セルロースナノファイバーの技術動向と複合化・成形、使用への考え方・活かし方【提携セミナー】

セルロースナノファイバーの技術動向_複合化

セルロースナノファイバーの技術動向と複合化・成形、使用への考え方・活かし方【提携セミナー】

開催日時 未定
担当講師

北川 和男 氏

開催場所 未定
定員 -
受講費 未定

 

セルロースナノファイバーの技術動向と複合化・成形、

使用への考え方・活かし方

 

■樹脂混錬、試作例、国内外におけるCNF応用製品化事例の動向、どのようにしてCNFを活かすか?■

 

【提携セミナー】

主催:サイエンス&テクノロジー株式会社

 


 

★ アーカイブ配信のみの受講も可能です。
★ 6時間たっぷり集中! セルロースナノファイバーの現状と最新技術動向がわかる!

 

◆ セミナー趣旨

セルロースナノファイバー(CNF)は現在、産業化段階に入っており、CNF製造・サンプル提供企業も増え、メーカー各社では設備増設、低コスト量産化技術の開発が実施されている。またCO2削減に寄与できるカーボンニュートラルな材料として改めて注目を集めており、製品化・採用事例も多種多様、多くの分野から出ている。

 

本セミナーでは、CNFの特徴・製造方法、低コスト化技術開発動向、樹脂複合化の実用化開発動向と京都プロセス(パルプ直接混錬法)の特長、混練・成形におけるポイント、試作開発、製品化採用事例など自社製品にどのようにしてCNFを取込んで行くかのポイント等について解説する。

 

<得られる知識、技術など>

  • ナノセルロース(CNF, TEMPO等酸化CNF, CM化CNF,CNC,バクテリアセルロース他)の特徴と国内のCNF製造各社の生産、サンプル提供の現況
  • CNF/熱可塑性樹脂複合材の技術開発動向とその実用化試作・製品化・商品化の事例
  • 同上材料の特に混練技術、射出成形技術、射出発泡成形技術のポイント
  • カーボンニュートラルなCNF利用によるCO2ゼロエミッションへの寄与
  • ISO国際標準化及び安全性評価技術、安全性データ等の最新動向
  • 自社技術、自社製品にどのようにCNFを取り込んで行けば良いのか、その進め方

 

担当講師

(地独)京都市産業技術研究所 研究フェロー 北川 和男 氏

 

【経歴・専門・活動など】
1979年大阪府立大学大学院工学研究科応用化学専攻修了後、研究所入所。繊維強化複合材料(FRP)の繊維/樹脂界面研究をベースに、1990年代バイオマス繊維(ミクロサイズ竹繊維)/生分解性プラスチック複合材料の開発に取り組み、2002年から京都大学生存圏研究所矢野浩之教授とCNF共同研究を開始。CNF/熱可塑性樹脂複合材料の研究開発を続行中で、CNFの社会実装化を目指して、現在多くの企業に対しそれらの製品化・事業化支援を進めている。京都工芸繊維大非常勤講師、ナノセルロースジャパン/ナノセルロース事業化推進分科会長を併任。
【WebSite】

セルロースナノファイバーの取組

 

セミナープログラム(予定)

1.ナノセルロースの種類・特徴及び製法・生産状況等について
~CNF, TEMPO等酸化CNF, CM化CNF,CNC, バクテリアCNF, キチンナノファイバー~
1.1 セルロースナノファイバー(CNF)の特徴とその製法及び原料
1.1.1 セルロースナノファイバー(機械的解繊)
1.1.2 TEMPO等酸化セルロースナノファイバー(化学処理/解繊)
1.1.3 カルボキシメチル(CM)化セルロースナノファイバー(化学処理/解繊)
1.2 セルロースナノクリスタル(CNC)の特徴とその製法
1.3 バクテリアCNFの特徴とその製法
1.4 キチンナノファイバーの特徴とその製法
1.5 現在サンプル供給しているCNFメーカー30社の特徴及び提供サンプル等のご紹介
1.5.1 サンプル提供企業一覧[2024/1/20改訂17版発行]の配布及び説明
1.5.2 CNF他生産各社の拠点とその生産能力及び量産化計画

 

2.CNF/熱可塑性樹脂複合材の複合化技術の開発
2.1 粉末法による[親水性]CNFと[疎水性] 熱可塑性樹脂の複合化
2.2 CNFの化学変性によるナノコンポジットの高性能化
2.2.1 化学変性の考え方
2.2.2 CNFの分散特性と化学処理法
2.2.3 変性CNFによる性能アップ(解繊性・分散性・強度・耐熱性・線膨張率・摺動性等)
2.2.4 低コスト化に貢献する「京都プロセス」(パルプ直接解繊法)の特徴
2.2.5 ASA変性とセルロースの耐熱性を向上するアセチル変性
2.2.6 DS(変性反応の程度:置換度)による性能の違いと最適化
2.3 CNF/熱可塑性樹脂の混練技術とそのポイント
2.3.1 CNF/樹脂混練の考え方
2.3.2 「京都プロセス」における混練技術
2.3.3 混練にあたってのポイント
2.3.4 CNFの解繊・分散性とその評価法
2.4 CNF強化ポリプロピレンの性能向上手法について
2.4.1 セルロース膨潤剤の効果
2.4.2 曲げ特性/衝撃特性のバランスが取れた複合化
2.5 CNFナノコンポジットの樹脂種横展開について(特性・性能等)
2.5.1 LDPE, HDPE, バイオPE,PP, PLA, PBS, PA11, PA12, POM, PA6, PA MXD6,PA MXD10, PBT,PC/AB, PVC他
2.6 材料メーカーにおけるCNF/樹脂マスターバッチ(MB)のサンプル供給及び商業生産開始

