量子ビームによる機能性高分子材料の開発技術と構造解析【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 吉村 公男 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
量子ビームによる
機能性高分子材料の開発技術と構造解析
《電子線・ガンマ線・イオンビームによる分解・架橋・グラフト重合反応とその応用》
《X線・中性子による構造・機能解析》
【提携セミナー】
主催:サイエンス&テクノロジー株式会社
◎量子ビームの種類・性質等の基礎から、物質の相互作用、有機・高分子材料への照射効果、応用、構造・機能解析手法までを詳しく解説。
◎EB硬化技術、二次電池・燃料電池用材料の創製、高分子電解質膜の構造・機能解析など、機能性材料開発への応用方法とその事例。
セミナー趣旨
一般的に機能性高分子材料の作製は、合成手順が多段階に渡り、精製操作も煩雑になりがちです。また、膜などの形状に成形する段階においても、膜厚の再現性の問題や、機能性を決める高次構造(会合状態)制御の困難さなど、様々な要因により所望の物性が発現しないことが多くあります。
本セミナーでは、量子ビームの種類・原理などの基礎から、電子・ガンマ・イオンビームを利用した分解・架橋・グラフト重合反応の機能性材料開発への応用方法とその事例、放射線グラフト重合技術、X線や中性子を用いた高次構造解析手法について解説します。
得られる知識
- 量子ビームに関する基礎知識
- 量子ビームを用いた高分子の分解・架橋・グラフト重合反応技術
- 機能性高分子材料の高次構造の解析技術並びに制御手法
- 汎用高分子の高性能化手法
- あらかじめ膜状に成形した基材高分子材料に、基材の物性を維持したまま、1ステップの処理で機能性ポリマーを共有結合でしっかりと「接ぎ木」(グラフト)できる放射線グラフト重合技術
受講対象
- 機能性高分子材料の開発に従事している方
- 高分子材料の製造、加工などの業務に携わっている方
- 汎用高分子の高性能化や機能性付与の技術開発に携わっている方
- 高分子の高次構造の制御や物性スクリーニングの効率化に興味のある方
担当講師
量子科学技術研究開発機構 高崎量子応用研究所 主幹研究員 博士(工学) 吉村 公男 氏
専門:放射線化学、高分子化学、構造有機化学、有機ケイ素化学
2009年 日本原子力研究開発機構 博士研究員(電子線、ガンマ線、イオンビームを用いた材料開発を担当)
2011年 日本原子力研究開発機構 特定課題推進員(電子線、ガンマ線、イオンビームを用いた電解質膜開発を担当)
2016年~ 量子科学技術研究開発機構(QST) 研究員(電解質材料の合成と評価、中性子ビームを利用した構造解析を担当)
セミナープログラム(予定)
第1部:量子ビームの基礎
1.量子ビーム(放射線)の基礎
1.1 量子ビームについて(種類、性質)
1.2 量子ビームのエネルギー・強度
1.3 量子ビームの発生技術
2.量子ビームと物質の相互作用
2.1 電磁波(X線、ガンマ線)との相互作用
2.2 荷電粒子(電子線、イオン線)との相互作用
2.3 中性子との相互作用
3.有機・高分子材料への照射効果
3.1 高分子の放射線化学の特徴
3.2 量子ビームによる高分子の反応
第2部:量子ビームの利用
4.電子・ガンマ線の利用
4.1 量子ビームの産業利用について
4.2 電子線:架橋反応を利用した電子線(EB)硬化技術
4.3 ガンマ線:グラフト重合による二次電池、燃料電池用材料の創製
5.イオンビームの利用
5.1 イオンビームの発生装置について
5.2 イオン飛跡のエッチングによる穿孔形成
5.3 イオン飛跡へのグラフト重合による電解質材料の作製
6.X線・中性子による構造・機能解析
6.1 小角散乱解析について
6.2 有機・高分子機能材料の多層(階層)構造の解析
6.3 高分子電解質膜の構造・機能解析への応用
□質疑応答□
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催者サイトのマイページよりダウンロード可となります。
備考
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
お申し込み方法
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