〇重要な基礎物性(溶解性、皮膜物性、界面活性など)について、

製法や分子構造との相関を交えながら詳細に解説！

ポリビニルアルコール(ＰＶＡ)の構造、物性制御と応用例

【提携セミナー】

主催：株式会社情報機構

ポリビニルアルコールの重要な基礎物性(溶解性、皮膜物性、界面活性など)について、製法や分子構造との相関を交えながら詳細に解説します。

また、ポリビニルアルコールが使用されている代表的な用途について具体的な使用方法や必要とされる要求性能について説明します。

さらに応用編として、ポリビニルアルコールの高機能化手法(共重合、架橋技術など)と近年の開発動向について概説し、これら高機能化ポリビニルアルコールの活用が期待される近年の応用的な用途開発について紹介します。

◆受講後、習得できること

ポリビニルアルコールの物性に関する基礎知識
用途に合わせた銘柄選定の知識

◆受講対象者

研究開発や製品企画業務に携わる技術者の方
ポリビニルアルコールを使用/使用を検討している技術者の方
環境に配慮した技術(非溶媒系など)に興味のある方

◆必要な予備知識など

特に必要ありません

◆講演中のキーワード

ポリビニルアルコール,PVA,構造,物性,ポリマー,生分解性

担当講師

株式会社クラレ 倉敷事業所ポバール研究開発部　主管 金島 琢真 先生

■ご略歴：
2010年　京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻卒
2019年　Texas A&M大学石油工学専攻　Ph.D.取得
入社以来新規変性ポリビニルアルコールの開発、新規用途開発、顧客技術サービス等に従事

■ご専門および得意な分野・研究：
高分子化学（合成、溶液物性）、石油工学

セミナープログラム（予定）

1 ポリビニルアルコールの基礎
1.1 ポリビニルアルコールとは？
1.2 クラレポバールの歴史
1.3 ポリビニルアルコールの製造工程
1.4 ポリビニルアルコールの分子構造
1.5 クラレポバールの命名法
1.6 クラレポバールの銘柄

2 ポリビニルアルコールの構造と物性
2.1 基本構造（重合度、けん化度）と物性
2.1.1 水溶液粘度
2.1.2 皮膜物性
2.1.3 結晶性
2.1.4 界面活性
2.1.5 溶解性
2.1.6 曇点
2.1.7 水溶液安定性
2.1.8 結晶化度、融点
2.1.9 ガラス転移点
2.1.10 熱分解
2.1.11 表面張力
2.2 微細構造と物性
2.2.1 立体規則性
2.2.2 異種結合
2.2.3 二重結合
2.2.4 連鎖分布
2.2.5 末端構造

3 ポリビニルアルコールの用途
3.1 ポリビニルアルコールの特徴と代表的な用途
3.2 ビニロン繊維原料
3.3 光学用フィルム原料
3.4 水溶性フィルム原料
3.5 繊維糊剤用途
3.6 紙加工用途
3.7 接着剤用途
3.8 エマルション重合用分散安定剤
3.9 塩化ビニル懸濁重合用分散安定剤
3.10 各種バインダー
3.11 PVB樹脂原料
3.12 石油掘削用途
3.13 溶融成形用途

4 ポリビニルアルコールの高機能化
4.1 共重合による機能化
4.2 連鎖移動による機能化
4.3 その他高機能化技術

5 高機能性ポリビニルアルコール系ポリマー
5.1 高耐水性ポリマー『Exceval?』
5.1.1 特徴的な物性
5.1.2 サステナビリティへの取り組み
5.1.3 用途展開
5.2 特殊なレオロジー特性を有する『KXシリーズ』
5.2.1 特殊なレオロジー特性
5.2.2 用途展開

6 ポリビニルアルコールの生分解性
6.1 ポリビニルアルコールの生分解機構
6.2 立体規則性と酵素活性

公開セミナーの次回開催予定

開催日

未定

開催場所

未定

受講料

未定

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（全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。）
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