《リチウムイオン電池,全固体電池など》電池製造における乾燥プロセスおよびドライルーム・低湿度環境の技術,その評価【提携セミナー】
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もっと見る開催日時 | 2023/4/4(月)10:15~16:45 |
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担当講師 | 西野 敦 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 66,000円(税込) |
★「マイナス数十℃」 環境での製造プロセスの省エネ化 , 「絶乾」などのプロセス構築・維持のために
★硫化物系全固体電池から「硫化水素ガス」を放出させないための「部材」・「製造工程」の湿度条件とは?
《リチウムイオン電池,全固体電池など》
電池製造における乾燥プロセスおよび
ドライルーム・低湿度環境の技術,その評価
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- 電池製造プロセスの概要と水分,湿度対策とその効果の最新動向
- ~電池材料の乾燥品質に重要な~ 電極板真空乾燥炉および電極材料焼成炉とその応用
- ドライルーム設備・省エネルギー技術
- 表面(界面)自由エネルギーの 塗膜,コーティング,接着分野への考え方とその応用
習得できる知識
リチウム電池・全固体LiB電池,EDLCの製造環境は超低湿度 (低露点) が求めら れ,環境水分が製品性能に大きく影響する。この対策として,ドライルームやドライチャンバーの中 で製造される。本稿では電池製造プロセスの湿度管理の実情および露点と 電池諸特性,経済的な運用上のポイントにいて学びます。
担当講師
【第1部】西野技術士事務所 所長 工学博士 技術士 西野 敦 氏
【第2部】(株)ノリタケカンパニーリミテド エンジニアリング事業部 ヒートテクノ部 設計4グループグループリーダー 清水 友佑 氏
【第3部】新菱冷熱工業(株) イノベーションハブ 環境制御領域 生産環境研究グループ
主査 技術士(衛生工学部門) 佐原 亮 氏
【第4部】(株)第一科学 執行役員 特機事業部事業部長 武田 秀樹 氏
セミナープログラム(予定)
【10:15~12:15】
第1部 電池製造プロセスの概要と水分,湿度対策とその効果の最新動向
- 講師 西野技術士事務所 所長 工学博士 技術士 西野 敦 氏
(元・パナソニック(株) 本社研究所 所長)
(電気化学会・キャパシタ技術委員会 元・委員長・特別顧問)
【講座の趣旨】
リチウム電池・全固体LiB電池,EDLCの製造環境は超低湿度 (低露点) が求めら れる。環 境水分が製品性能に大きく影響する。この対策として,ドライルームやドライチャンバーの中 で製造される。本稿では電池製造プロセスの湿度管理の実情および露点と 電池諸特性,経済的な運用上の重要となるポイン トを説明する。
【セミナープログラム】
1.概要
1.1 LiB電池の製造プロセスの主な推移について
1.2 LiB電池の火災の歴史と水分対策の歴史
1.3 NEDOのPEI層に及ぼす水分の影響の見解について
1.4 LiB電池,EDLCでの電解液の分解とガス発生メカニズム
2.乾燥方法が電池性能に及ぼす影響について
2.1 対流伝導,伝導電熱,輻射伝熱について
- 何故輻射伝導が,良いのか?
