晶析プロセス設計のために身につけておきたいこと:結晶構造から晶析プロセスシミュレーションまで【提携セミナー】

晶析プロセス設計のために身につけておきたいこと:結晶構造から晶析プロセスシミュレーションまで【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2023/6/23(金)10:30-16:30
担当講師

横田 政晶 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:47,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:52,800円

●「結晶の形状を改善したい」,「所望の構造の結晶を得たい」,

「もっと純度を高めたい」そのような必要性がある場合,どのように対処すべきか?

 

晶析プロセス設計のために身につけておきたいこと:

結晶構造から晶析プロセスシミュレーションまで

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

「結晶の形状を改善したい」,「所望の構造の結晶を得たい」,「もっと純度を高めたい」そのような必要性がある場合,どのように対処すべきか? 演者は30年近く晶析に携わり,その間,国内外の企業から技術相談を多数受けました。上記の3つは,相談内容のトップ3です。これに答える際に大切にしているノウハウがあります。その多くは,成書に書かれていないことです。本講義では,時間の関係で,その一部ではありますが紹介します。プログラムをみると難解そうに見えますが,ご安心ください,初心者にも理解してもらえるようにお話します。

 

ご存知の通り,物質(分子)によって,晶析特性は異なります。与えられた系に対して,要求を満たすための最適解は,物質によって変わって当然と思います。そのような場合,どのようにアプローチすべきか?まずは装置内の現象を注意深く観察することです。それを基にして,本講義で紹介するキーテクノロジーが身につけば,おのずと解答はみえてくると思います。

 

◆受講後、習得できること

詳細は講演プログラムの()内に記載しております。

  • 溶解度データに基づいた操作方式の選定
  • 溶解度と溶媒の選定法
  • 結晶学データの見方
  • 結晶構造に基づいた,結晶形状の予測
  • 結晶成長に対する溶媒(+添加剤)効果
  • 結晶形状の制御法
  • 結晶構造の制御法
  • 実機に対応した,ポピュレーションバランス(PBE)の立式化
  • PBEに基づいた晶析データの解析法
  • PBE法の新たな展開
    など

 

◆受講対象者

  • 基本的には本テーマに興味がある方なら,どなたでも受講可能です。
  • 晶析に携われている一線級の技術者の方でも満足できる内容です。
  • 初心者であって,晶析の基礎知識を習得したい方。

 

◆必要な予備知識など

  • 事前学習は必要ありませんが,晶析に関する成書が身近にあれば目を通していただくと理解が早いかもしれません。
  • 常微分方程式,偏微分方程式,微積の知識があると,ポピュレーションバランスの箇所は理解が早いかもしれません。

 

◆講演中のキーワード

固液平衡,結晶構造制御,結晶形状制御,粒径分布制御,ポピュレーションバランス

 

担当講師

国立大学法人 岩手大学  理工学部化学・生命理工学科  教授  横田 政晶 先生

 

■ご略歴:
1988年 早稲田大学理工学部応用化学科 卒業
1993年 早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程応用化学専攻修了 博士(工学)
1993年 岩手大学助手(工学部)
1999年 岩手大学助教授(工学部)
2016年 岩手大工教授(理工学部)
現在に至る

■ご専門および得意な分野・研究:
化学工学/結晶学/分子シミュレーション/プロセスシミュレーション/流体シミュレーション(CFD)

■本テーマ関連学協会でのご活動:
日本海水学会奨励賞
化学工学論文集優秀論文賞
Journal of Chemical Engineering of Japan Outstanding Paper Award
その他,国内企業とのコンサルティング契約,企業での化学工学教育の経験あり

 

セミナープログラム(予定)

1. はじめに
本講義の要約:本講義の最終目標である項目5による解析をするために,最低限項目2~4を理解しておく必要があるということの説明

 

2. 固液平衡
2.1 溶解度データから何がわかるか
1) 操作方式:冷却,蒸発それとも?
2) 操作条件:複数の結晶相が出現する場合の対応
2.2溶解度は計算で求めることができるか
1) 溶解度推算式の概説:分子あるいは結晶構造から溶解度を求める方法
2) 簡便な最適溶媒のスクリーニング法:溶解度パラメーター

 

3. 結晶構造:
3.1 結晶構造の解析法
3.2 結晶構造からわかること。分子間相互作用と結晶成長異方性の関係など
3.3 結晶多形について:装置の材質,流動状態の影響など

 

4. 晶析データ解析のために必要な最低限の基礎知識
4.1 核発生:均質核発生/不均質核発生/2次核発生が区別でき,それぞれの速度式
4.2 結晶成長:拡散過程/一様成長/2次元核成長/らせん転移成長などの現象と速度式

 

5. 晶析装置内結晶の粒径分布の解析
5.1 各種物理量の収支式の立て方
5.2 ポピュレーションバランス式の一般式を導出してみよう
5.3 粒径分布適用事例:MATLAB/SIMULINK上での実演を交えて
1) 連続晶析
2) 回分晶析
3) 半回分晶析/反応晶析と貧溶媒添加など
4) 凝集や破砕のある場合の取り扱い
5) スケールアップ時の留意点
5.4 ポピュレーションバランス法を発展させると
1) 個数密度関数とは
2) 結晶形状分布式
3) 結晶構造分布式

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年6月23日(金) 10:30-16:30

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

 

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

 

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

●録音・撮影行為は固くお断り致します。
●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

※配布資料・講師への質問等について

●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

 

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

★【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】、【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】のいずれかから、ご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。

 

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