MLCC(積層セラミックコンデンサ)の基礎と大容量/小型化設計/信頼性評価【提携セミナー】

積層セラミックスコンデンサ

MLCC(積層セラミックコンデンサ)の基礎と大容量/小型化設計/信頼性評価【提携セミナー】

開催日時 【LIVE配信】2025/4/16(水) 10:30~16:30 , 【アーカイブ配信】4/18~4/25 (何度でも受講可能)
担当講師

山本 孝 氏

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

定員 30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
受講費 非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 44,000円 (本体価格:40,000円)

MLCC(積層セラミックコンデンサ)の

基礎と大容量/小型化設計/信頼性評価

 

【提携セミナー】

主催:株式会社R&D支援センター

 


 

◆セミナー趣旨

5Gは様々な業界で利用されている。生成AIが令和5年後半から空前のブームになり、AIの言葉を聞かない日は無い。その次の技術であるBeyond 5G(6G)は、AIとさらに一体化しサイバー空間と現実世界 (フィジカル空間) との融合を目指している:自動運転レベル4の実現である。

 

受動部品の代表である積層セラミックスコンデンサ-(MLCC)は小型・大容量・高性能・省電力・高信頼化が進んできた。特に、Ni内電MLCCはNi金属の低コスト化を特徴にして大容量・小型化が急速に進んだ。令和6年1月、長辺=0.16㎜,短辺=0.08㎜の「016008」サイズで, 現在最小の0201タイプ(0.2×0.1mm)と比べて体積は1/4ほどになるMLCCが発表された。同様に、受動部品の016008サイズのチップインダクタの開発が成功した。AI対応などに必須の受動部品MLCCとインダクターはさらに高性能化が進むであろう。

 

一方、生成AIサーバー向けの半導体チップに1608タイプ (1.6×0.8mm) の100μFの大容量MLCCの量産が発表された。

 

当講座では、MLCC の高積層技術、高信頼性技術を中心に幅広く、かつ詳細に解説を行なう。

 

◆習得できる知識

  • なぜ日本メーカは強いのか
  • 積層セラミックスコンデンサ-(MLCC)材料の基礎から応用
  • 原料からMLCC積層体まで
  • 内部電極/外部電極の進化
  • MLCCの高積層・高容量の技術
  • 積層の技,、その問題
  • MLCCの信頼性技術

 

◆キーワード

MLCC,積層,セラミック,セラミックス,コンデンサ,自動車,通信,講座,講義,セミナー

 

担当講師

防衛大学 名誉教授/大阪公立大学 客員教授 工学博士 山本 孝 氏

 

セミナープログラム(予定)

1.移動通信システムの進化/自動運転レベル3,自動運転レベル4

 

2.AIサーバー用大容量MLCCの必要性

 

3.民生用/車載用MLCCサイズの変遷/MLCCの温度特性:車載用/生成AI

 

4.コンデンサのDC電圧依存性 (Class1 vs Class2 MLCCの温度特性/DC特性/温度上昇)

 

5.スマートホンに搭載される電子部品の個数/自動車に搭載されるMLCCの個数の変遷

 

6.ムーアの法則は生きているか, そろそろ飽和?
ロジック半導体の微細化ではムーアの法則は生きている

 

7.MLCCの世界ランキングと市場, MLCC事情,MLCCの世界ランキングが変わる

 

8.Ni-MLCCの商用化で IEEE Milestone賞を受賞

 

9.MLCCをLCR等価回路で考えると,低ESLコンデンサの利用,Lキャンセルトランス

 

10.Lキャンセルトランスで,ノイズ対策,近傍アンテナ間のノイズ対策,何故ノイズが消える

 

11.MLCC材料から見たBaTiO3+希土類+アクセプタ+固溶制御材+焼結助剤の歴史

 

12.MLCCの小型化,容量密度の進化,誘電体層薄層化の進化

 

13.MLCCの進展方向,小型化,大容量,高信頼性,自動車用コンデンサの要求性能

 

14.Ni-MLCCの製造プロセス,グリーンシートの技術動向

 

15.高信頼性MLCCに必要なこと,微小粒径,コア・シェル構造の利点

 

16.BaTiO3の誘電率のサイズ効果/小型・大容量化の課題,コアシェル構造の効用

 

17.薄膜用MLCCに求められる特性,水熱BaTiO3,修酸法BaTiO3

 

18.微少・均一BaTiO3のためのアナターゼTiO2,アナターゼTiO2の合成法

 

19.固相反応によるBaTiO3 の反応メカニズム

 

