リチウムイオン電池の状態推定・劣化診断技術【提携セミナー】
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もっと見る開催日時 | 2023/6/15(木)10:30~16:15 |
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担当講師 | 有馬 理仁 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 60,500円(税込) |
★ 電池の劣化をどう判断するのか? 評価の項目、劣化指標を詳解!
リチウムイオン電池の状態推定・劣化診断技術
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- リチウムイオン電池のリユースと性能評価・残量推定・劣化診断技術
- 電気化学インピーダンスを活用した電池状態の把握、推定、診断
- リチウムイオン電池の非破壊劣化評価技術
習得できる知識
- LIBの物理、劣化メカニズム、劣化とインピーダンスの関係、インピーダンスを用いた劣化診断技術
- リチウムイオン電池における劣化機構を理解し、劣化状態を推定できる評価技術を把握し、電池の劣化を少しでも遅らせる運用の概念を習得することができます
- リチウムイオン電池の性能に関する基礎知識、劣化とその症状に関する知識、残量推定・劣化診断に関する体系的知識、差電圧法(劣化診断)の原理的知識
担当講師
【第1部】大和製罐(株) 技術管理部エネルギーソリューション開発室 開発リーダー 博士(工学) 有馬 理仁 氏
【第2部】日置電機(株) ESユニット 主任研究員 博士(科学) 森 匠 氏
【第3部】(一財)電力中央研究所 エネルギートランスフォーメーション研究本部 上席研究員 博士(工学) 小林 剛 氏
セミナープログラム(予定)
<10:30~12:00>
1.リチウムイオン電池のリユースと性能評価・残量推定・劣化診断技術
大和製罐(株) 技術管理部エネルギーソリューション開発室 開発リーダー 博士(工学) 有馬 理仁 氏
【講座概要】
リチウムイオン電池(LIB)はモバイル機器・定置・産業機器・自動車等の用途に使用され、近年では変動性再生可能エネルギーの出力変動・時間帯偏在性の解決のためのデバイスとして期待されている。一方で価格や資源制約などの課題からリユース・リサイクルの取り組みが進んでおり、特に直近ではリユース電池の注目が高まっている。リユース電池活用の際にはその性能を評価する残量推定・劣化診断技術が重要である。本講演では性能評価・残量推定・劣化診断法を基礎から体系的にまとめて説明するとともに、当社の差電圧法を用いた劣化診断法の事例を紹介する。
【受講対象】
リチウムイオン電池に関連する研究開発、試験業務、事業開発、品質保証などに かかわる方。特に上記でかつリチウムイオン電池のリユースを検討している方
【受講後、習得できること】
リチウムイオン電池の性能に関する基礎知識、劣化とその症状に関する知識、残量推定・劣化診断に関する体系的知識、差電圧法(劣化診断)の原理的知識
1.リチウムイオン電池(LIB)の基礎事項
2.LIBの劣化現象とその症状
3.LIBのリユース
4.LIBの性能評価項目
5.残量推定・劣化診断技術の体系
6.当社事例の紹介 ~差電圧法を用いた劣化診断法~
【質疑応答】
<13:00~14:30>
2.電気化学インピーダンスを活用した電池状態の把握、推定、診断
日置電機(株) ESユニット 主任研究員 博士(科学) 森 匠 氏
【講座概要】
リチウムイオン電池(LIB)は様々な物理的・化学的・機械的現象が複合的に発生している複雑なシステムです。性能評価や劣化診断を適切に行うためには、電池の内部現象の把握と正確な計測が不可欠です。本セミナーでは、まずLIBの基礎事項・電気特性の計測技術について解説し、それらを踏まえて交流インピーダンス (電気化学インピーダンス) とその活用方法を議論します。
【受講対象】
リチウムイオン電池およびその搭載製品の開発者や評価者
【受講後、習得できること】
LIBの物理、劣化メカニズム、劣化とインピーダンスの関係、インピーダンスを用いた劣化診断技術
1.リチウムイオン電池の基礎と性能指標
1.1 リチウムイオン電池の挙動
1.2 基本的なパラメーター (容量、OCV、内部抵抗、SOC、SOHなど)
1.3 電池の劣化メカニズム
1.4 電池の性能指標・劣化指標
1.5 電池の劣化とインピーダンスの関係の概観
2.リチウムイオン電池のインピーダンス
2.1 基本原理
2.2 解析手法 (等価回路解析、緩和時間解析など)
2.3 各種過渡現象とインピーダンスの関係
2.4 インピーダンスの正確な測定
3.インピーダンスを活用した電池状態の把握、推定、診断
3.1 電池状態とインピーダンスの関係
3.2 電池の劣化診断技術の概観
3.3 ルールベースの劣化診断の実例
3.4 機械学習ベースの劣化診断の実例
3.5 電池状態を代表するパラメーターとしてのインピーダンスの可能性
【質疑応答】
<14:45~16:15>
3.リチウムイオン電池の非破壊劣化評価技術
(一財)電力中央研究所 エネルギートランスフォーメーション研究本部 上席研究員 博士(工学) 小林 剛 氏
【講座概要】
リチウムイオン電池といっても使用する材料は多岐にわたり、その材料に依存してリチウムイオン電池の性能は異なます。電池の構成およびその劣化挙動を理解した上で、電池の劣化分析手法の種類や特徴を把握してもらうことを本講座の目的とします。
【受講対象】
リチウムイオン電池を少しでも長く利用したい人、リチウムイオン電池の残存性能を評価したい人、リチウムイオン電池の劣化評価技術や劣化機構に興味がある人を対象とします
【受講後、習得できること】
リチウムイオン電池における劣化機構を理解し、劣化状態を推定できる評価技術を把握し、電池の劣化を少しでも遅らせる運用の概念を習得することができます
1.リチウムイオン電池の構成
1-1 負極
1-2 正極
1-3 電解液
2.リチウムイオン電池の特徴・用途
3.リチウムイオン電池の劣化挙動
3-1 負極
3-2 正極
3-3 電解液
4.解体分析と非破壊分析の特徴
4-1 解体分析
4-2 非破壊分析
4-2-1 放射光を用いた分析
4-2-1-1 X線回折測定
4-2-1-2 X線吸収微細構造測定
4-2-2 電圧解析
4-2-2-1 混合正極
4-2-2-2 正負極の解析
4-2-2-3 新しいモデルの導入
5.まとめ
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2023/6/15(木)10:30~16:15
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。