近赤外光から可視光へ波長変換する希土類系アップコンバージョン蛍光体の発光原理・具体的な材料と物性・応用例と課題【提携セミナー】

近赤外光から可視光へ波長変換する希土類系アップコンバージョン蛍光体の発光原理・具体的な材料と物性・応用例と課題【提携セミナー】

開催日時 未定
担当講師

冨田 恒之 氏

開催場所 未定
定員 -
受講費 未定

○長波長の光を短波長の光へと変換できるアップコンバージョン蛍光体を詳解!

○発光原理や合成法から具体的な高輝度アップコンバージョン蛍光体材料とその発光特性、

発光効率・安定性・寿命といった諸物性、そして世界の研究動向と応用例まで。

 

近赤外光から可視光へ波長変換する

希土類系アップコンバージョン蛍光体の

発光原理・具体的な材料と物性・応用例と課題

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

一般的な蛍光体は短波長で高いエネルギーの光を、長波長で低いエネルギーの光へと波長変換する材料であり、照明やディスプレイ等に広く利用されている。一方、アップコンバージョン蛍光体は長波長の光を短波長の光へと変換できる特殊な蛍光体である。本セミナーでは希土類元素を使ったアップコンバージョン蛍光体について、その発光原理や具体的な材料および物性を紹介する。また、アップコンバージョン蛍光体に期待されている応用例と、その実現に向けての課題を解説する。

 

◆受講後、習得できること

  • アップコンバージョン蛍光体の世界の研究動向
  • 希土類系アップコンバージョン蛍光体の発光原理
  • アップコンバージョン蛍光体の応用例
  • 液相プロセスによる効率的な多種類同時合成手法
  • 具体的な高輝度アップコンバージョン蛍光体材料
  • アップコンバージョン発光に関係する諸物性(発光効率、安定性、熱特性など)
    など

 

◆受講対象者

本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

 

◆必要な予備知識など

大学理工系学部レベルの化学・物理の基礎知識

 

担当講師

東海大学 理学部 化学科 教授 冨田 恒之 先生

 

■ご略歴:
2005年3月 東京工業大学大学院総合理工学研究科材料物理科学専攻修了 博士(理学)
2005年4月~7月 科学技術振興機構 博士研究員
2005年8月~2006年3月 東北大学多元物質科学研究所 助手
2006年4月~2007年3月 東海大学理学部 助手
2007年4月~2009年3月 同 助教
2009年4月~2016年3月 同 講師
2016年4月~2022年3月 同 准教授
2022年4月~現在 同 教授
現在に到る
2012年8月~2014年7月 文部科学省研究振興局 学術調査官(兼任)

■ご受賞歴:
・物質・デバイス領域共同研究拠点・ダイナミック・アライアンス事業本部 第1回物質・デバイス共同研究賞(2019年)
業績題目「波長変換技術と光機能材料の融合による新規光応用システムの創出」

・日本セラミックス協会第67回(平成24年度)進歩賞
業績題目「溶液化学的プロセスによる光機能材料の精密合成と高機能化」

 

セミナープログラム(予定)

1.アップコンバージョン蛍光体の世界の研究動向
(光線力学療法、ナノ粒子合成、バイオイメージング、太陽電池発電効率向上など)

 

2.希土類イオンを用いたアップコンバージョン発光現象
2.1 f軌道の分裂と励起・発光波長
2.2 多段階励起とエネルギー移動
2.3 Ybを用いた近赤外アップコンバージョン蛍光体

 

3.アップコンバージョン蛍光体の応用
3.1 セキュリティインキへの応用
3.2 エネルギー変換デバイス(太陽電池効率向上への応用)
3.3 バイオ応用(バイオイメージング、光線力学療法)
3.4 三次元立体描画ボリュームディスプレイ

 

4.具体的なアップコンバージョン発光材料と発光特性
4.1 アニオンの影響とフォノン
4.2 カチオンの影響(単純酸化物と複合酸化物)
4.3 エネルギー移動効率と希土類サイトの配置
4.4 希土類サイトの局所対称性(f-f遷移の禁制・許容)
4.5 緑色アップコンバージョン発光
4.6 赤色アップコンバージョン発光
4.7 青色アップコンバージョン発光
4.8 近赤外(800nm)アップコンバージョン発光
4.9 アップコンバージョン蛍光体の材料と特性の小まとめ

 

5.アップコンバージョン蛍光体の諸物性
5.1 アップコンバージョン蛍光体におけるダウンコンバージョン発光
5.2 アップコンバージョン発光の励起光強度特性
5.3 アップコンバージョン蛍光体の量子収率
5.4 アップコンバージョン蛍光体の安定性と温度特性
5.5 アップコンバージョン蛍光体の蛍光寿命
5.6 アップコンバージョン蛍光体の諸物性に関する小まとめ

 

6.研究報告例1「SrTa4O11の結晶多形とアップコンバージョン発光プロセス中のエネルギー移動回数」

 

7.研究報告例2「アップコンバージョン蛍光体ナノシートLaNb2O7の合成とフォノン緩和」

 

8.研究報告例3「Pr3+ドーピングによるアップコンバージョン発光の消光とエネルギー移動」

 

<質疑応答>

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

未定

 

開催場所

未定

 

受講料

未定

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

配布資料・講師への質問等について
●配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。

 

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

 

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