〔初中級プロセス開発研究担当者にむけた〕実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方【提携セミナー】
おすすめのセミナー情報
もっと見る もっと見る開催日時 | 【LIVE配信】2024/1/23(火) 10:30~16:30 , 【アーカイブ配信受講】 2024/2/1(木) まで受付(配信期間:2/1~2/15) |
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担当講師 | 丸橋 和夫 氏 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
定員 | - |
受講費 | 通常申込:55,000円 E-mail案内登録価格:52,250円 |
〔初中級プロセス開発研究担当者にむけた〕
実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶ
スケールアップ・ダウン検討および
実験計画の進め方・データのとり方
開発初期(実験室~10Lスケール)の事例
パイロット試作(200~500Lスケール)での事例
パイロットから商用生産(2000Lスケール以上)での事例
商用生産開始後の事例
【提携セミナー】
主催:サイエンス&テクノロジー株式会社
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
プロセス開発にあたり、実験担当者、指導者は事前に熟知しておくべき多数の項目について伝授!
実験を行う前に知っておくべき基本的事項、パイロット、工場スケールでの製造に向けた実験の考え方、注意点、実験の計画法、データの収集法、データの評価法を説明すると共に実際のスケールアップ製造で遭遇した問題点をどのように対処、解決したか開発段階に応じた事例を参考にわかりやすく解説
【Live配信受講者特典のご案内】
Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。
◆ セミナー趣旨
医薬品、化学品開発の最終目標は商用生産にあり、原薬、中間体、化学品のスケールアップ製造は開発過程では絶対に避けられない部分である。プロセス開発にあたり、実験担当者、指導者は事前に熟知しておくべき項目が多数ある。本セミナーでは実験を行う前に知っておくべき基本的事項、パイロット、工場スケールでの製造に向けた実験の考え方、注意点、実験の計画法、データの収集法、データの評価法を説明すると共に実際のスケールアップ製造で遭遇した問題点をどのように対処、解決したか開発段階に応じた事例を参考にわかりやすく説明する。
◆ 得られる知識
- プロセス実験する際に熟知しておくべき基本的事項
- 実験の進め方、スケールアップするための確認、チェック事項
- スケールアップの進め方
- スケールアップの際の失敗事例とその原因の究明方法、対応策の考え方
- スケールアップの実際
担当講師
(株)三和ケミファ 医薬品事業部 統括本部長 薬学博士
丸橋 和夫 氏
[元 大鵬薬品工業(株) 合成技術研究所 所長」
セミナープログラム(予定)
1.医薬品(原薬、中間体)、化学品の開発とスケールアップ(基本的な考え方)
2.実験を行う前に熟知しておくべき基本的事項(順不同)
・試薬と工業原料の違い、試薬の規格
・プロセスと原料、中間体の規格(目的の品質の原料が入手できない(対応法))
・スケールアップで使用を避けるべき溶媒
・溶媒の特性と試薬の組み合わせ(例えば過酸化物ができないか?)
