ホログラム技術の基礎および 車載用ヘッドアップディスプレイ(HUD)への応用
【LIVE配信】2024/4/22(月) 12:30~16:30 , 【アーカイブ配信】4/23~4/30 (何度でも受講可能)
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03-6206-4966
開催日時 | 2022/10/13(木)10:30~16:30 |
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担当講師 | 小野 記久雄 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 55,000円(税込) |
★先行各社の新技術、最新製品を徹底分析、今後の技術やビジネスの方向性を読む!
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
2022年CESで始まったOLEDを搭載ディスプレイ機器の新提案では、三星ディスプレイ(SDC)が長年開発して来た量子ドット(QD)-OLEDパネルをTV/モニターへ製品提供が最大話題となった。OLEDとして最高の1,500nitsのピーク輝度を謳っている。これまでTV用で量産実績のあるLGディスプレイ(LGD)の白色(W)OLEDでは、発光材料に重水素置換するOLED-EX技術での30%輝度向上で対抗を表明した。両機器はその後製品化され、カタログ値に近い性能が確認された。スマートフォンではGalaxy S22 Ultraが1,750nitsをアピールした。
OLED輝度および効率向上の流れは、ディスプレイ学会SID’22にも及び、懸案であった青色発光材料では、出光興産の三重項-三重項融合(TTF)を2層発光層とし効率向上、SDCの青色燐光材料の長寿命化、の流れに引き継がれた。
本セミナーでは、まず、本年度のトピックスとも言えるQD-OLED、青色発光材料における重水素化、TTF、燐光材料などの効率向上技術内容を解説する。次に、2020年以降のフレキシブルOLED新技術である、フォルダブルモジュール、パンチホール、LTPOの各技術を解説する。
さらに、新技術が宝箱のように集大成されたGalaxy Z Fold3の解析を行う。さらなる新技術は、Sペン対応でフォルダブルモジュールに導入されたデジタイザ―、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、を皮切りに、効率向上のCOE(Color filter On Encapsulation)、そして画面下カメラ(UPC/UDC)である。UDC技術に関しては市場先行するVisionoxを含む中国パネルメーカとSDCの技術比較も行う。将来技術に関しては、All InkJet 印刷を目指すSDCの溶媒OLED開発状況も加え、さらなる投資案件として注目を集めるタブレット、ノートPC向けのIT-OLED技術にも触れていく。
1.OLEDの効率向上の新技術(重水素化、TTF、青色燐光)、最新のフレキブル・フォルダブルOLEDの構造、新導入技術(パンチホール、LTPO、UDC、COE)などの最新技術習得、
2.本年製品化されたQD-OLED、WOLED搭載TV、Galaxy Smartphoneの最新製品のラインナップ、これらの構造と表示画質および市場動向を理解でき、ビジネス視点を含む知識の習得、
3.将来技術であるインクジェット印刷で全工程製造した溶媒系OLEDの開発状況、直近の大型投資を控えるIT-OLED技術の把握、
4.1~3の習得で未来に対して必要な技術、ビジネス動向のヒントを習得できる。
(株)サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 氏
1.OLEDディスプレイ・デバイスの構造と動作原理
1.1 RGB-OLED、大型TV用WOLEDの構造と動作原理、OLEDの開口率の位置づけ
1.2 フォトルミQDの原理、QD-OLEDの構造、青色発光効率の比較(LED vs OLED)
2.ディスプレイ市場の戦国絵巻、CES2022のOLED搭載ディスプレイの飛躍
2.1 ディスプレイ市場毎のOLEDシェア、ディスプレイ・デバイスの戦国絵巻
2.2 CES2022におけるOLED搭載ディスプレイの製品提案
2.3 CES2022以降OLED搭載ディスプレイの製品化状況およびOLED輝度の飛躍
3.青色発光材料を含めて飛躍したOLEDの効率向上
3.1 青蛍光材料ドーパントへの重水素置換
3.2 青蛍光材料の三重項-三重項融合(TTF)による発光層2層化(SID’22: 出光興産)
3.3 HF/TADFおよび青燐光材料の開発状況(SID’22:Kyulux、SDC)
3.4 メタライトレンズアレイ(MLA)によるWOLED取り出し効率向上(SID’22:LGD)
4.製品化を実現したQD-OLEDの表示性能と効率上の課題
4.1 QD-OLEDの製品表示性能、QDデバイスのロードマップ
4.2 QD-CF層の形成はホトからIJ印刷へ転換
4.3 QD-OLEDのタンデム発光層構造と効率解析
5.スマートフォン用フレキシブルOLEDの2020年当時の開発計画と技術内容
5.1 2020/2021年発売のフレキシブルOLED搭載スマホの仕様と搭載OLED技術
5.2 フォルダブルモジュール:中立面理論の粘着層/フィルム積層と遮光金属板の組合せ
5.3 パンチホール:リフトオフで封止を実現
5.4 LTPO:画素駆動周波数可変対応、しかしTFT工程は大幅増加・複雑化
5.5 LTPO画素回路:Vthの内部補償、TFT数7個は変わらず内2個がOxide TFT(NMOS)
6.フレキシブル・フォルダブルOLEDの集大成: Galaxy Z Folod3の新技術(SDC技術解析)
6.1 新技術はSペン、ECO2OLED(COE、円偏光レス)、UPC/UDC(画面下カメラ)
6.2 Sペン対応でデジタイザ‐内蔵:炭素繊維強化プラスチック(CFRP)がモジュール導入
6.3 反射低減で黒バンクを導入したCOE(Color Filter On Encapsulation)構造
6.4 UDC(画面下カメラ)の開発課題
6.5 発光画素数ppiを減らし、陰極をレーザ除去して透過率を上げたUDC構造
7.中国パネル(Visonoxほか)が先行したUDC技術とSDC技術の比較
7.1 中国パネルSDC技術とSDC技術の比較
7.2 業界をリードしたVisionoxのUDC技術(SID’22)
7.3 BOE、TianmaのUDC技術(SID‘22)
7.4 US特許調査で見るSDCの追撃状況
8.All Ink Jet 印刷での溶媒OLED開発(SID’22、SDC)
9.IT-OLEDの開発内容とOxide TFTの移動度向上(SID’22、SDC)
10.まとめ:2022年のOLEDの市場毎ディスプレイ輝度と進化の製品サイクル
2022/10/13(木)10:30~16:30
Zoomによるオンライン受講
1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
資料は事前に紙で郵送いたします。
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