の方法
- プロセスバリデーション(PV)Stage 1~Stage 3に対する具体的な取り組み
- 残留物の評価方法(サンプリング方法、分析方法)
- 査察における洗浄バリデーションへの対応
担当講師
NANO MRNA(株) 顧問 宮嶋 勝春 氏
セミナープログラム(予定)
1.洗浄バリデーションに関わる歴史
1)製品回収が意味する残留限度値に対する問題提起とは?
2)歴史にみる洗浄・洗浄バリデーション
- 洗浄バリデーションの歴史をたどる
- 目視でクリーンが意味するとことはなにか
- 21世紀における洗浄バリデーションのあるべき姿
- リスクとライフサイクル通した取り組みの本質を理解する
3)洗浄・洗浄バリデーションから見た多品目製造設備の特徴
- 医薬品製造現場の実態
- 多品目製造設備における洗浄バリデーションの特徴
4)リスクに基づいた洗浄バリデーションの考え方
- Walshらの報告を基に
- ICH Q9(R1)ガイドラインが求める主観性最小化と知識管理
2.規制文書が求める洗浄バリデーションに対する取り組みとは?
1)JGMPにおける洗浄バリデーション
2)EU GMPにおける洗浄バリデーション
3)cGMPにおける洗浄バリデーション
4)ASTM Internationalのガイド(E3106-18)
5)その他(洗浄バリデーションに関わる情報をどこから入手できるか)
3.洗浄バリデーション実施に必要なMaster Plan、SOP、MBRそしてLogbook
1)バリデーションマスタープランとは
- マスタープラン作成上の留意点
- 洗浄バリデーションマスタープランに記載すべき事項
- 洗浄バリデーションマスタープランと洗浄手順書の関係
2)プロトコール・マスターバッチレコード(MBR)、そして洗浄記録(BR)
- プロトコール作成上のポイント
- マスターバッチレコード(MBR)・製造指図記録書原本作成上のポイント
3)Logbook作成上のポイント
4.洗浄バリデーション実施における11の検討課題
1)洗浄バリデーションに対する取り組みは、いつスタートするか
- 装置設計とURS
2)専用製造設備に対する洗浄バリデーションと限度値設定の考え方
3)洗浄バリデーションにおける5つの評価対象
4)洗浄方法の種類と留意点
- マニュアル洗浄、CIP、SIPの特徴と課題
5)ワーストケースをどう活用するか
- ワーストケースによる洗浄バリデーションとは何か
- ワーストケース設定上の注意点
6)洗浄に関わる4つのホールドタイム
- 4つのホールドタイム(DHT、CHT、SDT、SHT)
- ダーティホールドタイムの設定上の課題とその対応
- クリーンホールドタイムの設定上の課題とその対応
- DHT、CHTの逸脱にどう対応するか
7)残留限度値をどう設定するか?~物理化学的な設定から毒性に基づく設定へ~
- Fourmanらの方法の問題点~10ppm、0.1%、に科学的な根拠はあるか~
- 毒性に基づいた基準の設定は大変!~設定上の課題とその対応~
- 毒性データがない時にどう対応するか~治験薬製造時を例に考える~
- 半固形製剤の残留限度値設定~Ovaisらの考え方~
- 微生物とエンドトキシンの限度値設定
- 目視基準は感度も高く有用であるが~採用上の課題とその対応
- 残留限度値を逸脱したらどう対応するか
8)残留物を正しく評価するためのサンプリング法とは?
- サンプリング条件が結果を左右する~場所・時間・量・手順など~
- Swab法とRinse法の特徴と課題
- リスクに基づいた残留物の分析法とは?~TOCは使用できるのか~
9)目視確認の再現性をどう確保するか!
- 残留限度値評価のための目視確認
- 日常の洗浄後の目視確認
- 目視検査員の適格性をどう担保するか
10)プロセスバリデーション(PV) Stage 3への対応と製品品質の照査
- PV Stage 3の取り組みと製品品質の照査の違いは何か?
5.査察において当局は洗浄バリデーションの何を確認するのか?
1)査察はコンサルティング?~指摘なしは単にLuckyか~
2)査察に向けた準備
3)洗浄バリデーションに対する確認手順
4)洗浄バリデーションに関する指摘事項の具体例
5)指摘にどう対応すべきか~結果は次の査察で~
6.参加者からの質問に対する回答
- 毒性データが無い時にどう対応すべきか?
- 残留限度値が検出限界以下になった時にどう対応したらよいか?
- TOCを分析法として採用する場合の課題とは?
- 洗浄後毎回残留物量を測定すればバリデーションは必要ないか?
- キャンペーン生産時のバリデーションへの対応はどうすべきか?
…等について
7.まとめ
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2024/3/12(火)10:30~16:30
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。