HPLC(高速液体クロマトグラフィー)の基礎知識とトラブルとその対処法【提携セミナー】
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開催日時 | 2023/5/19(金)10:30~16:30 |
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担当講師 | 松下 至 氏 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
定員 | 30名 |
受講費 | 非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円) 会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) |
HPLCを自在に使いこなし正確なデータを得よう!
HPLC(高速液体クロマトグラフィー)の
基礎知識とトラブルとその対処法
セミナー修了後、受講者のみご覧いただける1週間限定のアーカイブ配信をいたします。
【提携セミナー】
主催:株式会社R&D支援センター
◆セミナー趣旨
HPLCの基礎知識(分離の簡単なメカニズムも含む)とHPLC装置フロー図を示し、装置の流路、機器を解説し理解度を上げる。次に日々の実験中に起こるHPLCのトラブルについて詳しく説明する。頻度の高いものと1年に数回、起こるものとに分けて解説する。そのトラブルの対処方法を具体的に例を上げて詳しく説明する。具体的な分析例を挙げ、日々の業務でHPLCをうまく使いこなすには、どのような技術が必要かを念頭に置いて具体的な技術について解説して行く。HPLC活用しての実験者が安心してHPLCを使いこなせるようになる事を目指し、セミナーを行う。
◆習得できる知識
1.HPLCの具体的な装置と流路を理解が理解でき有効に利用できるようになる
2.試料前処理の仕方、溶離液の作成方法が習得できる
3.HPLCのメンテナンスの技法が習得できる。
4.HPLC装置の日常保守点検法が習得できHPLC装置を効率よく使用出来るようになる。
5.実験中に起こるトラブルについて具体的に解説するので、実験見者、自らが直せる範囲とオーバーホールしかない場合の判断が出来るようになる。
上述の項目を理解できることにより、HPLC装置を使いこなせるようになることを目的としている
◆受講対象
これから、HPLCを利用して分析される方及び現在HPLCを利用して分析していて、もっと活用したい方。
◆キーワード
分析,液体,クロマト,カラム,ピーク,WEBセミナー,オンライン
担当講師
ジェイ・アイ・サイエンス研究所 所長 工学博士 松下 至 氏
【専門】
クロマトグラフィー、化学教育
【教職歴】
大洲農業・愛媛大学・岡山理科大学・岡山学院大学
・愛媛県野村町―科学の学校(独立法人国立青少年教育振興機構)
【現職】
ジェイアイサイエンス研究所 所長 (愛媛大学博士-工学)
分取クロマトグラフィー研究会 会長
【活動分野】
分離装置の開発業務 クロマトグラフ活用による有効成分の分取精製業務
【[化学技術セミナー】
(国内)国立大学 2校、企業研究機関5社
化学物質評価研究機構(クロマト技術セミナー 全国4都市開催)
岡山県工業高校―化学技術研修会
愛媛県野村町、良質食品加工部 技術指導(3回)
(海外)
①台湾食品工業発展研究所―クロマトグラフィーの活用 (集中研修3日間)
②ベトナム;ホーチミンの食品研究所(SIHUB)
③ベトナム;国立フエ大学・農林科学学部― クロマトグラフィーの活用(3日間)
③台湾国立大学・黄世祐教授―共同研究とクロマトグラフィー指導
【専門】
分取クロマトグラフィー,化学教育、分離装置の研究(食品加工学)
【著書】
1.分取クロマトグラフィー技術の展開(アグネ承風社刊 1990年)
2.液体クロマトグラフィー100のテクニック(技報堂出版1997年)
3.Practice Book for Chromatography techniques
(四国分取クロマトグラフィー研究会編 1995)
4.廃棄物からの有価物分離利用技術(食品産業エコプロセス研究会1996)共著
5.液体クロマトグラフィーQ&A100(技報堂出版2001年)
6.M.S ツウェットの生涯と業績 (恒星社、厚生閣2002)
7.あなたの液クロは正常ですか (講談社サイエンステイク 2010)
8.これならわかる液体クロマトグラフィー(化学同人 2011)
9.失敗しない液クロ分析 (化学同人 2013)
