実践!解析だけで終わらせない真のEMC設計《Digitalデータ活用によるシミュレーション適用》
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開催日時 | 2022/12/14(水)9:30~12:00 |
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担当講師 | |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | - |
受講費 | 19,800円(税込) |
設計プロセスの革新化そして効率化へ
実践!解析だけで終わらせない真のEMC設計
《Digitalデータ活用によるシミュレーション適用》
機器・装置の設計・製造の現場においてEMCは避けて通ることはできない課題です。そのためEMC設計のための情報は学会誌、業界誌、ハウツー本、WEB等で多数紹介されています。しかし、そういった情報は実際の現場のEMC設計としてどれほど活かされているでしょうか?
例えば既存のPI/SIといった検討ではノイズを解析するに留まり、製造前のEMC設計のツールとしては不十分といえます。
理想的なEMC設計としては、機器・装置の設計が回路図やCADといった電子情報の状態(Digital)でEMCの検討がなされ、実際の製造物(Physical)に反映されるべきです。
これは、昨今のDXをはじめとするDigitalデータ活用による設計・製造プロセスの改善及び・効率化の要求にも沿った考え方です。
本セミナーで紹介する「PD/SD」は、学術的な背景に基づいたモデルを用いてシミュレーションを適用することで、EMC設計に関して定量的な検証・解析が可能でかつノイズ低減に関わる情報を取得することもできます。さらに、これらの効果を回路基板設計に反映させるためのWDを提案いたします。
シミュレーションの実施自体も、MBD(Model Based Development)によるSPICE系ツールを利用しますので、3D系電磁界シミュレータ利用時に比べると、短時間かつ安価での検討が可能です。
より実践的な実際の設計現場で役立つPD、SDの適用方法を紹介します。市販のシミュテータではあまり取り扱われていない基板間を接続するハーネス・ケーブルによるEMIに対するEMC設計を習得できます。
セミナープログラム(予定)
1.電源ラインのEMC設計
1.1 基礎の復習
1.2 基板間接続ケーブルの電源ライン設計・対策
1.3 PD評価の傾向
1.4 パスコンの配置
1.5 パスコンの共用・削減
1.6 3端子コンデンサ
2.信号ラインのEMC設計
2.1 基礎の復習
2.2 基板間接続ケーブルの信号ライン設計・対策
2.3 基板上での信号ライン分岐
2.4 基板間接続ケーブル+基板上での信号ライン分岐
3.差動信号ラインのEMC設計
3.1 デジタルの差動とは
3.2 基本Simモデルと作成手順
3.3 Gbps以下の差動伝送路設計
3.4 CMチョークの効果
3.5 Gbps以上の差動伝送路設計
4.質疑応答
主な受講対象者
- 機器・装置のEMC設計に興味がある回路設計者
- SPICE系シミュレーションの経験又は回路シミュレーションに興味がある回路技術者
- 機器・装置のEMC対策のリーダー格のEMC技術者
- 回路基板設計におけるEMC設計の実践方法を構築したいA/W設計技術者
期待される効果
- 回路設計段階の回路図におけるEMC課題に関係する部位(回路形態)に対して実施すべき回路処理の方法が理解できます。
- 3D-Simでのモデリング・計算を必要としないMBD (1D-EDA)の有効性を理解でき、且つオペレーティングできる技術が身につきます。
- 以上により、特に回路設計者にとって具体的にやるべきことが明確になり回路設計者自らEMC設計を実践することができます。
- EMC課題に対して、”勘と経験の出たとこ勝負の対応”よりも”事前にやっておくべき事の重要性”が分かるようになります。
公開セミナーの次回開催予定
- 開催日 : 2022年12月14日(水) 9:30~12:00
- 開催場所:Zoomによるオンライン受講
- 受講料 :19,800円(税込)
※開講1週間前までに最少開催人数に達しない場合は、実施をキャンセルさせていただくことがあります。
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