コロイド量子ドットの基本物性および合成・評価手法と耐久性向上の指針【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 村瀬 至生 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
★量子ドットの物性、合成や評価などの基礎事項から、ディスプレイや太陽電池など
実用化を考えた際に直面する耐久性の問題まで講師独自の見解を加えて解説!
コロイド量子ドットの基本物性および
合成・評価手法と耐久性向上の指針
【提携セミナー】
主催:株式会社R&D支援センター
◆セミナー趣旨
量子ドットは、新しいタイプの蛍光体として広く知られるようになった。ディスプレイとして実用化され、作物増産のための波長変換や、高効率の太陽電池としての検討も進んでいる。
講演者は、これら量子ドットの溶液合成だけでなく、その表面を理解し、改質することが応用のためには大切と考えて、20年以上前から研究に取り組んできた。今回は、量子ドットの物性、合成や評価などの基礎事項を概説するとともに、実用化を考えた際に必ず直面する耐久性の問題を他の最新の研究とも比較しながら、講師独自の見解を加えて解説する。
◆習得できる知識
- 量子ドットの基本、概要と特徴
- 各種蛍光体の性質と、量子ドットの位置付け
- コロイド量子ドットの作製方法、サイズの制御技術、評価方法、ガラスコート技術
- 量子ドットの耐久性向上に関わる技術情報
- 量子ドットの各分野への応用・最新動向と将来展望
◆キーワード
量子ドット、合成、評価、耐久性、耐光性、ディスプレイ、蛍光体、太陽電池、セミナー
担当講師
(国研)産業技術総合研究所 関西センター 総括主幹 博士(工学) 村瀬 至生 氏
<ご専門>
蛍光性量子ドットの合成、ガラスコートによる機能化、分光学的評価
<学協会>
応用物理学会、日本セラミックス協会、日本化学会
<ご略歴>
東京大学理学系研究科化学専攻修士課程修了(分子分光学)、日立製作所中央研究所(超高密度光メモリ)にて博士号取得の後、現在の産業技術総合研究所に入所。量子ドットの合成と機能化の研究に従事。大阪電気通信大学、関西学院大学、中国 済南大学の客員教授を経験。
セミナープログラム(予定)
1.量子ドット研究の経緯と基本的な構造・特徴
1.1 量子ドット合成法と研究の経緯
1.2 ドープされた量子ドットの構造・特徴
2.量子ドットの基本的な物性と粒成長メカニズム
2.1 物理的、化学的性質(量子サイズ効果など)
2.2 エネルギー準位の計算方法と留意点
2.3 量子ドットのサイズと濃度の求め方
2.4 粒成長メカニズムと発光効率
3.各種量子ドットの合成法・特徴と留意点
3.1 親水性CdTeの合成法
3.2 親水散性ZnSeと光化学反応を利用したシェルの付加
3.3 疎水性CdSeの合成と発展
3.4 疎水性InPの合成と最近の進展
3.5 ハロゲン化鉛ペロブスカイト、硫化鉛およびカルコパイライト
4.量子ドットのガラスマトリックスへの各種分散法
4.1 バルク体への量子ドット分散:その方法と留意点
4.2 薄膜への分散およびファイバー形成の方法と留意点
4.3 微小ガラスカプセル中への分散・安定化
5.量子ドットの各種特性評価の方法
5.1 単一分子検出法の発明の経緯とノーベル賞
5.2 単一粒子検出とブリンキング
5.3 発光効率(内部量子収率)の計算法
5.4 耐光性の測定・評価法
6.耐久性向上の具体策
6.1 ポリマーを用いる方法
6.2 イオン結晶による閉じ込め
6.3 アルミナ薄膜による被覆
6.4 ガラスカプセル化
7.量子ドットの各応用分野と今後の課題・展望:先行事例も踏まえて
7.1 ディスプレイ用蛍光体としての量子ドット:その課題と展望
7.2 量子ドットの太陽電池応用:その課題と展望
7.3 量子ドットを用いた医療用の診断薬および作物増産
8.量子ドットを巡るよくある質問と回答
8.1 量子ドットディスプレイと有機ELディスプレイの違い
8.2 ガラスカプセルの具体的使用法、量産性と価格
8.3 非カドミウム系材料の進展
8.4 長期信頼性や熱的な耐久性
9.まとめ
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
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