フィラーの分散・凝集の評価と高分子コンポジットの特性制御【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 鳥飼 直也 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
高分子コンポジットの作製法として、溶媒キャスト法および関連する高分子の吸着や
サスペンションの分散安定性について解説し、フィラーの凝集構造の観測に有用なX線および
中性子小角散乱法の基礎、フィラー凝集構造とコンポジット粘弾性特性との関係について説明します!
フィラーの分散・凝集の評価と高分子コンポジットの特性制御
【提携セミナー】
主催:株式会社R&D支援センター
◆セミナー趣旨
ポリマー中に固体粒子やミクロ繊維がフィラーとして添加された高分子コンポジットは,タイヤ材料をはじめ,近年,さまざまな用途に利用されている。高分子コンポジットの特性や機能は,それを構成する高分子およびフィラーそれぞれの性質だけでなく,ポリマ―中におけるフィラーの分散状態や凝集構造の形成に大きく依存する。これら高分子コンポジットの特性や機能の発現メカニズムを理解し制御する上で,ポリマー中のフィラーの分散状態や凝集構造を調べることが必要になる。
ここでは,高分子コンポジットの作製法として,高分子溶液を分散媒とするサスペンションからフィルム状試料を得る溶媒キャスト法および,関連する高分子の吸着やサスペンションの分散安定性について解説する。また,フィラーの凝集構造の観測に有用なX線および中性子小角散乱法の基礎とともに,フィラー凝集構造とコンポジット粘弾性特性との関係について説明する。
◆習得できる知識
固体粒子の分散・凝集状態と高分子コンポジットの粘弾性特性との関係性について知識が得られ,高分子コンポジット材料を設計する上での指針の検討に活かせる。
◆受講対象
高分子コンポジット材料の開発にこれから従事する方。
また,これまでにも従事しているが,さらなる理解のために基礎的な知識や材料開発のヒントを得たい方。
◆必要な予備知識
高分子物性に関する知識があれば望ましいですが,特に予備知識が無くても基礎から解説いたします。
◆キーワード
フィラー,分散,凝集,コンポジット,高分子,粘弾性,WEBセミナー,セミナー,講演,研修
担当講師
三重大学 大学院工学研究科 分子素材工学専攻 教授 博士(工学)
鳥飼 直也 氏
【ご専門】
高分子物性,コロイド・界面化学,ソフトマター
【ご経歴】
平成9年 名古屋大学・博士(工学)
平成9年 高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所・助手
平成15年 同上・助教授(准教授)
平成21年 三重大学大学院工学研究科・准教授
平成27年 三重大学大学院地域イノベーション学研究科・教授
平成30年 三重大学大学院工学研究科・教授
セミナープログラム(予定)
1. 溶媒キャスト法による高分子コンポジット作製
1-1. フィラーの種類・特徴
1-2. フィラーへの高分子の吸着
1-3. サスペンションの分散安定性
1-4. 散乱法によるサスペンションの評価
1-5. フィルム状試料の作製
2. 高分子中のフィラーの分散状態および凝集構造
2-1. 透過型電子顕微鏡観察
2-2. X線および中性子小角散乱法
2-3. シリカが添加された系
2-4. カーボンブラックが添加された系
2-5. セルロース繊維が添加された系
2-6. 特性を異にする粒子が混合添加された系
2-7. フィラーの分散に関するポイント
3. 高分子コンポジットの粘弾性特性
3-1. 動的粘弾性測定
3-2. シリカが添加された系
3-3. カーボンブラックが添加された系
3-4. セルロース繊維が添加された系
3-5. 特性を異にする粒子が混合添加された系
3-6. フィラーの分散状態および凝集構造と粘弾性特性の関係
4. 高分子コンポジットの材料特性制御に関する展望
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
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