核融合発電の基礎知識と炉壁・周辺プラズマ挙動のシミュレーション解析技術【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 齋藤 誠紀 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
・核融合発電の基礎を知る。磁場閉じ込め方式を中心に。
・その実現に向けたシミュレーション技術も紹介。
核融合発電の基礎知識と炉壁・
周辺プラズマ挙動のシミュレーション解析技術
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
化石燃料やウラン燃料の枯渇が危惧される現在、資源枯渇の心配がなく、環境にやさしく安全な方法で、安定して電力を生む発電技術が求められています。
本講演では、エネルギー問題を解決する技術として国際協力のもとに研究・開発が続けられている核融合発電の原理を磁場閉じ込め方式を中心に説明するとともに、炉壁・周辺プラズマ挙動のシミュレーション解析技術の研究・開発状況を紹介します。
◆受講後、習得できること
- 核融合発電の概要、基礎・原理
- 磁場閉じ込め装置構造の概略
- 核融合発電におけるシミュレーション手法の概略
- 炉壁・周辺プラズマ挙動のシミュレーション手法と炉壁での水素リサイクリング過程に関する最近の知見
◆受講対象者
- 核融合発電技術の基礎知識、現状の技術的課題等
- 核融合発電の実現、安全性確保に向けた数値シミュレーション技術、研究事例
担当講師
山形大学 大学院 理工学研究科情報科学分野
工学部 情報・エレクトロニクス学科 准教授 博士(工学) 齋藤 誠紀 先生
・磁場閉じ込め核融合発電炉における炉壁と周辺プラズマの挙動をシミュレーション解析する技術の開発に長年従事
・高校生を対象にした核融合発電の基礎知識についての講演実績あり。専門的な内容をかみ砕いて分かりやすく解説し好評を博す
・核融合エネルギーフォーラムの専門委員や、日本シミュレーション学会の理事、さらには日本シミュレーション学会核融合深層学習研究委員会の委員長、東京大学生産技術研究所のリサーチフェローを務める
・過去、キングモンクット工科大学やカリフォルニア大学サンディエゴ校、自然科学研究機構核融合科学研究所などで客員研究員や客員准教授を務めた経験もあり
セミナープログラム(予定)
1. プラズマとは何か
1.1 原子の構造とプラズマ
1.2 自然界のプラズマ
1.3 プラズマを利用した製品と工業分野での利用
1.4 温度・密度から見たさまざまなプラズマ
2. 核融合発電の基礎
2.1 核融合反応
2.2 化学反応と核融合反応
2.3 恒星と核融合反応
2.4 元素と結合エネルギー
2.5 原子力発電との炉構造の比較
2.6 核分裂反応と核融合反応
2.7 天然の原子炉
2.8 世界のエネルギー資源確認埋蔵量
2.9 核融合炉の特徴
2.10 核融合発電とプラズマ
2.11 世界の核融合実験装置とITERの歴史
2.12 核融合エネルギーを試算する
3. 磁場閉じ込め核融合炉の仕組みと構造
3.1 典型的な核融合炉の構造
3.2 中性粒子入射加熱
3.3 イオン・電子サイクロトロン共鳴加熱
3.4 典型的な核融合炉の内部構造
3.5 磁場閉じ込めの仕組み
3.6 磁場中の荷電粒子の運動
3.7 さまざまな磁場閉じ込め方式
3.8 ミラー型からトーラス形状へ
3.9 ドリフトによる荷電分離
3.10 トカマク型・ヘリカル型
4.シミュレーション手法と水素リサイクリングにおける最新の知見
4.1 各種シミュレーション手法の概要
4.2 各種プラズマ計測手法の概要
4.3 炉壁が周辺プラズマに与える影響
4.4 水素リサイクリング過程の分子動力学シミュレーション
4.5 中性粒子輸送計算・流体計算との連携手法と得られた最近の知見
<質疑応答>
※口頭で質問したい方へは、その際にマイク使用を許可します。
※「Q&A」への投稿も、遠慮なくお願いします。
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
※配布資料等について
●配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。
・お申込の際にお受け取り可能な住所を必ずご記入ください。
・郵送の都合上、お申込みは4営業日前までを推奨します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
・それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、その場合、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございますことご了承ください。
・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。
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