下水中の病原体を調べることで感染症の流行情報を得る下水疫学調査【提携セミナー】

下水中の病原体を調べることで感染症の流行情報を得る下水疫学調査【提携セミナー】

開催日時 2024/12/12(木)13:00-17:00
担当講師

原本 英司 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:41,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:47,300円

「下水疫学ってなに?」という方も是非この機会にご参加ください!

下水を調べたらどんなことが分かるのか?病原微生物の検出技術とは?国内外の動向は?

 

下水中の病原体を調べることで

感染症の流行情報を得る下水疫学調査

 

≪病原微生物の検出技術からウィズコロナ時代の活用まで≫

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

下水処理場の流入水中の病原微生物を測定することで,処理区域内における感染症の流行状況を把握する「下水疫学調査」は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的なパンデミック下で急速な技術開発と社会実装が進んでいる。昨年5月にCOVID-19の感染症法での分類が5類となり,本格的なウィズコロナ時代を迎える中で,COVID-19以外の感染症にも下水疫学調査を活用していくことの重要性が高まってきている。本セミナーでは,下水疫学調査の基盤となっている水環境中の健康関連微生物に関する基礎知識を含め,下水疫学調査の意義や特徴,様々な微生物検出技術,国内のみならず海外での実施事例等について紹介する。

 

◆受講後、習得できること

  •  下水疫学調査の意義や特徴を理解・説明できる。
  •  下水疫学調査で必要となる病原微生物の検出技術を理解・説明できる。
  •  ウィズコロナ時代における下水疫学調査の重要性について理解・説明できる。
  •  下水疫学調査の基盤となっている水環境中の健康関連微生物に関する基礎的な知識を理解・説明できる。

 

◆講演中のキーワード

下水疫学,下水疫学調査,下水サーベイランス,新型コロナウイルス感染症,病原微生物,インフルエンザウイルス,ノロウイルス

 

◆本テーマ関連法規・ガイドラインなど

  •  日本水環境学会COVID-19タスクフォース・日本下水道新技術機構:下水中の新型コロナウイルス遺伝子検出マニュアル(2021年3月)
    https://www.jswe.or.jp/aboutus/pdf/SARS-CoV-2_RNA_Detection_Manual_for_Wastewater.pdf
  •  日本水環境学会水中の健康関連微生物研究委員会・日本下水道新技術機構:下水中の新型コロナウイルス遺伝子検出マニュアル 新技術マニュアル(2023年6月)
    https://www.jswe.or.jp/aboutus/pdf/SARS-CoV-2_RNA_Detection_Manual_for_Wastewater_2.pdf

 

担当講師

山梨大学 国際流域環境研究センター
教授 原本 英司 氏

 

セミナープログラム(予定)

1.水環境中の健康関連微生物に関する基礎知識
1) 健康関連微生物の分類:病原微生物と指標微生物
2) 病原微生物の基礎知識

a) 水系感染性の病原微生物の種類:細菌,原虫,ウイルス
b) 病原微生物による水系感染症事例
c) 病原微生物の検出法
d) 国内の水環境中における病原微生物の挙動:下水処理場,河川および海域での調査事例

 

3) 指標微生物の基礎知識
a) 国内における水の微生物基準(衛生指標)の概要
b) 水質環境基準および排水基準における衛生指標の改正
c) 新たな指標微生物の検討:大腸菌ファージ,トウガラシ微斑ウイルス等
d) 微生物起源解析:微生物遺伝子マーカーを用いた水環境中の糞便汚染源の推定

 

4) 海外での微生物汚染実態調査の例:ネパール・カトマンズ盆地
a) 様々な水源における微生物・糞便汚染の実態
b) 浄水・下水処理による微生物の低減効果

 

2.下水疫学調査を活用した感染症流行モニタリングの最新知見
1) 下水疫学調査の基礎知識
a) 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
b) 下水疫学調査の原理

 

2) 下水からの新型コロナウイルスの検出技術
a) 国内の検出マニュアル:日本水環境学会・日本下水道新技術機構,国立感染症研究所
b) ウイルス濃縮法:ポリエチレングリコール(PEG)沈殿法,陰電荷膜破砕型濃縮法,
限外ろ過膜法,磁気分離濃縮法(Pegcision法),濃縮ピペット法(CP Select法)等
c) 遺伝子(RNA)抽出法:スピンカラム法
d) 逆転写リアルタイムPCR(RT-qPCR)法:2ステップRT-qPCR法,高感度1ステップ
RT-qPCR法,変異検出用1ステップRT-qPCR法等
e) プロセスコントロールを用いた精度管理

 

3) 新型コロナウイルスの下水疫学調査の実施事例と活用方策
a) 山梨県および他の自治体での実施事例
b) 下水データを用いた新規感染者数の予測手法の開発

 

4) ウィズコロナ時代の下水疫学調査の展開
a) 他の感染症への下水疫学調査の適用事例:インフルエンザ,病原細菌感染症,手足口病,
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎等
b) アジア諸国への展開:インドネシア,ネパール,フィリピン等での実施事例
c) 下水疫学調査用のqPCRキットの開発
d) 新たな技術技術の開発:ハイスループットqPCR法,デジタルPCR法
e) 下水疫学調査の応用:空気清浄機を活用した空間中の病原微生物の可視化

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2024年12月12日(木) 13:00-17:00

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

 

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

 

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

●録音・録画行為は固くお断り致します。

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

※配布資料等について

●配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。
・お申込の際にお受け取り可能な住所を必ずご記入ください。
・郵送の都合上、お申込みは4営業日前までを推奨します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
・それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、その場合、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございますことご了承ください。
・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。

 

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

★【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】、【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】のいずれかから、ご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。

 

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