Excelを用いる蒸留の理論と計算《運転条件の最適化、気液平衡/物質収支の求め方》 (技術情報協会)【提携セミナー】

Excelを用いる蒸留の理論と計算

Excelを用いる蒸留の理論と計算《運転条件の最適化、気液平衡/物質収支の求め方》 (技術情報協会)【提携セミナー】

開催日時 2024/12/25(水)11:00~16:30
担当講師

横山 直樹 氏

開催場所

Zoomによるオンライン受講

定員 30名
受講費 55,000円(税込)

★ 扱いが難しい多段蒸留を中心とした豊富な計算事例を解説いたします!

 

 

Excelを用いる蒸留の理論と計算
ー運転条件の最適化、気液平衡/物質収支の求め方ー

 

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

化学、セミナーラベル燃料製造、醸造、廃油再生など、蒸留塔を使用するメーカーの技術者を対象としたセミナーです。
蒸留理論の理解が十分ではない方でも、Excelシートに必要条件を入力すれば、組成と回収率のシミュレーションが実施できるようになります。
実際の活用例として、原料 (粗ソルベントナフサ) 中の環境負荷物質 (ナフタレン) を分離する条件、同原料中の樹脂モノマー成分 (クマロン、インデン) を濃縮する条件の各シミュレーションを紹介します。
手計算では煩雑過ぎ、外注するには高額過ぎる蒸留計算をExcelシートを用いることで、多くの時間や費用をかけずに実施でき、蒸留塔の運転条件と製品組成および回収率のシミュレーションが可能となります。

 

 

習得できる知識

2成分系および多成分系のフラッシュ蒸留および多段蒸留の理論について基礎知識を習得した後、各々について蒸留計算式を埋め込んだExcelシートを作成し、そこに原料組成、蒸留塔の理論段数および操業条件(原料組成、温度、圧力、装入量、抜出量、還流比)をインプットして、塔頂液、塔底液の成分組成および各成分の回収率をシミュレーションする方法に関する知識を習得できる。

 

 

担当講師

横山技術事務所 代表 工学博士 横山 直樹 氏 【元・新日鉄住金化学(株)(現・日鉄ケミカル&マテリアル)】

 

 

セミナープログラム(予定)

1.蒸留の概要

 

2.フラッシュ蒸留の理論とExcel計算法
2.1 フラッシュ蒸留の原理
2.2 フラッシュ蒸留の理論と計算式
(1) 物質収支式と気-液平衡式からの塔頂・塔底液各成分iのモル分率計算
(2) ラウールの法則と気-液平衡式からの平衡係数Kiの計算
(3) ある蒸留温度における塔頂液各成分iのモル分率計算式および各モル分率の総和計算
2.3 2成分系 (エタノール-水系) のフラッシュ蒸留Excel計算
(1) 蒸留条件
(2) 原料性状の入力と展開計算
(3) 塔全体の物質収支計算
(4) 成分iの組成計算
(5) 成分iの回収率計算
(6) 実際のExcelシートによる解説
2.4 多成分系 (粗ソルベントナフサ) のフラッシュ蒸留Excel計算
(1) 粗ソルベントナフサについて
(2) 蒸留条件&計算するもの
(3) 原料性状の入力と展開計算
(4) 塔全体の物質収支計算
(5) 塔頂抜出液と塔底抜出液の成分iの組成計算
(6) 塔頂抜出液と塔底抜出液の成分iの回収率計算
(7) 実際のExcelシートによる解説

 

3.多段蒸留の理論とExcel計算法
3.1 多段蒸留の原理
(1) 多段蒸留塔の構造
(2) 泡鐘塔の内部構造と分留の仕組み
(3) 段効率
3.2 多段蒸留の計算法
(1) Thiele-Geddesの逐次段計算法
(2) 濃縮部の物質収支計算
(3) 濃縮部の気-液平衡計算
(4) 原料段の物質収支計算
(5) 回収部の物質収支計算
(6) 回収部の気-液平衡計算
(7) 塔全体の物質収支計算
3.3 2成分系 (エタノール-水系) の多段蒸留Excel計算
(1) 蒸留条件
(2) 原料性状の入力と展開計算
(3) 成分iの蒸気圧計算用の入力と展開計算
(4) 成分iの平衡係数計算
(5) 原料装入量F、塔頂液抜出量D、還流液量LR、還流比R、塔底液抜出量Wの計算
(6) 濃縮部塔頂からの下り段の各式計算
(7) 回収部塔底からの上り段の各式計算
(8) 塔全体の物質収支計算
(9) 塔頂抜出液および塔底抜出液の組成計算
(10) 成分iの回収率計算
(11) フラッシュ蒸留と多段蒸留の比較
(12) 実際のExcelシートによる解説
3.4 多成分系 (粗ソルベントナフサ) の多段蒸留Excel計算
(1) ~ (12) 同上

 

4.実際の活用例Ⅰ:
原料(粗ソルベントナフサ)中の環境負荷物質(ナフタレン)を分離する多段蒸留シミュレーション
4.1 背景
4.2 目標とシミュレーション条件
4.3 塔頂液抜出量Dと塔底液抜出量Wが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす影響のシミュレーション
(1) 実際のExcel計算シートを用いた解説
(2) シミュレーション結果のまとめ
4.4 還流比Rが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす影響のシミュレーション
(1) 実際のExcel計算シートを用いた解説
(2) シミュレーション結果のまとめ
4.5 リボイラ温度RTが塔頂抜出液中のナフタレン濃度に及ぼす影響のシミュレーション
(1) 実際のExcel計算シートを用いた解説
(2) シミュレーション結果のまとめ

 

5.実際の活用例Ⅱ:
原料(粗ソルベントナフサ)中の樹脂原料成分(クマロン、インデン)を濃縮する多段蒸留シミュレーション
5.1 背景
5.2 目標とシミュレーション条件
5.3 塔頂液抜出量Dと塔底液抜出量Wが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/スチレン類比に及ぼす影響
(1) 実際のExcel計算シートを用いた解説
(2) シミュレーション結果のまとめ
5.4 還流比Rが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/スチレン類比に及ぼす影響
(1) 実際のExcel計算シートを用いた解説
(2) シミュレーション結果のまとめ
5.5 リボイラ温度RTが塔底抜出液の(クマロン+インデン)/スチレン類比に及ぼす影響
(1) 実際のExcel計算シートを用いた解説
(2) シミュレーション結果のまとめ

 

6.温度-蒸気圧曲線とその近似式

 

7.蒸気圧の委託計算、委託測定、測定装置の各情報

 

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2024/12/25(水)11:00~16:30

 

開催場所

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕

 

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

資料は事前に紙で郵送いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

 

 

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