リグニンの構造などの基礎から分離・抽出技術、分析方法と応用例まで【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 福島 和彦 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
〇構造・生合成などの基本から分析・可視化や分離・抽出技術、高機能化・
リグニンの利用まで広範囲にわたるリグニンの基礎知識を1日で概説!
〇カギとなる技術や社会実装時の注意点なども交えてお話します。
リグニンの構造などの基礎から
分離・抽出技術、分析方法と応用例まで
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
2050年カーボンニュートラルな社会を実現するためには、化石資源の使用を抑え生物資源に極力置き換えていくこと、成長が速くバイオリファイナリーに適した植物を開発すること、木質バイオマスからリグニンを効率よく取り出し高度利用する技術を開発することなどが求められています。このような状況から、セルロースに次ぎ豊富に存在する天然高分子であるリグニンに寄せられる期待は日増しに大きくなっています。ここでは、リグニンの構造と分析・可視化技術および分離・抽出、高機能化、利用技術等、広範囲にわたるリグニン化学の基礎的知識を概説し、リグニン利用において鍵となる技術、社会実装するフェーズで注意すべき点などを解説します。
◆受講後、習得できること
- リグニンとは何か?正確な知識が習得できる
- リグニンを利用する上で鍵となる技術、社会実装するフェーズで注意すべきこと等の情報を得ることができる
- 植物内に存在するリグニンとパルプ化工程等で産出される工業リグニンがどのように化学構造が異なるのか理解が深まる
など
◆受講対象者
「リグニンとは何か」を知りたい方、木質バイオリファイナリーに関心のある方、木材の有効利用に関心のある方
◆必要な予備知識など
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
担当講師
名古屋大学 大学院生命農学研究科 教授 福島 和彦 氏
1990年名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程修了、農学博士。1990年名古屋大学農学部助手、助教授を経て2004年より教授。現在、リグニン学会会長。1999年度日本木材学会賞受賞、2023年日本農学賞・読売農学賞受賞。
セミナープログラム(予定)
1.脱炭素社会構築に貢献する木質バイオマス利用
1-1 日本は森林大国
1-2 木質バイオマス利用による二酸化炭素削減効果
2.細胞壁中のリグニン
2-1 分布
2-2 呈色反応
3.植物の進化とリグニンの構造
3-1 裸子植物
3-2 被子植物
3-3 異常材(あて材)
4.リグニンの生合成
4-1 モノリグノールの生合成
4-2 モノリグノール配糖体の役割
4-3 モノリグノールの重合
5.リグニンの不均一形成の可視化
5-1 紫外線顕微鏡法
5-2 ミクロオートラジオグラフィー
6.リグニン化学構造の分析法
6-1 アルカリニトロベンゼン酸化
6-2 チオアシドリシス
7.TOF-SIMS(2次イオン質量分析)によるリグニンケミカルマッピング
7-1 原理
7-2 化学構造の可視化
7-3 水溶性化合物の分布の可視化(Cryo TOF-SIMS)
8.リグニンの利用
8-1 工業リグニンと天然リグニンの差異
8-2 分離・抽出技術
8-3 リグニンの化学修飾による高機能化
8-4 機能性材料への変換とその例
9.今後の展望
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
※配布資料等について
●配布資料はPDF等のデータで配布致します。ダウンロード方法等はメールでご案内致します。
- 配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡致します。
- 準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。
お申し込み方法
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