ISO13485・省令169号などの対応に不可欠な実務知識・ノウハウを半日で習得!
医療機器のプロセスバリデーション
品質と安全性を確保するためのプロセス管理を学ぶ!
講座概要
本講座では、医療機器製造におけるプロセスバリデーションの基本から実践までをわかりやすく解説します。
ISO13485や厚生労働省令169号に基づく適格性評価(IQ/OQ/PQ)、設計管理、工程管理、統計的手法など、実務で役立つノウハウを習得できます。
- プロセスバリデーションとは?
- 設計・工程管理のポイントとリスク評価
- 設備の適格性評価(IQ/OQ/PQ)の実施方法
- データ分析・統計的手法の活用
- 再バリデーションと品質管理の実践
医療機器業界の品質保証・生産技術担当者、規制対応に関わる方におすすめの内容です!
実務に直結する知識を身につけ、バリデーションのエキスパートを目指しましょう!
セミナープログラム(予定)
1. はじめに
• バリデーションの重要性
医療機器の製造では、事後試験や検査だけでは品質を保証できないため、事前に製造プロセスの適切性を検証するバリデーションが必要。
• 講師の紹介
講師は技術士であり、医療機器業界への転進やISO13485認証取得支援などを行う専門家。
2. プロセスバリデーション
• バリデーションの目的
製造工程の妥当性を事前に確認し、品質の安定を確保すること。
• 要求事項とガイダンス
ISO13485、厚生労働省令169号、米国QSRなどの国際的規制を満たす必要がある。
3. 設計管理
• デザインレビュー(DR)の重要性
設計段階での問題点を発見し、品質の向上を図る。
• 設計FMEA(故障モードと影響解析)
設計のリスクを事前に評価し、トラブルを未然に防ぐ。
4. 工程設計・プロセスの開発
• 工程計画・実施・監視
工程の仕様を明確にし、プロセスバリデーションの前段階で適格性評価を行う。
• リスク評価
ユーザーニーズから設計仕様、工程仕様へと展開し、リスク軽減策を検討。
5. 文書化および記録
• 記録の記入ミス防止
承認されたフォーマットを使用し、正確な情報を記録。
• 手順書の誤読・解釈ミス防止
動画マニュアルの活用や、手順書の実地テストが推奨される。
6. 設備の適格性評価(Equipment Qualification)
• 設備の適格性評価の進め方
IQ(据付適格性評価)、OQ(運転適格性評価)、PQ(性能適格性評価)の3段階で評価。
• 設備リスク評価
設備の影響度に応じた適格性評価を実施。
7. 統計的方法(Statistical Method)
• 統計的品質管理(SQC)
QC七つ道具、分散分析、t検定、回帰分析、工程能力指数(Cpk)などを活用。
• サンプルサイズ設定
リスクベースアプローチに基づき、適切なサンプル数を決定。
8. プロセスバリデーションの進め方
• バリデーション戦略
設計・開発のバリデーション計画を策定し、必要なリソース(要員・設備)を確保。
• バリデーションマスタープラン(VMP)
バリデーションの全体計画を文書化し、各適格性評価のプロトコルを作成。
9. プロセスバリデーション工程の管理
• プロセスパラメータの監視
管理図(シューハート管理図)を用いて工程の異常を検知し、対策を講じる。
10. 再バリデーション
• 実施の必要性
工程の再現性が保証されていれば不要だが、品質リスクに応じて判断。
• 定期的な再バリデーション
医薬品GMP基準に基づき、変更時や一定期間ごとに再評価を行う。
11. 工程の監視と管理
• 監視と測定
データ収集と分析を行い、継続的な品質改善を実施。
• 管理図の活用
X-R管理図を用いた工程能力の把握が推奨される。
12. ケーススタディ
• 実際の事例を基に、バリデーションの進め方やリスク管理の実践例を解説。
公開セミナーの次回開催予定
【LIVE配信】2025/4/24(木) 13:00~17:00
【アーカイブ配信】4/28~5/12(何度でも受講可能)
【LIVE配信】【アーカイブ配信】:オンライン受講 (※Live配信は、Zoomによるオンライン講義です)
※LIVE配信をお申込みの方は、追加料金なしでアーカイブ配信の受講が可能です。
セミナー開催日当日(4/24)に受講可能な方は、LIVE配信での受講をお勧めします。
開催日当日の受講が難しい方は、アーカイブ配信受講のお申込みをご検討ください。
※開催1週間前までに最少開催人数に達しない場合は、実施をキャンセルさせていただくことがあります。
※開催の場合は、開催1週間前程度から受講票と請求書を発送させていただきます。
※菊地講師による出張セミナーをご検討の方は、お問い合わせください。
お申し込み方法
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