プラスチック・ゴム成形品におけるブリードアウト・ブルームの発生メカニズムと原因分析・防止対策【提携セミナー】
| 開催日時 | 【LIVE配信】2026/9/30(水) 12:30~17:00 , 【アーカイブ配信受講】10/1(木)~10/8(木)(何度でも受講可能) |
|---|---|
| 担当講師 | 黒田 真一 氏 |
| 開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
| 定員 | 30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。 |
| 受講費 | 非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円) |
プラスチック・ゴム成形品における
ブリードアウト・ブルームの発生メカニズムと
原因分析・防止対策
《ブリードアウトの分析手法・発生原因の解析方法、外観不良原因の見分け方など》
【提携セミナー】
主催:株式会社R&D支援センター
◆セミナー趣旨
プラスチックやゴムには、劣化防止、成形加工性の改善、柔軟性・滑り性・難燃性などの機能付与を目的として、酸化防止剤、光安定剤、滑剤、可塑剤、難燃剤などが配合されている。これらの成分が材料内部から表面へ移行し、粉状または液状の物質として現れる現象がブリードアウトやブルームであり、外観や触感だけでなく、接着、塗装、印刷、清浄性などにも影響して品質問題となる。一方、表面の白化やべたつきは、微細な凹凸による乱反射、ポリマーの劣化・低分子量化、成形不良などでも生じるため、類似現象との識別が重要である。
本講では、ブリードアウト現象を理解するために必要な高分子の分子構造、非晶・結晶構造、ガラス転移、添加剤の溶解性と拡散挙動を基礎から解説する。さらに、代表的な添加剤と発生事例、表面分析・分離分析・顕微観察による原因解析方法を紹介し、材料、配合、成形、使用・保管環境の各段階から、実務的な防止対策の考え方を整理する。
◆習得できる知識
- ブリード、ブリードアウト、ブルームおよび類似する表面異常の違い
- ブリードアウトを支配する溶解性、相溶性、拡散および結晶化の考え方
- 高分子の分子構造、ガラス転移、結晶化度などがブリードアウトに及ぼす影響
- 酸化防止剤、光安定剤、滑剤、可塑剤、難燃剤など代表的な添加剤の役割と移行性
- 白化、粉吹き、べたつき、接着・印刷不良などの原因を切り分ける方法
- 表面分析、分離分析、顕微観察などを用いたブリード物の分析方法
- 材料選定、添加剤選定、配合設計、成形条件および保管条件から考える防止対策
- 発生した不具合に対して、原因仮説を立て、分析・対策へつなげる実務的な進め方
◆受講対象
- プラスチック・ゴム製品の材料開発、配合設計、成形加工、品質管理、分析・評価、製造技術に携わる技術者・研究者。特に、成形品表面の白化、粉状析出物、べたつき、接着・印刷不良などの原因解析や対策に取り組んでいる方。
◆必要な前提知識
- 高分子材料に関する基礎知識があれば理解しやすいですが、ブリードアウト現象の理解に必要な高分子構造、添加剤、溶解・拡散の基礎から解説します。
◆キーワード
ブリードアウト,プラスチック添加剤,酸化防止剤,光安定剤,外観不良,セミナー,講演,研修
担当講師
群馬大学 名誉教授 工学博士 黒田 真一 氏
<ご専門>
高分子材料化学、 表面化学、プラズマ化学
<ご略歴>
繊維学会堅ろう度標準化研究委員会 委員長(2026年~)、マテリアルライフ学会 常任理事(2026年~)、高分子学会 グリーンケミストリー研究会 運営委員(2010年~)、ISO/TC61/ SC6 国内代表委員(2015年~)、ISO/TC61/WG4 国内委員(2018年~)、ISO/TC61/SC14/WG4 国内委員(2019年~)、ISO/TC61/SC13 国内委員(2023年~)、NEDO プロ「長期海洋生分解性プラスチック評価技術開発事業/長期の海洋生分解性プラスチックの評価手法の開発」プロジェクト推進委員会 委員(2025年~)
セミナープログラム(予定)
1.ブリードアウト・ブルームとは
1-1ブリード、ブリードアウト、ブルームの定義
1-2 固体状析出物と液状析出物
1-3 ブリードアウトが引き起こす品質問題
1-4 ブリードアウトと類似する表面異常
1-5 外観だけで判断することの危険性
2.ブリードアウトを理解するための高分子材料の基礎
2-1 高分子の分子構造と分子量分布
2-2 熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴムの構造的特徴
2-3 非晶構造と結晶構造
2-4 ガラス転移温度と分子運動性