・乾燥終点確認の工程内試験(カールフィシャー試薬の妨害物質)
・2成分系の共沸混合物(水)
・汎用溶媒の静電気の緩和時間と半減期(静電気事故対策)
・反応に混入する水の要因と除去法
・結晶多形の管理(結晶形を区別する分析法)
・法律関係(化審法、安衛法、その他)
・結晶化(晶析)工程がスケールアップ可能か判断する実験法
・化学プロセスで使用される水の規格
・実用試験(use test)の重要性について
・サンプル評価について
・実験検討とプロセスの経済的評価(原単位について(原料費の試算))
・溶媒和物・水和物の考え方、対応法(脱溶媒法・脱水法)
・その他
3.スケールアップ実験するためのチェックポイント、考え方と原料、中間体の評価項目(安全性、安定性、結晶多形、溶媒和他)とその対応策
4.実験計画法による効率的なデータ収集
(1)スケールアップを前提とした実験計画の考え方
・事例1:プロセスの短縮(7日近くかかるプロセス(反応→抽出→濃縮→晶析→乾燥)を2日に短縮。)
・事例2:過酸化水素水による酸化反応(危険性回避)
(2)スケールアップ前提の実験計画の考え方、データの取得法、活用法
・一つの化合物を例に合成ルートの決定から商用生産まで
5.スケールアップでの問題点(実際の経験から)と対応策
(1)開発初期(実験室~10Lスケール)の事例
●転位反応:1gから10gにスケールアップしたら転位反応が原因で目的物が得られなくなった。(反応機構の理解)
●アスコルビン酸硫酸エステル誘導体の製造:1gスケールでは目的物が合成できたが、10gスケールでは合成不可の結果となった。(中間体の安定性)
●カラム分離工程の回避:前臨床試験に進むことが決まり、カラム分離工程回避の必要性が出てきた。(結晶性誘導体)
●ペントキシフィリン中間体の製法検討:文献を参考に実験を進めたが目的物は得られず、実験結果に基づいて検討を進めたところ、簡単な製法にたどり着いた。(反応の理解)
●抗生物質の側鎖の製造:新合成法を考案し、特許出願までしたが、中間体に安全性の問題あることがわかり、検討中止。(安定性は変えられない)
●その他
(2)パイロット試作(200~500Lスケール)での事例
●ジクロルアセトニトリルの製造:設備の性能を安易に考えて刺激性のミストが噴出した。(反応の理解)
●アミノチアジアゾール誘導体の製造:設備の性能を安易に考えてオーバー反応してしまった。(反応後の安定性確認)
●塩酸ペンタゾシンの中間体の製造:スケールアップして中間体を大量合成したら分解してしまった。(中間体の物性は変えられない)
●アミノチアゾール酢酸誘導体の製造:再結晶プロセスをスケールアップしたら目的物が得られなくなった。(必ず原因がある)
●その他
(3)パイロットから商用生産(2000Lスケール以上)での事例
●Phase3試験後の製法変更:爆発性の中間体を経由するためスケールアップ製造できずPhase3試験が終わってしまった。(反応の仕組みの理解)
●目標規格の原料が手に入らない:商用生産に入ろうとしたら原料が入手できなくなった。(原料調査の重要性)
●設備変更して反応の本来の姿がわかった:パイロットまでGL、商用生産でSUSに切り替えたところ錆が発生。(原料中の強熱残分の影響)
●アミノチアゾール酢酸製造のスケールアップ:パイロットまでは問題なかったが、商用生産で乾燥機の選択を誤った。(安定型と準安定型)
(4)商用生産開始後の事例
●収量低下の逸脱:原料の溶解時間の影響(原料と溶媒の相互作用)
●技術移転:季節の影響まで考えていなかった。(湿度の影響)
●原料の純度をアップ:高純度の原料に切り替えた途端に逸脱(不純物除去の仕組み)
●乾燥時間の管理:順調に商用生産がスタートしたが、突然製品の乾燥時間が2倍(10時間→20時間)になった。(水和物の考え方)
□質疑応答□
公開セミナーの次回開催予定
開催日
【LIVE配信】2024/1/23(火) 10:30~16:30
【アーカイブ配信受講】 2024/2/1(木) まで受付(配信期間:2/1~2/15)
開催場所
【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。
受講料
【一般受講】本体50,000円+税5,000円
【E-mail案内登録価格】本体47,500円+税4,750円
★E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)
【テレワーク応援キャンペーン(1名受講) オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合:受講料( 定価 41,800円/E-Mail案内登録価格 39,820円 )
定価:本体38,000円+税3,800円
E-Mail案内登録価格:本体36,200円+税3,620円
※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
なお、アーカイブ配信受講の場合は、配信日になります。
特典
Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。聞き逃しや振り返り学習に活用ください。
(アーカイブ配信については、「オンライン配信」項目を参照)
備考
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
★【LIVE配信】、【アーカイブ配信】のどちらかご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。