10.化学史辞典 分担 化学史学会 (2020)
11.医薬品、化粧品、食品分野 HPLC GC分析テクニック 分担 技術情報協会 (2020)
セミナープログラム(予定)
第1部 HPLCの基礎及び装置フロー図の理解と分離の簡単なメカニズム
1-1 HPLC装置の構成と流路とフロー図
1-1-1 HPLCのフロー図による解説
1-1-2 機器接続法
1-1-3 構成機器のチェック技法
1-1-4 HPLCの安定化に関して
ポンプ 注入器、検出器、オートサンプラー、レコーダー、グラジエントミキサー
フラクションコレクター
1-2 分離カニズム
1-2-1 吸着クロマトグラフィーの解説
1-2-2 分配クロマトグラフィーの解説
1-2-3 イオン交換クロマトグラフィーの解説
1-2-4 ゲルろ過クロマトグラフィーの解説
1-2-5 アフィニテイークロマトグラフィーの解説
1-3 汎用されるカラム種類とカラム選定技法
1-3-1 吸着用カラム
1-3-2 逆相分配用カラム
1-3-3 イオン交換用カラム
1-3-4 ゲルろ過用カラム
1-4 溶離液作製法と試料前処理技術
1-4-1 溶離液作製法
1-4-2 サンプルの不純物、微細物の除去技術
1-4-3 溶離液の作製法
(緩衝液の作製法、pH調整液の作製法、
ODS系カラムの溶離液の作製法)
1-4-4 溶離液の保存法 (腐敗防止)
1-4-5 分液ロート、遠心分離機の利用法
1-4-6 HPLC フィルターの使用法
1-4-7 ろ紙とガラスフィルターの利用法
1-4-8 攪拌機の利用 (特に緩衝液作成時)
1-4-9 pHの調整法と内部標準液の交換法
第2部 HPLCで日常起こりやすいトラブルとその具体的な改善法
2-1 HPLCの実験中にミスをしない工夫
2-1-1 実験前に準備するもの(キムワイフ、キッチンペーパー、器具)
2-1-2 実験台に関して(試料溶液のこぼれ防止、試料のコンタミの防止)
2-1-3 試料準備、溶離液の作製と確認、カラムの安定化
2-2 日常起こりやすいトラブル
2-2-1 マイクロシリンジの詰り
2-2-2 オートサンプラーの詰り
2-2-3 流路の詰りと洗浄
2-2-4 ラインフィルターの詰り
2-2-5 プレカラムの洗浄法
2-2-6 ネジ山の故障
2-3 試料の保存方法と溶離液の保存方法
2-3-1 試料の保管方法
2-3-2 溶離液の腐敗
2-3-3 サンプル瓶の洗浄と保管方法
2-4 HPLC用カラムについて
2-4-1 カラムのチェック
2-4-2 カラム洗浄
2-4-3 カラム接続法
2-4-4 カラムの安定化法
2-5 HPLCのトラブル改善法
2-5-1 駆動ポンプのトラブル a(チェッバルブ解体法)
2-5-2 駆動ポンプのトラブル b(ポンプシリンジの交換等)
2-5-3 溶離液中の脱酸素装置のトラブルと点検法
2-5-4 ラインフィルターのトラブル(目詰まり処理)
2-5-5 オートインジェクターのトラブル
2-5-6 汎用される検出器のトラブル
2-5-7 特殊な検出器のトラブル
2-5-8 カラム恒温層のトラブル
2-5-9 付属装置のトラブル処理
2-5-10 カラムの圧力上昇
2-6 日常保守点検
2-6-1 HPLC装置の流路の洗浄に関して
2-6-2 使用後のカラムの洗浄と保管法
2-6-3 インジェクターの洗浄
2-6-4 サクションフィルターの洗浄
2-6-5 検出器の感度検査と洗浄
2-6-6 プレカラムの圧力点検
2-6-7 サクションフィルターの目詰り点検
2-7 消耗部品の準備と保管方法
2-7-1 チェッバルブ
2-7-2 ラインフィルターとプレカラムフィルター
2-7-3 各種ろ紙、試料フィルターと溶離液フィルター
保管方法は専属のミニBOXにラベルを張り微生物が生えない場所に入れる事
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2023年05月19日(金) 10:30~16:30
開催場所
【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。
受講料
非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 49,500円 (本体価格:45,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
★3名以上同時申込は1名につき27,500円(税込)です。
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