2-5 結晶化度、モルフォロジーと添加剤の存在領域
2-6 成形履歴、冷却条件、アニールによる内部構造の変化
3.高分子材料に使用される主な添加剤
3-1 添加剤を配合する目的
3-2 酸化防止剤
3-3 光安定剤
3-4 滑剤、離型剤、ワックス
3-5 可塑剤、難燃剤
3-6 顔料、充填剤、その他の低分子成分
3-7 添加剤の相互作用、反応および変色
4.ブリードアウトの発生メカニズム
4-1 ポリマーと添加剤の相溶性
4-2 溶解度と飽和濃度
4-3 溶解度パラメータによる相溶性の考え方
4-4 表面自由エネルギーと表面偏析
4-5 過飽和状態からの核形成・結晶成長
4-6 ブリードアウトにおける熱力学と速度論
4-7 「表面に出やすいこと」と「析出しやすいこと」の違い
5.添加剤の拡散・移行を支配する因子
5-1 Fickの拡散則の基礎
5-2 添加剤の分子量、分子形状、極性の影響
5-3 ポリマーの種類と添加剤の溶解性
5-4 ガラス転移温度と分子運動性の影響
5-5 結晶化度と非晶領域の影響
5-6 温度、時間、湿度、接触材料の影響
5-7 成形条件、冷却速度、保管条件の影響
5-8 プレートアウトと製品表面へのブリードアウトの違い
6.ブリードアウトの代表的な発生事例
6-1 酸化防止剤・光安定剤のブリード
6-2 滑剤・離型剤・ワックスのブリード
6-3 可塑剤および液状難燃剤の移行
6-4 難燃剤のブリードアウト
6-5 未反応モノマー、オリゴマー、分解生成物の析出
6-6 ゴムにおける硫黄、ワックス、老化防止剤のブルーム
6-7 異種材料との接触による添加剤移行
6-8 使用中の劣化に伴って発生する表面異常
7.ブリードアウトの原因分析
7-1 原因解析の基本的な進め方
7-2 目視・光学顕微鏡・電子顕微鏡による観察
7-3 ATR-FTIR、ラマン分光法による表面物質の同定
7-4 XPS、TOF-SIMSなどによる表面分析
7-5 溶媒洗浄、転写、掻き取りによるブリード物の分離
7-6 GC/MS、熱分析、クロマトグラフィーによる成分分析
7-7 マッピングおよび深さ方向分析
7-8 分析方法を選択する際の注意点
7-9 微量析出物を分析するときのコンタミネーション対策
8.ブリードアウト防止対策
8-1 添加量を減らすだけでは解決しない理由
8-2 ポリマーと添加剤の相溶性の改善
8-3 高分子量化、反応型・ポリマー型添加剤の利用
8-4 添加剤の種類、分子構造、融点、結晶性の選定
8-5 添加剤の併用と相互作用の見直し
8-6 樹脂・ゴムのグレード変更
8-7 結晶化度、非晶構造、モルフォロジーの制御
8-8 混練・分散・成形・冷却・アニール条件の最適化
8-9 表面処理、コーティング、バリア層の活用
8-10 保管温度、湿度、包装、接触材料の見直し
8-11 「意図的に表面移行させる添加剤」との両立
9.実務におけるトラブル解析の進め方
9-1 現象確認
9-2 原因候補の分類
9-3 分析計画の立案
9-4 再現試験および促進試験
9-5 材料・配合・工程・保管条件の対策優先順位
9-6 対策後の再発防止と品質管理
10.まとめ・質疑応答
10-1 ブリードアウトを理解するための要点
10-2 原因解析で陥りやすい誤り
10-3 防止対策を検討する際の基本原則
10-4 質疑応答
公開セミナーの次回開催予定
開催日
【LIVE配信】2026/9/30(水) 12:30~17:00
【アーカイブ配信受講】10/1(木)~10/8(木)(何度でも受講可能)
開催場所
【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。
受講料
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円)
会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
非会員の方は1名につき49,500円(税込み)です。
会員の方もしくは新規会員登録していただいた方の受講料は以下の通りです。
★1名で申込の場合、46,200円(税込)に割引になります。
★2名以上同時申込の場合、1名につき半額の24,750円(税込)に割引になります。
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備考
- 資料付(PDFデータの配布)
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- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
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