3Dプリンタ材料の要求特性と最新用途展開【提携セミナー】
化学/素材 生産/製造/加工技術 研究・開発 生産技術・品質保証 専門技術・ノウハウ
3Dプリンタ材料の要求特性と最新用途展開【提携セミナー】
おすすめのセミナー情報
開催日時 | 2023/11/24(金)10:00~17:05 |
---|---|
担当講師 | 吉武 篤史 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 1名につき66,000円(税込) |
★ 3Dプリンタ用フィラメントの反りや割れにどう対応するか?
★ 国内外の動向、現状の課題、コストや最新の事例まで1日じっくり学ぶ!
3Dプリンタ材料の要求特性と最新用途展開
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
3Dプリンターで直接最終製品を製造する役割は年々拡大し、3Dプリンティング用途の4割近くに至っている。しかし、そのための材料の種類や性能は、十分なレベルとは言い難く、材料の更なる進化が求められている。
本講演では、
①各3Dプリンティング技術の活用分野から材料への要求特性を理解し、その材料への理解を深める。
②今後重要となる最終製品製造のための材料、特に複合材料、高耐熱材料などの要求特性や特徴を理解する。
③特に注目されている3Dプリンティングの用途の動向を探り、
④新たな用途や材料開発へのヒントを掴み関連ビジネスへの展開のきっかけを探る、
この4つのポイントから解説を進めていきたい。
習得できる知識
- 3Dプリンティングとその材料について、特に、樹脂系材料の最近の開発動向を把握するとともに、最終製品製造に向けた要求指標等を把握する
- 3Dプリンタ用樹脂複合材料を用いた3Dプリンティングによって、ロボットなどの機構部品、精密部品の製造が可能となっており、その具体的案事例、展開可能性
- 高速造形が可能な熱溶解積層方式(MEX、FFF方式)3Dプリンタによる造形事例、最新技術
- 3Dプリンターによる軟質素材品の用途等、3Dプリンター用軟質素材関連
担当講師
アルケマ(株) 吉武 篤史 氏
大塚化学(株) 化学品事業本部 ダイレクター 稲田 幸輔 氏
ホッティーポリマー(株) 技術部 部長 田鍋 史生 氏
横浜国立大学 総合学術高等研究院 客員教授 萩原 恒夫 氏
セミナープログラム(予定)
【10:00-11:15】
1.
