腸と腸内細菌の共培養システム【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 田川 陽一 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
★Organ-on-a-chip技術の最新動向とは。
★腸内細菌と腸管上皮組織の共培養の実際とは。
腸と腸内細菌の共培養システム
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
Organ-on-a-chip技術の発展の殆どはデバイス開発に留まり、細胞培養におけるディッシュのサイズが小さくなったに過ぎないのが現状である。つまり、ディッシュでの細胞培養でもできることをマイクロ流体デバイス技術により細胞培養をおこなっている。マイクロ流体でバスという技術を用いたからこそ、生体に近い培養モデルができることが、マイクロ流体デバイスの魅力である。
我々は、細胞と細胞、細胞と微生物、細胞とウイルスと言ったコミュニケーションに注目し、生命体の本体である細胞・組織側を重視し、実際の生体機能を持たせることを目指したOrgan-on-a-chip(腸管チップ、肝組織チップ等)の開発をおこなっている。単なる細胞培養では不可能であった臓器の組織構造や特異的な機能が反映された、特に、単一の細胞種の培養ではなく、複数の細胞種の共培養や哺乳類組織と共生細菌の共存培養系に着目している。
さらに、個体では概日リズム(体内時計)に影響を受けた肝機能レベルの振動があるが、現在の培養細胞ではまったく考慮されていない。そこで我々は、制御工学的アプローチによる概日リズムの振動を導入した培養系についても紹介する。
現在は創薬研究において多数の動物実験を行っているが、たとえ人の健康のための研究であっても動物実験代替法の開発は急務である。人工生命システムは動物実験代替法やヒトの前臨床試験としての活用が期待されている。
生命体とは何かを知るために、これまで生命体を詳細に分解してトップダウン的に観察を行って来たのが現在の生物学である。しかし、このアプローチで生命とは何かを知ることは出来ていない。部品から生命体を再構築するボトムアップ的なアプローチによる生命体の解明を目指す合成生物学によって生命の本質に迫りたいと考えている。
◆受講後、習得できること
・Organ-on-a-chip技術の最新の動向
・組織培養の重要性
・ES/iPS細胞から心筋、肝組織、腸管上皮組織、神経組織等への分化誘導
・腸内細菌の重要性
・腸管上皮組織と腸内細菌の共培養におけるマイクロ流体デバイスのメリット
・毒性・代謝試験における概日リズムの重要性
・制御工学を応用した生命現象の制御
担当講師
東京工業大学生命理工学院 准教授 博士(理学) 田川 陽一 氏
セミナープログラム(予定)
1.動物実験代替法
1.1 動物実験
1.2 細胞培養実験
1.3 動物実験代替法
2.毒性および代謝試験における概日リズムの重要性
2.1 概日リズムによる個体の生理現象変動
2.2 概日リズムの分子メカニズム
2.3 培養細胞における概日リズム制御
3.制御工学
3.1 制御工学とは
3.2 制御工学を用いた概日リズム制御
4.ES/iPS細胞による再生医工学とオルガノイド研究
4.1 ES/iPS細胞とは
4.2 ES/iPS細胞から各細胞・組織への分化誘導
4.3 オルガノイド
4.4 肝組織チップへの応用
4.5 神経組織とJCウイルス感染
5.マイクロ流体デバイス
5.1 マイクロ流体デバイス技術の基本
5.2 Organ-on-a-chipの最新動向
6.腸内細菌と腸管上皮組織の共培養
6.1 腸内細菌
6.2 腸管上皮組織
6.3 腸内細菌と薬(特に生薬)
6.4 腸-肝循環
6.3 腸内細菌と疾患の関係
6.4 マイクロ流体デバイスを用いた腸内細菌と腸管上皮組織の共培養
7.Organ-on-a-chipから人工生命体システムへ
(質疑応答)
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
※配布資料等について
●配布資料はPDF等のデータで配布致します。ダウンロード方法等はメールでご案内致します。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡致します。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。
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