20.水蒸気固相反応法,水を介してBaTiO3の低温反応/
水で加速する室温固相反応(BaTiO3)/ Cold sintering は実用化できるか

 

21.粉砕と分散とは、メデイアのサイズ、メデイアの材質

 

22.微小ビーズ対応ミルによるナノ分散テクノロジー最前線

 

23.分散技術/分散質の種類と分散系/分散機構の概要

 

24.MLCC分野におけるポリグリセリン誘導体の検討,MLCC用添加剤材/
MLCCへの適用,MLCC焼結体への効果

 

25.BaTiO3ナノキューブの開発と適用,BTナノキューブ/
グラフェン積層体のMLCC適用

 

26.RFプラズマ法による複合ナノ粒子合成

 

27.分級,MLCCの内電Ni粒子に最も重要な技術/Niナノ粒子の作り方(分級の役割)

 

28.MLCCでもう一つ重要な要素,内部電極と外部電極

 

29.高積層・高容量MLCCのためのNi内部電極用Ni微粒子、

 

30.供材の効果(Ni電極と誘電体の線膨張係数差を如何に少なくする)

 

31.2段焼成法のNi内部電極の効果,カバーレッジの向上

 

32.Ni内部電極の成形メカニズム(膜断面の観察),
Ni内部電極の連続性(カバーレッジ)向上のメカニズム

 

33.熱プラズマNi微粒子の合成,粒度分布,表面不活性,

 

34.Ni電極への添加効果(Ni-Cr, Ni-Sn), Ni-Sn内電MLCCの特性

 

35.Ni電極印刷法(グラビア印刷),プラズマ法, 微粒子コーテイング法

 

36.MLCC外部電極(高温対応)

 

37.セラミックスコンデンサー(MLCC)の温度特性

 

38.X8R規格のMLCC,(Ba,Ca,Sn)TiO3の特性評価,Caの役割,Snの役割

 

39.X8R規格のMLCCの他の方法, 応力印加効果

 

40.電圧印加で容量が増加するMLCCとは,PZT薄膜のキュリー点が600℃???
歪エンジニアリング/”Strain Engineering”

 

41.導電性高分子コンデンサ,フィルムコンデンサ,シリコンキャパシター

 

42.2022 Taiwan-Japan Passive Component Technology Symposium

 

43.積層セラミックスコンデンサ(MLCC)の信頼性/BaTiO3の絶縁性/

 

44.絶縁破壊と絶縁劣化/BaTiO3の絶縁性を上げるための添加物の役割

 

45.置換サイトの基本は絶縁性,BaTiO3のどのサイトに入る, 置換サイトの同定法

 

46.BaTiO3の高温電気伝導に与えるBa/Ti比,希土類効果

 

47.MLCCの絶縁劣化メカニズム/絶縁抵抗:時間,HALT結果

 

48.コア・シェル構造の絶縁抵抗依存性/Cu, Sn固溶Ni-MLCCの絶縁抵抗時間変化

 

49.誘電体の導電メカニズムの分類/薄膜,MLCCのリ―ク電流依存性

 

50.ショットキー電流とプールフランケル電流/Cu-MLCCとNi-MLCCの特性の違い

 

51. 劣化時のリーク電流の変化について/酸素欠陥評価法:熱刺激電流

 

52.交流インピーダンス・等価回路法による評価,MLCC, SOFCに適用

 

53.圧電応答顕微鏡(PFM),接触共振-圧電応答顕微鏡(CR-PFM),KFM法による表面電位測定

 

54.酸素欠陥(熱刺激電流)による酸素欠陥の評価

 

55.MLCCの絶縁抵抗劣化に及ぼすLa添加効果

 

56.セラミック/内部電極界面,粒内,粒界を流れる電流,JE特性による分類

 

57.まとめ

 

付記1 最近のMLCC研究動向

 

付記2 現象論的熱力学を用いたBaTiO3の特性シミユレーション

 

≪質疑応答≫

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

【LIVE配信】2025/4/16(水) 10:30~16:30

【アーカイブ配信】4/18~4/25 (何度でも受講可能)

 

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

 

受講料

非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 44,000円 (本体価格:40,000円)

 

会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。

  • 1名申込の場合、55,000円(税込)→44,000円(税込)
  • 2名同時申込の場合、合計110,000円(税込)→合計55,000円(税込)
    ※両名の会員登録が必要です。

 

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LIVE配信のご案内

こちらをご参照ください

 

備考

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

 

  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

 

お申し込み方法

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★【LIVE配信】、【アーカイブ配信】のどちらかご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。

 

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