3D プリンター用ポリアミド材料の特徴
アルケマ(株) 吉武 篤史 氏
1.ポリアミド11とポリアミド12について
1.1 原料の違い
1.2 ポリアミド11の歴史
1.3 ポリアミド11の伝統的用途
1.4 ポリアミド11の植物由来樹脂としての用途
1.5 ポリアミド11と12の比較
2.LS 材料としてのポリアミド11とポリアミド12
2.1 積層造形法の種類
2.2 LS (Laser Sintering) 法の原理
2.3 LS市場の規模
2.4 LS法の特長
2.5 LS市場を左右する鍵
2.6 RP (Rapid Prototyping) と
RM (Rapid Manufacturing) に求められる特性
2.7 アルケマ社のLS向け高機能材料
2.8 各グレードの特長
2.9 各グレードの物性、リサイクル性、耐衝撃性
3.スーパーエンプラの LS 材料としての展開の可能性
3.1 PEKK (KepstanR)とは?
3.2 KepstanR の既存用途
3.3 KepstanR の特性
【質疑応答】
【11:25-12:40】
2.フィラー入り3Dプリンタ材料の特徴と応用
大塚化学(株) 化学品事業本部 ダイレクター 稲田 幸輔 氏
【習得できる知識】
3Dプリンタ用樹脂複合材料を用いた3Dプリンティングによって、ロボットなどの機構部品、精密部品の製造が可能となっており、その具体的案事例、展開可能性を解説します。また、高速造形が可能な熱溶解積層方式(MEX、FFF方式)3Dプリンタによる造形事例、最新技術についても解説いたします
【講座趣旨】
3Dプリンタを使用した製造技術は年々向上しており、材料においても金属、ゴム、汎用樹脂、エンプラなど選択性が向上してきています。その中でも強化繊維を添加したエンプラ材料に関しては強度も高く、精度もよく、耐久性もあるため、具体的な部品を3Dプリンティングで造形する事例が増えてきております。 本講座においてはフィラー入り3Dプリンタ材料の開発状況と応用事例、最新技術について紹介します。
1.三次元積層造形法-3Dプリンタの現状
1.1 造形方式
1.2 市場動向
1.3 適用材料・ニーズ
2.3Dプリンタ材料用フィラー
2.1 チタン酸カリウム繊維の特徴
2.2 チタン酸カリウム繊維のアプリケーション(精密成型品、摺動部品)
2.3 他のフィラー
3.フィラー入り3Dプリンタ材料の特徴
3.1 材料配合
3.2 造形条件
3.3 機械強度
3.4 造形性、寸法精度
3.5 造形事例
4.応用事例と最新技術
4.1 熱溶解積層方式(MEX、FFF方式)高速3Dプリンタについて
4.2 高速3Dプリンタを用いた樹脂複合材料の造形事例
4.3 将来の可能性
【質疑応答】
【13:25~14:40】
3. 3Dプリンター用軟質フィラメントおよび シリコーンゴム3Dプリンターの開発と用途、可能性
ホッティーポリマー(株) 技術部 部長 田鍋 史生 氏
【習得できる知識】
MEX方式プリンター用軟質フィラメント
軟質専用MEX方式3Dプリンター
LAM方式シリコ―ンゴム3Dプリンター
軟質素材用3Dプリンター・フィラメントの開発等
3Dプリンターによる軟質素材品の用途等、3Dプリンター用軟質素材関連
【講座趣旨】
汎用MEX方式3Dプリンターで使用できる軟質フィラメントである「HPフィラメント・スーパーフレキシブルタイプ」および、シリコーンゴム造形を可能にした3Dプリンタ「シリコム」の特徴や開発を紹介し、軟質フィラメントやシリコーンゴム等軟質素材を用いた3Dプリンター造形の利点や応用例、今後の可能性を解説する。
1.はじめに
2.汎用MEX方式3Dプリンター用軟質フィラメント「HPフィラメントスーパーフレキシブルタイプ」の技術的な特長およびの性能について
3.軟質フィラメントを用いたMEX方式3Dプリンターによる造形のメリット
4.軟質フィラメント専用3Dプリンター「エスディーズⅠ」について
5.用途および具体的な例
5.1 建材関連の分野
5.2 医療関連の分野
5.3 機械関連の分野
6.シリコーンゴム造形を可能にした3Dプリンター「シリコム」の技術的な特長およびの性能について
7. UV硬化型液体積層造形方式(LAM方式)を用いたシリコーンゴム3Dプリンターによる造形のメリット
8.用途および具体的な例
8.1 医療関連の分野
8.2 建材関連の分野
8.3 機械関連の分野
9.今後の展望・可能性
10.まとめ
【質疑応答】
【14:50~17:05】
4.3Dプリンティング材料、特に樹脂材料からみた最近の進歩と将来動向
横浜国立大学 総合学術高等研究院 客員教授 萩原 恒夫 氏
1.はじめに
1.1 3Dプリンティングとは
1.2 3Dプリンティング市場とその用途
1.3 3Dプリンティングの特許の状況
2.3Dプリンティング材料
2.1 3Dプリンティングの材料概説
2.2 3Dプリンティング材料発展の歴史
2.3 各3Dプリンティング法の材料について
・液槽光重合法 (VPP)
・材料噴射法 (MJT)
・材料押出し法 (MEX)
・粉末床溶融結合法 (PBF)
・結合剤噴射法 (BJT)
・その他(DED, SHL)
・ハイブリッドタイプ等の各材料とその特徴
3.3Dプリンティングの動向
Formnext 2023(独)、RAPID-TCT 2023 (米)や、国内展示会であるTCT Japanや次世代3Dプリンター展などのトピックス。更には、メーカや業界団体主催のWebinarなどで見えたものとその将来動向を探る
4.3Dプリンティングの材料、特に用途から見た今後とそのビジネス展開
4.1 最終製品製造を目指す3Dプリンティング
1) 粉末床溶融造形法(PBF)による製品製造
2) インクジェットと加熱によるMJF, HSS, SAFとその展開
3) 材料押出し(MEX)法による最終製品製造
4) 再び注目を集めている液槽光重合法の光硬化性樹脂材料の発展
最終製品製造、宝飾、歯科、セラミック造形等と今後の動向
4.2 ヘルスケア用途への3Dプリンティング
4.3 5G, 6Gを見据えた3Dプリンティングの動向とその将来性
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2023/11/24(金)10:00~17:05
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。