 

3. CO2削減への寄与、LCA効果からみたCNF材の利用
3.1 カーボンニュートラル、マテリアルリサイクルが見込めるCNF/熱可塑性樹脂
3.2 海洋プラスチック問題等からみたCNF/生分解性樹脂ナノコンポジットの開発

 

4.CNF/熱可塑性樹脂の射出成形並びに微細発泡成形
4.1 CNF/熱可塑性樹脂の射出成形技術
4.2 CNF/熱可塑性樹脂複合材射出成形及び金型設計のポイント
4.3 超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基本技術の開発
4.3.1 微細発泡成形におけるCNF複合化の効果
4.4 変性CNF/ナノコンポジットを用いた超臨界N2射出発泡成形
4.5 大型射出発泡成形品の試作
4.6 ポリエチレン/化学バッチ発泡品の試作
4.7 化学発泡CNFマスターバッチの製造とサンプル提供

 

5.CNFの染色と材料着色法の開発
5.1 NFの染色
5.2 粉末法による材料着色成形品の試作
5.3 材料着色事例とサンプル見本
5.4 カラーCNFの製造とサンプル提供

 

6.CNF/熱可塑性樹脂複合材・同発泡材の製品化採用事例及び試作事例
6.1 製品化採用事例
6.1.1 ランニングシューズのミッドソール材
6.1.2 製品運搬用コンテナ
6.1.3 旅行グッズ3点セット
6.1.4 水上バイクエンジンカバー
6.2 試作事例
6.2.1 モーターボートインパネ
6.2.2 化粧品ケース
6.2.3 電気・電子部材カバー
6.2.4 リレー装置カバー、
6.2.5 照明器具カバー
6.2.6 自動車エンジンカバー
6.2.7 自動車ドアトリム
6.2.8 自動車リクラカバー
6.2.9 自動車トランクリッド/アッパー・ローア
6.2.10 自動車インテークマニホールド
6.2.11 自動車デッキボード
6.2.12 シューズキーパー
6.2.13 トラッシュビン他

 

7.CNF100%板材等の製造とその応用について
7.1 CNF100%材の工業的生産とその特徴
7.2 その応用展開について
[製品化事例]お琴の爪(象牙代替)
[試作事例]自動車ボンネット・ルーフサイドレール、クラリネット、釣り竿、床材他

 

8. 多種多様な分野におけるCNFを用いた製品化・商品化事例
8.1 水性ゲルインク・ボールペン(描画性向上・ボタ漏れ防止)
8.2 大人用紙おむつ(消臭能力4倍向上)
8.3 トイレクリーナー(適度な破れにくさ)
8.4 スピーカーコーン(高音特性の向上)
8.5 酒類のろ過助剤(綿ろ布の最適化)
8.6 食品(どら焼き等)における食感維持/改良・伸び抑制・保形性・あんこ等の離水抑制・パンク抑制・温度耐性・電子レンジ加熱耐性・歯切れ向上・老化抑制等
8.7 紙力増強材等(特殊フィルター、電池用セパレーター)
8.8 化粧品のゲル化剤等[保湿性向上・べた付き低減]
8.9 生コンクリート圧送先行剤(濡れ性向上・チクソトロピー効果]
8.10 新しい作風の京焼・清水焼(脱型乾燥歩留向上、外観マット化商品力アップ)
8.11 自動車タイヤ(周方向強度保持・径方向柔軟性付与)
8.12 卓球ラケット(打感向上)
8.13 CNF混合漆喰(微細ひび割れ防止)
8.14 CNF添加研削用砥石(砥粒脱落防止、寿命向上)
8.15 スキー・スケボー用ワックス(滑走性、耐久性向上)
8.16 グラスライニング材(たれ落ち防止)
8.17 農業資材(物理的害虫駆除)
8.18 鶏舎用環境資材(物理的不快害虫駆除)

 

9.ナノセルロース研究開発の世界的動向とISO国際標準化の最新動向

 

10.2020年3月,2022年12月に公表されたCNF安全性評価手法並びに評価データの紹介

 

11.2020年4月設立産業界主導オールジャパン「ナノセルロースジャパン」とその活動

 

  □ 質疑応答 □

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

未定

 

開催場所

未定

 

受講料

未定

 

配布資料

  • 製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
     ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。
      Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

 

オンライン配信のご案内

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備考

※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

 

 

お申し込み方法

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