欧州グリーンディールがもたらすビジネス環境の変化と企業の課題【提携セミナー】
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欧州グリーンディールがもたらすビジネス環境の変化と企業の課題【提携セミナー】
おすすめのセミナー情報
開催日時 | 2024/8/8(木)12:30-16:30 |
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担当講師 | 蓮見 雄 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンラインセミナー |
定員 | - |
受講費 | 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:41,800円 【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:47,300円 |
〇カーボンニュートラルを目指すEUの課題とは?
〇欧州グリーンディールが生み出す新たなビジネスシーズを発見に向けて
知っておくべきことについてお話しします。
欧州グリーンディールがもたらす
ビジネス環境の変化と企業の課題
≪サプライチェーン全体のサステナビリティのルール設定とLCA≫
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
EUは、2019年に欧州グリーンディールという名の新たな成長戦略を打ち出した。その後、新型コロナ危機、ウクライナ戦争が生じ、EUは、それに対応しながら、欧州グリーンディールを実現するための法整備を進め、2023年には主要法令の大半が発効(あるいは政治合意)されるに至っている。
しかし、次々と打ち出されるEUの環境・エネルギー関連法令について戸惑いの声が多く聞かれ、また欧州グリーンディール実現可能性についても疑念の声があがっている。
だが、仮に欧州グリーンディールが失速するとしても、EUが作り出しつつある「持続可能性」を埋め込んだビジネスルールは、ある種の「国際公共財」として残り、ビジネスを方向付けていく可能性が高い。だとすれば、個々の政策を欧州グリーンディ-ルの全体像の中に位置づけて理解しておくことが必要である。これを理解しておけば、今後、軌道修正や新たな政策が出たとしても、それを理解し適応することが容易になるだけでなく、欧州グリーンディールが生み出す新たなビジネスシーズを発見することが可能になる。
◆受講後、習得できること
- EUの環境・エネルギー政策に関する基礎知識と全体像
- EUの産業戦略の基礎知識と産学連携の現状
- EUの経済安全保障戦略の基礎知識
- EUのサーキュラー・エコノミー戦略と自動車産業への影響
◆受講対象者
- EUが打ち出している新たな環境・エネルギー規制への対応を迫られている方。
- EUの様々な規制に戸惑い、その意図や全体像を理解したいと考えている方。
- 欧州グリーンディールのビジネスへの中長期的な影響を知りたい方。
- 欧州グリーンディールがもたらす新たなビジネス機会の可能性を知りたい方。
◆必要な予備知識など
- EUの仕組みに関する基礎知識があることが望ましい。
例えば、本田雅子・山本いずみ編著『EU経済入門 第2版』文眞堂、2022年。
より深い理解のための参考文献。 - 蓮見雄・高屋定美編著『欧州グリーンディールとEU経済の復興』文眞堂、 2023年
◆講演中のキーワード
ダブルマテリアリティ、タクソノミー、エコデザイン、製品デジタルパスポート(DPP:Digital Product Passport)、カーボンニュートラル、欧州新産業戦略、経済安全保障、官民連携(産学連携)、移行経路(transition pathway)、国境炭素調整メカニズム(CBAM)
担当講師
立教大学 経済学部 教授 蓮見 雄 氏
■ご略歴:
1985年、東京外国語大学ロシア語学科卒業。1988年、東京外国語大学大学院地域研究科修士課程修了。
1989年より、明治大学大学院経営学研究科博士後期課程で学びながら、(社)ロシア東欧貿易会ロシア東欧経済研究所(現在の(一社)ロシアNIS貿易会ロシアNIS経済研究所)研究員として勤務。
1992年、立正大学経済学部専任講師となり、これを契機に主たる専門分野をロシア経済からEU経済に変えた。その後、同大学教授を経て、現在、立教大学経済学部教授。
「NHKクローズアップ現代」、「BSプライムニュース」、「BS-TBS報道1930」、「BSテレビ東京 日経ニュースプラス9」などに出演。
■ご専門および得意な分野・研究:
EUの環境・エネルギー政策を中心に、EUとロシア、中国、そして日本との経済関係を視野に置きながら研究している。最近の仕事として、『欧州グリーンディールとEU経済の復興』(共編、文眞堂、2023年)、『沈まぬユーロ』(共編、文眞堂、2021年)、『国際機構 新版』(共著、岩波書店、2021年)など。
■本テーマ関連学協会でのご活動:
日本EU学会理事、日本国際経済学会理事、ユーラシア研究所事務局長
セミナープログラム(予定)
1.サーキュラー・エコノミーへの産業構造転換を目指す成長戦略
1) カーボンニュートラルを目指すEUとその課題
2) 成長戦略としての欧州グリーンディルの基本構造
3) 欧州グリーンディールの3段階と公的資金と官民連携(産学連携)
4) EUによる「持続可能性の主流化」を組み込んだ「公正」な競争条件
5)「持続可能性」のためのファイナンス戦略-タクソノミー×情報開示×ベンチマーク
6) シングル・マテリアリティからダブル・マテリアリティへ-サプライチェーンに対する拡大生産者責任
7) 未開拓市場の開発戦略としてのサーキュラー・エコノミー
8) サーキュラー・エコノミーの情報基盤の形成:エコデザインと製品デジタルパスポート(DPP)
2.Sequencing問題と欧州新産業戦略の展開
1)「持続可能性の主流化」(目標)と移行経路の具体化(現実)のギャップ
2) 欧州新産業戦略の展開
①新産業戦略
②新産業戦略アップデート
③グリーンディール産業計画
④経済安全保障戦略
3.サーキュラー・エコノミーへの転換を迫られる自動車関連産業
1) EUクリーン・モビリティ戦略の形成-ディゼル不正事件×パリ協定からEurope on the moveへ
2) 欧州グリーンディールにおける持続可能なスマートモビリティ戦略の位置
3) 公的資源によるGX*DXの主導権争い-Made in EU, Made in US, Made in China
4) ユーロ7とACEAの批判-排ガス規制からプラスチック等の粉じん規制とバッテリー規制へ
5) バッテリー規則とDPPの先行事例としてのバッテリー・パスポート
6) 廃自動車(ELV)規則案と車載データ独占問題-ELV×データ法=CASEのための競争政策
4.未完のサーキュラー・エコノミーと中国依存リスク
1) EV世界市場の登場と輸出ハブとなる中国
2) 世界のクリーン電源関連機械・設備容量と中国
3) EUの矛盾:環境コストを含まない安価なCRMSに依存した再エネ拡大モデルの破綻リスク
5.「持続可能性」を埋め込んだ世界市場の形成とLCAアプローチ
1) DXでミクロとマクロをつなぐ-タクソノミー(制度)を基礎とし、エコデザインにもとづき
「持続可能性」情報を製品に紐付けし(ミクロ)、サーキュラー・エコノミーの実現を図る(マクロ)
2)「ブリュッセル効果」-EUのルールは、ある種の「国際公共財」として生き残る
3)「オリンピック効果」-EUルールの標準化が開く新たなビジネス機会
4) サーキュラー・エコノミーにおけるビジネス・シーズ、発見プロセスとしてのLCA
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2024年8月8日(木) 12:30-16:30
開催場所
Zoomによるオンラインセミナー
受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
●録音・録画行為は固くお断り致します。
備考
※配布資料等について
●配布資料はPDF等のデータで配布致します。ダウンロード方法等はメールでご案内致します。
- 配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡致します。
- 準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。
お申し込み方法
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