- おすすめ
GMP・ISO等で求められるデータインテグリティ対応実務講座(セミナー)
【LIVE配信受講】2025/3/19(水) 9:30~16:30 【アーカイブ配信】3/24~4/6
お問い合わせ
03-6206-4966
今回のコラムでは、「知っておきたいバイオ/生命科学分野の無料データベース10選」でもとりあげた生命科学系文献検索の大定番である「PubMed」について、最低限知っておきたい情報(データべースの概要、基本的な検索ルールと使い方)をまとめました。
目次
無料文献データベース「PubMed」の概要は以下の通りです。
生命科学系の研究者の間で、世界的に活用されている定番ツールとしてお馴染みですね。
2020年5月にリニューアルした「New PubMed」を基本システムとして運用し、ユーザーに役立つ新たな機能が追加されました。
では、主な追加機能について見ていきましょう。
[図1. PubMedのTOP画面(左:デスクトップ末端、右:モバイル末端)]
(※PubMedのURL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/)
端末にあわせて自動的に見やすい表示に切り替わるため、デスクトップ末端だけでなくタブレットやスマートフォンなどのモバイル末端でも見やすく、デスクトップ末端でしか利用できなかった機能が利用可能となりました。全体的にデザインが直観的で見やすい仕様になっています(図1)。
[図2. PubMed検索結果画面]
検索結果の表示順のデフォルトが”Most Recent”(新しい文献順)から”Best Match”(適合度順)になりました(図2-①)。
”Best Match”はユーザーの検索データによってトレーニングされた最新の機械学習アルゴリズムを使用して、文献の閲覧回数・発行日・関連性スコア・文献の種類などにより検索結果をランキングし、適正度の高い文献の優先表示機能が向上されました。
検索結果画面は検索語をハイライトしたスニペット表示になりました(図2-②)。
抄録の最初から表示するのではなく、検索した抄録の中から検索語に関連度が高い部分を抜き出して書誌情報の下に表示されるようになったので、検索結果より目的にあった論文をスクリーニングすることが簡単になります。
年ごとの文献の掲載数をグラフ化することで、より視覚的にトレンドをとらえることができます。
また検索結果の発行年ごとの絞りこみもグラフからできます(図2-③)。
フィルター機能も追加され、デフォルトのフィルター機能をアクティブにするだけでなく、フィルターメニューをカスタマイズできます(④)。
その他にもCSVファイル形式での保存、My NCBI(アカウント)の機能強化、MeSH・NLMカタログのデータベースとの統合による検索範囲の向上などユーザーにとって使いやすい機能が追加されています
改良が重ねられるデータベースの新機能をうまく使いこなし、研究に活用していきましょう。
調べたいキーワードをTOP画面の検索ボックスに入力するだけで簡易的に検索できますが、PubMedの検索語の基本的ルールを知れば、よりノイズの少ない目的にあう文献を検索することができます。
Index機能を利用するとPubMed索引にある熟語と文献件数がわかり、語尾の変化や用語があいまいな時の補助ツールとして利用できます。
[図3. Index機能]
使い方としては、
の手順となります。
PubMedの検索機能やルールは他にもたくさんありますが、まずは簡単にできるキーワード検索の一部をご紹介しました。
PubMedのTOP画面にもFAQs&ユーザーマニュアルが掲載されていますので、より複雑な検索をしたい場合はこちらも利用してみると良いかと思います。
[※PubMed FAQs&ユーザーマニュアル:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/help/]
(日本アイアール株式会社 特許調査部 N・Y)
※バイオ・生命科学分野の特許調査・文献調査は日本アイアールまでお気軽にお問い合わせください。