有機化学や進化分子工学によるタンパク質合成・取得技術と医薬品への応用【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 林 剛介 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
★有用タンパク質を得るための基礎から最先端技術までわかりやすく解説!
有機化学や進化分子工学による
タンパク質合成・取得技術と医薬品への応用
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
タンパク質医薬品は、低分子医薬品と比肩して大きな市場規模を誇るモダリティです。現在利用されているタンパク質医薬品のほとんどは、培養細胞を用いて遺伝子工学的に作製されたものですが、一方で近年タンパク質を化学的に合成する「タンパク質化学合成法」の発展が著しく、化学合成タンパク質の医薬品応用が期待され始めてきました。
本講座では、タンパク質化学合成法の基礎を解説するとともに、最先端の方法論まで紹介します。その過程で、ペプチド固相合成についても学びます。また、遺伝子工学的なタンパク質合成の基礎と応用(合成生物学や進化分子工学)についても紹介することで、現存するタンパク質作製技術を包括的に理解します。
◆受講後、習得できること
- ペプチド医薬品の合成法に関して基礎的な知識を得ることができます。
- タンパク質を有機化学的に作る方法「タンパク質化学合成法」について、その基礎から最先端技術まで深くご理解いただけます。
- タンパク質生合成系である翻訳系の基礎とその応用例について学ぶことができます。
- 医薬品候補となるペプチドやタンパク質(人工抗体)を進化分子工学の方法で取得する技術およびその応用例についての知識を得ることができます。
- タンパク質作製技術について、遺伝子工学的手法と化学的手法の両方を学ぶことで、それぞれの技術の相違点が明確になります。
担当講師
名古屋大学大学院工学研究科 生命分子工学専攻 准教授 博士(理学) 林 剛介 先生
■主経歴等
2009年 東京大学 先端科学技術研究センター 博士研究員(日本学術振興会特別研究員PD)
2011年 ボストン大学 バイオ医工学専攻 博士研究員(日本学術振興会海外特別研究員)
2012年 東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教
2013年 東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 助教
2019年 名古屋大学 大学院工学研究科 生命分子工学専攻 准教授
2019年 科学技術振興機構 さきがけ研究員(兼任)
2020年 京都大学 化学研究所 客員准教授(兼任)
■専門および得意な分野・研究
有機化学(特にペプチド化学、タンパク質化学)、進化分子工学、分子生物学(タンパク質合成)
セミナープログラム(予定)
1.自己紹介
2.タンパク質化学合成法?タンパク質を有機化学的に創る?
2.1 ペプチドを化学的に作製する技術「ペプチド固相合成」
2.2 ペプチドを繋いでタンパク質を作製する技術「ペプチド連結反応」
2.3 タンパク質の最先端化学合成法
2.4 化学合成タンパク質で何ができるか?
3.タンパク質生合成系である翻訳系とその合成生物学
3.1 リボソームによる翻訳メカニズム
3.2 遺伝暗号拡張・遺伝暗号リプログラミングによる非天然アミノ酸の導入
3.3 生体直行性を持つ翻訳系の創生
4.標的結合ペプチド・タンパク質を新たに生み出す進化分子工学
4.1 試験管内分子進化法(in vitroセレクション)
4.2 標的分子に結合する環状ペプチドや抗体タンパク質の取得技術
4.3 標的結合人工抗体の応用?コロナウイルス結合モノボディを例に?
5.ペプチド・タンパク質合成技術の将来展望と産業界への応用
(質疑応答)
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
配布資料・講師への質問等について
●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
お申し込み方法
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