国内ワクチン製造の促進に向けたデュアルユースの開発【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 片岡 雅知 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
★“期待価値アプローチ”を起点に考えるワクチンの創薬・製薬の新たなプラットフォーム
★豊富な判例の分析から考えるバイオセーフティ・セキュリティのリスクマネジメント
★経済産業省によるバイオ医薬品製造拠点整備事業の促進に応えるために必要なこととは?
国内ワクチン製造の促進に向けたデュアルユースの開発
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
・バイオセーフィ/ハザードの規制と訴訟事例
・デュアルユースの理論
・期待価値アプローチ
習得できる知識
製造の委受託締結時の法務スキル
担当講師
①成城大学 グローカル研究センター 客員研究員 片岡 雅知 氏
【略歴】
2020年〜2021年、英国オックスフォード大学 哲学科 認定学生
京都大学ヒト生物学高等研究拠点で特定研究員、
横浜国立大学・昭和薬科大学・東京家政大学で
非常勤講師をつとめる
執筆:「デュアルユース研究の何が問題なのか:
期待価値アプローチを作動させる」
(『年報 科学・技術・社会』第30号(河村賢との共著))
②国際取引法学会 理事副会長(元明治学院大学教授) 高田 寛 氏
【略歴】
・明治学院大学法学部教授(2017年4月~2022年3月)
・富山大学経済学部教授(2013年4月~2017年3月)
・外資系コンピュータメーカー、静岡放送㈱
・明治学院大学大学院・国士舘大学大学院非常勤講師
・国際取引法学会理事副会長、企業法学会理事、GBL研究所理事
・専門分野:国際取引法、国際ビジネス法、企業法、技術と法
セミナープログラム(予定)
10:00-12:00
①期待価値アプローチ:責任あるデュアルユース研究開発へむけて
成城大学 グローカル研究センター 客員研究員
片岡 雅知 氏
【講座主旨】
新型コロナウイルスの流行により、バイオセキュリティ・セーフティへの関心が高まり、「デュアルユース」という言葉を聞く機会も増えてきました。本講演では、この言葉の意味・歴史的背景を改めて確認するとともに、デュアルユース性のある研究開発を責任ある仕方で進めるためのポイントについて論じます。研究開発のリスクにかんする国内外での議論動向をもとに「期待価値アプローチ」と呼ばれる理論を紹介し、新型コロナウイルスに対するワクチン開発にかんして指摘されてきた懸念点を事例に、具体的に議論できればと存じます。
【講演内容】
1. 「デュアルユース」とはなにか
・本来の定義
・「用途多義性」:研究開発規制について
・「デュアルユース製造拠点」について
2. デュアルユース性のある研究・開発に対する懸念点
・本邦の議論動向
・国外の議論動向
3. 責任あるデュアルユース研究のために
・「期待価値アプローチ」とはなにか:リスク評価の重要性
・社会的責任についてどう考えるか
4. 新型コロナウイルスに対するワクチン開発を例に考える
13:00-16:00
②デュアルユース研究におけるバイオハザードに関する法的課題
国際取引法学会 理事副会長(元明治学院大学教授)
高田 寛 氏
【講座主旨】
21世紀に入り、バイオテクノロジーに関する研究は、遺伝子組換え技術、ゲノム編集、iPS細胞など、主要国を中心に急速に進展している。これらの技術は本来医療を目的としたものであるが、悪用すれば生物兵器を製造するためのものにもなりうる(デュアルユース)。本講では、バイオセイフティ、バイオセキュリティの観点から法的検討を加える。
【講演内容】
1.デュアルユースと生物兵器禁止条約
・科学・技術のデュアルユース問題
・科学・技術の用途の両義性に関わる規範
・病原体研究に関するデュアルユース問題
・安全保障貿易管理
・生物兵器禁止条約(BWC)
2.医薬品開発とワクチン
・COVID-19ワクチン
・ワクチン開発
・日本のワクチン開発の問題
・政府の取組み
3.バイオハザード(バイオセキュリティ・バイオセイフティー)
・バイオハザードとは
・コロナウイルス感染源と関連事件
・バイオセイフティ・レベル
・リスクグループ4(BSL4)
・カルタヘナ法/カルタヘナ議定書
4.ゲノム編集
・ゲノム編集とは
・ゲノム編集の負の側面
・CRISPR/Cas9
・ヒト受精卵への遺伝子操作
・黄論文
・デザイナー・ベイビー
・胚性幹細胞(ES細胞)との関係
・日本の法規制
・生命倫理に関する法規制
・正常胚に対する遺伝子操作
・生物多様性への影響
・生物兵器としての可能性
5.遺伝子組換え
・遺伝子組換え技術
・遺伝子組換え作物(GMO)
・モンサントの除草剤
・安全性への懸念
・日本の法規制
6.再生医療との関係
・胚性幹細胞(ES細胞)
・人工多様性幹細胞(iPS細胞)
・クローン技術
・キメラ体
7.バイオハザード関連訴訟(代表的事例)
8.バイオハザードに対する対策
・感染症法
・国際連合危険物輸送勧告
・特定病原体等
・病原体等の法定分類表
・病原体等安全管理規程
・バイオハザードのマーク
・感染性廃棄物に関わる施設
・科学・技術のデュアルユース問題に関する検討報告
・科学・技術の用途の両義性に関わる規範
・科学者の行動規範- 改訂版-
・科学者の倫理
・検討事項
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。