事例で学ぶマイクロリアクターの設備選定方法/スケールアップ(ラボからパイロット・製造)・パラメータ検討方法≪よく起こるトラブルとその解消方法や対策≫
【LIVE配信】2024/4/24(水) 13:00~16:30 , 【アーカイブ配信受講】 2024/5/8(水) まで受付(配信期間:5/8~5/21)
お問い合わせ
03-6206-4966
開催日時 | 2023/5/29(月)10:00~17:00 |
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担当講師 | 黒田 真一 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 66,000円(税込) |
★耐久性の低下,変色や白化,キズなどの樹脂外観への影響とは?
★添加剤の溶けやすさ拡がりやすさ,樹脂と添加剤の付着強度の経時変化の影響とは?
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
樹脂用の添加剤にはブリードアウトするという問題点がある。本講は,学術的な側面と,現場での実際のブリードアウトによる問題,及びその対策について幅広く学びます。
【第1部】群馬大学 大学院理工学府 特任教授 工学博士 黒田 真一 氏
【第2部】(公財)名古屋産業科学研究所 上席研究員 小長谷 重次 氏
【第3部】林 難燃技術研究所 代表 工学博士 林 日出夫 氏
【第4部】スペクトラ・フォーラム代表 高山 森 氏
【10:00~11:30】
第1部 高分子用添加剤の特徴とブリードアウト制御の科学
●講師 群馬大学 大学院理工学府 特任教授 工学博士 黒田 真一 氏
【セミナープログラム】
1.はじめに
1.1 高分子とは
1.2 ブリードアウトとは
2.高分子材料の添加剤
2.1 添加材の種類と機能
2.2 高分子の劣化と安定剤
3.ブリードアウトの物理化学
3.1 ブリードアウトの熱力学
3.2 ブリードアウトの速度論
3.3 高分子の固体構造とブリードアウト
4.ブリードアウト現象の事例と対策
4.1 樹脂成形法によるブリード制御
4.2 ブリードアウト物質の凝集構造制御
4.3 高分子材料の表面処理によるブリード制御
【質疑応答】
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【11:40~13:10】
第2部 帯電防止剤および導電剤のブリードアウトおよび 脱落現象とその制御法
●講師 (公財)名古屋産業科学研究所 上席研究員 小長谷 重次 氏
(名古屋大学名誉教授,元・東洋紡)
【講座の趣旨】
帯電防止剤および導電剤のブリードアウトおよび 脱落現象とその制御法につき 文献・特許や実際の事例をもとに基礎的に解説する。
【セミナープログラム】
1.はじめに
1.1帯電防止剤と導電剤の基礎
1.2ブリードアウトおよび脱落現象とは
2.ブリードアウトと脱落因子について
2.1ブリードアウトと脱落が引き起こす問題
2.2 ブリードアウトおよび脱落関与因子
2.3 ブリードアウトおよび脱落現象分析法とその実際
3.各種帯電防止剤および導電剤のブリードアウトおよび脱落現象
3.1 帯電防止剤
3.1.1 界面活性剤
3.1.2 親水性高分子
3.1.3その他
3.2 導電剤
3.2.1 カーボンブラック
3.2.2 ナノ炭素
3.2.3 導電性高分子
3.3.4その他
4.ブリードアウトおよび脱落コントロール法
4.1 相溶性,溶解性の観点からー溶解度パラメーター(SP値)の意義ー
4.2 分子量,形態,構造の観点からー拡散速度制御ー
4.3 文献・特許等にみられる方策例
【質疑応答】
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【13:50~15:20】
第3部 難燃剤のブリードアウト現象と対策 -PPを中心に-
●講師 林 難燃技術研究所 代表 工学博士 林 日出夫 氏
【講座の趣旨】
難燃剤はプラスチックの難燃性を付与するという利点があるが,ブリードアウトする という問題点がある。本講は,現場での実際のブリードアウトによる問題,及びその対策について解説する。
【セミナープログラム】
1.難燃化技術概要
1.1 プラスチックの燃焼機構
1.2 ロゲン系難燃剤の難燃機構
1.3 ノンハロ系難燃剤の難燃機構
2.ハロゲン系難燃剤のブリードアウト現象と対策
2.1 ブリードアウト現象 -化学構造とブリードアウト性の関係-
2.2 難燃剤のブルーミング対策 -第3成分の添加-
3.ノンハロ系難燃剤のブリードアウト現象と対策
3.1 ポリリン酸アンモニウム
3.2 リン酸アミン塩
3.3 リン酸エステル
3.4 赤燐
3.5 ホスファゼン
3.6 水酸化マグネシウム
【質疑応答】
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【15:30~17:00】
第4部 ブリード物の定性・定量と状態分析の進め方
●講師 スペクトラ・フォーラム代表 高山 森 氏 (元・三菱化学)
【講座の趣旨】
ブリード物の定性と定量を中心に分析法を解説する。分析研究者によって使用できる分析装置が異なるので,特定の手法に偏ることなく,最新の分析装置の威力から,普通の装置を使う素朴な分析法まで幅広く説明する。
【セミナープログラム】
1.総論
2.ブリード物の定性・定量(1):そのままで測定する方法
2.1 分析指針
2.2 赤外・ラマン分光法
2.3 XPS法
2.4 XMA法
2.5 固体質量分析法
3.ブリード物の定性・定量(2):溶媒で分離してから測定する方法
3.1 前処理:溶媒洗浄法
3.2 赤外による分析
3.3 紫外による分析
3.4 NMRによる分析
3.5 クロマトによる分析
3.6 比色法による分析
4.ブリード物の定性・定量(3):機械的に分離してから測定する方法
4.1 前処理:擦り落とし法
4.2 分析法:赤外他
5.ブリード物の定性上の注意
6.ブリード物の状態分析
6.1 分析指針
6.2 表面におけるブリード物の分散状態の観察法
6.3深さ方向における添加剤濃度分布の解析法
6.4 添加剤の拡散速度の評価法
【質疑応答】
2023/5/29(月)10:00~17:00
Zoomによるオンライン受講
1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
資料は事前に紙で郵送いたします。
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。