リチウムイオン二次電池における電極界面の設計・評価と特性改善【提携セミナー】
おすすめのセミナー情報
もっと見る開催日時 | 2024/4/5(金)13:30~16:45 |
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担当講師 | 片山 祐 氏 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
定員 | 30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。 |
受講費 | 非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 38,500円 (本体価格:35,000円) |
★電池性能のさらなる向上においてキーとなる電極/
電解質(電解液)の界面の解析や制御について2名講師が徹底解説!
リチウムイオン二次電池における
電極界面の設計・評価と特性改善
【提携セミナー】
主催:株式会社R&D支援センター
◆セミナー趣旨
【第1部】
二次電池性能のさらなる向上には、界面に立脚した材料開発が重要である。その実現には、充放電後などex situでの界面解析に加え、界面を電池作動条件下(=operando)で直接評価する手法が望まれる。
本講演では、演者らが開発してきたoperando赤外分光法を用いた蓄電池反応解析の結果を、従来のex situ手法と対比しながら概説する。ex situ測定では困難であった、触媒作動条件でのみ観察可能な過渡的な中間体物質の同定や、(電気)化学反応の電極表面依存性、電解液依存性をoperando解析手法を用いて評価した例を紹介する。また、operando測定の基礎・応用研究双方での今後の展望についても議論する。
【第2部】
電気自動車の加速的な普及により、高性能な次世代リチウムイオン電池の開発が益々重要になっています。特に、数秒以内のごく短時間での急速充放電技術など、新しい技術が求められています。講師らは、誘電体ナノ粒子をリチウムイオン電池の界面に導入することで、電池の充放電速度を大幅に短縮できることを見出しました。
本講演では、誘電体界面による性能改善メカニズムについて、わかりやすく解説します。また、全固体電池、特に酸化物系全固体電池に関する課題と界面制御技術についても解説します。
◆習得できる知識
【第1部】
- 作動中の電極表面を分子レベルで可視化できる、operando界面解析の基礎
- 吸着種、溶存種由来のピークが混在するoperando赤外分光スペクトルの解析手法
- ex situ測定、operando測定の利点と欠点
- 代表的な電解液での観察結果とそこから得られる知見
【第2部】
- リチウムイオン電池の基礎知識と界面制御技術
- 全固体電池の課題と動向
◆受講対象
- 電池メーカー、電解液メーカー、電極メーカー、リチウムイオン電池など二次電池材料(電極・電解液)の研究開発・製造に携わる方
◆キーワード
リチウム,イオン,二次電池,バッテリー,LiB,電極,界面,講座,研修,セミナー
担当講師
【第1部】大阪大学 産業科学研究所 准教授 博士(工学) 片山 祐 氏
≪専門≫
電気化学、触媒化学、界面化学
≪略歴≫
2022年9月 インペリアルカレッジロンドン 材料科学科 訪問研究員
2022年3月 大阪大学 産業科学研究所 准教授
2018年10月 デンマーク工科大学 物理学科 訪問研究員
2018年1月 山口大学 大学院創成科学研究科 助教
2017年10月 マサチューセッツ工科大学 機械工学科 博士研究員
2017年9月 京都大学 工学研究科 博士(工学) 短縮修了
2016年4月 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2015年3月 京都大学 工学研究科 修士課程修了(江口研究室)
2013年3月 京都大学 工学部 卒業
【第2部】岡山大学 工学部 化学生命系学科 准教授 博士(工学) 寺西 貴志 氏
【専門】
二次電池材料、誘電体材料
【略歴】
2010年9月 東京工業大学 大学院 博士後期課程 材料工学専攻 修了
2009年4月~2009年9月 米国ペンシルバニア州立大学 客員研究員
2010年10月~2018年3月 岡山大学 工学部 化学生命系学科 助教
2018年4月~現在 同上 准教授
2021年4月~現在 東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 特任准教授 兼任
セミナープログラム(予定)
—–【第1部】13:30~15:00—–
「リチウムイオン電池における電極界面解析とその材料設計への応用」
大阪大学 准教授 片山 祐 氏
1. Ex situ測定vs operando測定
2. Ex situ測定でわかるリチウムイオン電池電極表面の情報
2-1 ex situ 拡散反射赤外分光測定
2-2 ex situ ラマン分光測定
2-3 ex situ X線光電子分光測定
2-4 ex situ核磁気共鳴分光測定
3.Operando測定の基礎
3-1 測定の原理
3-2 セルの構造
4.Operando測定でわかるリチウムイオン電池電極表面の情報
4-1 溶媒の分解挙動
4-2 リチウム塩の分解挙動
4-3 電極材料による表面反応の違い
4-4 電解液濃度による表面反応の違い
5.Operando測定結果を活用した材料設計例
5-1 電解液添加剤
5-2 電極コーティング
6.まとめと展望
≪質疑応答≫
—–【第2部】15:15~16:45 —–
「誘電体を用いたリチウムイオン電池の急速充放電化、全固体電池の界面制御」
岡山大学 准教授 寺西 貴志 氏
1.はじめに
2.誘電体を用いたリチウムイオン電池の急速充放電化
2.1 リチウムイオン電池内部の素反応と界面制御の重要性
2.2 誘電体界面を介した高速リチウム輸送
2.3 誘電体界面のキャパシタ電極への展開
3.全固体電池の界面制御技術
3.1 全固体電池の種類と酸化物系電池の課題
3.2 電磁波を用いた酸化物系電池の界面制御
3.3 乾式塗布による酸化物系電池の高性能化
4.おわりに
≪質疑応答≫
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2024年04月05日(金) 13:30~16:45
開催場所
【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。
受講料
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円)
会員: 38,500円 (本体価格:35,000円)
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名49,500円(税込)から
- 1名38,500円(税込)に割引になります。
- 2名申込の場合は計49,500円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
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