- 水分の物理吸着と化学吸着について
2.2 伝熱方法と接着強度との関係
2.2.1 EDLC特性への影響 2.2.2 LiB電池特性への影響
2.3 露点とLiB電池性能の関係について
3.ドライルームの概要と歴史と熱効率改善について
3.1 Dry roomの主な構成とその変遷について
3.2 Dry roomとDry chamber の構成について
3.3 Dry roomの熱効率の改善効果
【質疑応答】
【13:15~14:15】
第2部 ~電池材料の乾燥品質に重要な~ 電極板真空乾燥炉および電極材料焼成炉とその応用
- 講師 (株)ノリタケカンパニーリミテド エンジニアリング事業部 ヒートテクノ部 設計4グループ
グループリーダー 清水 友佑 氏
【講座の趣旨】
二次電池製造プロセスにおける材料焼成, 電極板乾燥技術の基本事項と応用事例について解説する。
【セミナープログラム】
1.二次電池製造プロセスにおける加熱技術
1.1 電極材料焼成
1.2 電極板乾燥
2.電極材料焼成に用いる焼成炉:①ロータリーキルン
2.1 設備概略
2.2 加熱方式
2.3 二次電池製造プロセス適用事例
3.電極材料焼成に用いる焼成炉:②ローラーハースキルン
3.1 設備概略
3.2 加熱方式
3.3 二次電池製造プロセス適用事例
4.電極板乾燥に用いる乾燥炉:①真空バッチ炉
4.1 設備概略
4.2 加熱方式
4.3 二次電池製造プロセス適用事例
5.電極板乾燥に用いる乾燥炉:②真空連続炉
5.1 設備概略
5.2 加熱方式
5.3 二次電池製造プロセス適用事例
6.二次電池製造プロセス向け 加熱技術の開発動向
6.1 全固体電池製造プロセス向け加熱設備
6.2 環境配慮型加熱設備
6.3 その他:ノリタケの保有技術紹介
【質疑応答】
【14:30~15:30】
第3部 ドライルーム設備・省エネルギー技術
- 講師 新菱冷熱工業(株) イノベーションハブ 環境制御領域 生産環境研究グループ
主査 技術士(衛生工学部門) 佐原 亮 氏
【講座の趣旨】
本講座では,リチウムイオン電池の製造工程などで必要とされるドライルームに関する基本的な知識,省エネルギー技術について述べる。
【セミナープログラム】
1.ドライルーム
1.1 ドライルームの水分濃度
1.2 ドライルームの水分汚染
1.3 ドライルームの構成部材
2.露点温度の測定方法
2.1 ドライルームで使用される露点計
2.2 露点温度測定の注意点
3.除湿機
3.1 除湿方式
3.2 除湿機の機器構成
3.3 除湿機の管理方法
4.ドライルームの省エネルギー技術
4.1 除湿機の省エネルギー手法
4.2 局所ドライ化技術
【質疑応答】
【15:45~16:45】
第4部 表面(界面)自由エネルギーの 塗膜,コーティング,接着分野への考え方とその応用
- 講師 (株)第一科学 執行役員 特機事業部事業部長 武田 秀樹 氏
【講座の趣旨】
コーティングや複層膜において表面張力・表面エネルギーの制御は必須技術である。液の吐出性・濡れ性・浸透性と成膜後の平滑性・スリップ性・撥水性,及び層間付着など,材料の設計者としてはそれら事象を独立に制御したい。 たとえばコーティング液の表面張力は下げたいが, 塗布後の膜の性質には影響を与えたくないなど。ここでは表面張力・表面エネルギーの測定と各種特性の関連について,各種事例をあげて紹介する。また界面制御に最適な添加剤の構造と特性についても詳細な説明を加え,材料設計の実務に役立てていただけるようにする。
【セミナープログラム】
1.身近な現象と表面張力の影響を感じとる
- 表面張力,その値の大小の持つ実務上の意味
2.液の静的表面張力と動的表面張力を実務と結びつける
- それぞれの測定方法の紹介
- なぜ静的と動的を分けて論じるのか
- 下地への濡れ性・ハジキ現象と表面張力の関係事例
3.膜の表面自由エネルギーと各種物性への影響を理解する
- 接触角測定による方法
- 撥水性・超親水性・スリップ性の向上事例
- 膜の平滑性とその評価
- 目視を超えるGARDNER機器を用いた平滑性評価
4.表面・界面を制御する添加剤を使いこなすために
- ポリシロキサン系表面調整剤の構造と特性
- アクリル系表面調整剤の構造と特性
- マクロマー技術を用いた表面調整剤の構造と特性
- 液特性と膜特性を制御するのに有用な選定ガイド
- ピッカリングエマルジョンにおける層状ケイ酸塩と液中での表面張力測定
5.今後の開発方向を考える
- SDGsの達成に貢献する材料開発
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2023/4/4(月)10:15~16:45
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。