架橋技術入門~強靭性・自己修復材料・材料強化~【提携セミナー】

ゴムの架橋と特性解析

架橋技術入門~強靭性・自己修復材料・材料強化~【提携セミナー】

開催日時 未定
担当講師

高島 義徳 氏
以倉 崚平 氏

開催場所 未定
定員 -
受講費 未定

架橋技術入門

~強靭性・自己修復材料・材料強化~

 

【提携セミナー】

主催:株式会社R&D支援センター

 


 

◆セミナー趣旨

高分子材料の力学物性の調整において化学架橋の導入は重要であり、1843年のC. Goodyearらによるゴムの加硫を起点に広く行われてきた。近年、高分子材料科学と超分子科学の融合により、可逆性架橋と可動性架橋に基づく新たな機能付与が行われてきた。可逆性架橋は架橋点が一度解裂しても、再度結合する特徴がある。これが分子認識に基づいた接着性やマイクロクラックを修復するという自己修復機能に繋がる。一方、可動性の架橋点は、架橋点自身が崩壊することは無いが、永久架橋点のように固定化されていないため、応力分散性に基づく強靭性を示す。我々は、マクロ環状分子であるシクロデキストリンとゲスト分子の包接錯体を用いて、可逆性架橋材料または可動性架橋材料を作製し、超分子の架橋形式、架橋点の会合定数や緩和時間と力学特性の関係を調べ、機能創成に繋げてきた。更にセルロース等のフィラーや結晶と組み合わせたさらなる機能向上も実現した。本セミナーでは、これらの最近の開発・研究状況について報告する。

 

◆習得できる知識

  • 高分子材料の架橋に基づく機能設計について理解できる
  • 高分子材料の架橋に基づく機能設計における最新の研究・開発動向を学ぶことができる
  • 高分子製品の強靭化・修復性付与に基づく長寿命化の手法を習得できる

 

◆受講対象

製造業務にたずさわって1~3年の若手技術者や新人~中堅の方

 

◆必要な前提知識

特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします

 

◆キーワード

高分子架橋,自己修復性材料,強靭性,化学架橋,可逆性,可動性,講演,セミナー,研修

 

担当講師

大阪大学大学院理学研究科 教授 博士(理学) 高島 義徳 氏

 

【専門】
超分子・高分子科学

【略歴】
2003年3月 大阪大学大学院理学研究科 博士課程高分子科学専攻修了
2004年4月 日本学術振興会 特別研究員 (PD大阪大学大学院工学研究科)
2005年4月 大阪大学大学院理学研究科 高分子科学専攻 助手
2016年6月 大阪大学大学院理学研究科 高分子科学専攻 講師
2018年6月 大阪大学大学院理学研究科 高分子科学専攻 教授

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

大阪大学大学院理学研究科 特任助教 博士(理学) 以倉 崚平 氏

 

【専門】
超分子・高分子科学

【略歴】
2022年3月 大阪大学大学院理学研究科 博士課程高分子科学専攻修了
2022年4月 大阪大学大学院理学研究科 高分子科学専攻 特任研究員
2023年4月 大阪大学大学院理学研究科 高分子科学専攻 特任助教

 

セミナープログラム(予定)

1. 序論
1-1. 高分子とは?
1-2. 化学架橋からなる高分子材料
1-3. 可逆性架橋からなる高分子材料
1-4. 可動性架橋からなる高分子材料

 

2. 自己修復性高分子材料の始まり
2-1. マイクロカプセルを用いた自己修復性材料
2-2. Diels-Alder反応を用いた自己修復性材料

 

3. 化学架橋を用いた機能設計
3-1. 化学架橋を用いた力学物性の調整
3-2. 架橋間の絡み合いを利用した強靭性材料

 

4. 可逆性架橋を用いた機能設計
4-1. 可逆性架橋材料の速度論・熱力学と機能の相関
4-2. 非共有結合を用いた機能設計
4-3. 動的共有結合を用いた機能設計
4-4. 複数の相互作用を利用した機能設計

 

5. 可動性架橋を用いた機能設計
5-1. 可動性材料の作製アプローチ
5-2. 可動性架橋を用いた機能設計
5-3. 複数の相互作用を利用した機能設計

 

6. 強靭性・自己修復性材料の市場動向・開発動向
6-1. 強靭性・自己修復性材料の市場動向
6-2. 強靭性・自己修復性材料の開発動向

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

未定

 

 

開催場所

未定

 

 

受講料

未定

 

 

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備考

  • 資料付(PDFデータでの配布)
    ※紙媒体での配布はございません。
    ※資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

 

お申し込み方法

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