CO2水素化触媒の分子設計と反応場構築【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 榧木 啓人 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
本セミナーでは「合理的な触媒設計」に主眼を置いて解説します。
ギ酸アミドを経由するCO2水素化反応によるメタノール合成の最新事例をご紹介します。
CO2水素化触媒の分子設計と反応場構築
≪選択的メタノール合成へのアプローチ≫
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
CO2の水素化反応は、温室効果ガスの排出抑制と水素の変換貯蔵に関連する基盤技術であり、CO2の再資源化を実現する代表的なプロセスである。燃焼過程の最終生成物である反応不活性なCO2の変換はチャレンジングなテーマであり、熱力学的および速度論的制御を駆使した触媒系が活発に研究されてきた。本セミナーでは、「合理的な触媒設計」に主眼を置き、強力な還元力を示す分子触媒開発の事例を解説するとともに、触媒と協働する反応場として超臨界CO2や塩基性ポリマーを活用する水素化反応についても触れる。特にCO2からギ酸とその誘導体への変換をさらに進め、選択的にメタノールを合成する逐次変換への研究展開を紹介する。
◆受講後、習得できること
CO2還元の学術的背景・超臨界CO2の基礎・水素化触媒機構の分子論的理解
◆受講対象者
CO2再資源化にご関心のある企業の研究者、プロセス技術者の方、
本テーマに関連する研究戦略立案に関わる研究企画・開発担当の方
担当講師
東京工業大学 物質理工学院 助教 博士(工学) 榧木 啓人 先生
セミナープログラム(予定)
1. イントロダクション:CO2の水素化還元によるギ酸・メタノール合成の熱力学的側面
2. 超臨界CO2の利用
1)反応媒体としての超臨界CO2の特徴
a) 超臨界反応場の有為性
b) 錯体触媒の適合性
2)超臨界CO2の水素化反応によるギ酸誘導体合成
a) ルテニウム錯体を用いる触媒的ホルムアミド合成
b) 反応相挙動が触媒効率に及ぼす影響
c) 水溶性ホスフィン配位子の効果
d) 両親媒性高分子担持触媒の開発
3. 均一系銅水素化触媒の開発と展開
1)非貴金属系錯体触媒開発の動向
2)アミジン-銅錯体触媒を用いるCO2の水素化反応によるギ酸合成
a) 均一系銅触媒によるCO2の還元
b) アミジン塩基の効果
c) 非ホスフィン系銅錯体の触媒機能
3)高分子担持銅ナノ粒子触媒によるCO2の水素化反応:不均一系触媒への展開
a) アミジン修飾高分子における銅ナノ粒子の形成
b) 高分子担持銅ナノ粒子触媒によるカルボニル化合物の水素化反応
c) 高分子担持銅ナノ粒子触媒のキャラクタリゼーション
d) CO2の水素化反応によるギ酸合成への適用
4. 金属/配位子協働作用に基づく水素化触媒分子設計
1)金属/アミン配位子による協働作用のコンセプト
a) 水素移動還元触媒の素反応過程
b) プロティックアミン配位金属錯体を用いる水素化反応
2)Ru-MACHO錯体による極性官能基の還元
a) メタノールをメチル化剤とする芳香族アミンのN-モノメチル化反応
b) エステル化合物の常圧水素化反応
c) カルボン酸アミドの脱酸素水素化反応
5. ギ酸アミドを経由するCO2水素化反応によるメタノール合成
1)均一系ルテニウム触媒によるCO2の逐次的水素化反応開発の動向
2)ポリエチレンイミン(PEI)を活用するCO2水素化反応
a) アミンポリマーを反応場とする複合触媒系のコンセプト
b) PEIのN-ホルミル化反応
c) ポリマー上のホルムアミドの加水素分解反応
d) PEIを用いる逐次的水素化反応
6. まとめ
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
配布資料・講師への質問等について
●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
お申し込み方法
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