人工光合成の基礎・研究動向と光触媒技術 【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 由井 樹人氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
★人工光合成における光化学反応・光触媒技術の基礎知識および課題や
その解決・性能向上に向けた方向性等について解説!
人工光合成の基礎・研究動向と光触媒技術
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
人類は、その未来に暗い影を落としている3つの深刻な問題に直面しつつある。すなわちエネルギー資源と炭素資源(化学原料)の枯渇および地球の温暖化である。これらは同じ原因、すなわち化石資源に全面的に依存したエネルギー・化学産業の構造によって必然的に引き起こされている問題である。天然が行っている光合成反応のように、無尽蔵に存在する太陽光で水(H2O)や二酸化炭素(CO2)をエネルギー・資源に変換できれば、これらの問題を一挙に解決できる可能性がある。
一方、「太陽光」をエネルギー源として化学反応を行う場合、通常の熱反応とは全く異なった問題点が存在する。
本講演では、光化学反応の基礎と問題点を解説する。これらの問題点を踏まえ、人工光合成反応の目的と期待される生成物、さらには人工光合成反応を実現するための触媒技術に関する動向・課題等について概説する。
*高校生向けではありますが、本講演内容に関わる模擬講義を公開しているので、ご参考ください。
○受講対象:
1.人工光合成に興味のある方。
2. CO2の光資源化に関して興味のある方
3. 光反応に関わる研究を行いたいが、具体的な方法をご存知ない方、またはお困りの方
4. 光を用いた化学反応に興味のある方
等
○受講後、習得できること:
- 人工光合成の概要
- 光エネルギー変換の重要性・CO2光資源化の意義
- 光反応の基礎知識
- 光触媒の基礎知識
- 光反応を行う上での問題点
- 光エネルギー変換の現状
- 光エネルギー変換の問題点(解決すべき課題)
- 人工光合成における光触媒技術の現状と課題
- CO2の資源化技術の動向
担当講師
新潟大学大学院 自然科学系 准教授 博士(工学) 由井 樹人氏
セミナープログラム(予定)
1.序論:光化学反応の基礎知識とその問題点
1) 可視光のエネルギー
2) 光と分子の相互作用
3) 熱反応と光反応
2.CO2を光資源化する意義
1) 人工光合成研究の必要性
2) 太陽光のエネルギーと光合成
3) 他の自然エネルギー技術との相違
3.天然光合成の驚異の機能と人工光合成
1)光合成・人工光合成による光化学反応のメカニズム
2)光反応のタイムスケール
3)多電子変換の重要性と困難さ
4)天然光合成系の緻密な構造
a) 光機能(光捕集系、光電荷分離系)
b) 電子機能(ベクトル電子伝達)
c) 多電子触媒機能(水の酸化、二酸化炭素の還元)
4. 人工光合成系(Solar Fuels)の研究動向
1)本多-藤嶋効果
2)触媒系の分離と評価指標
3)光酸素発生
4)光酸素発生(電子源としての水)
5)Z-スキーム
6)可視光の利用
7) フォトン・アップコンバージョン
5. 人工光合成系(水分解・CO2資源化)と光触媒技術
1) 人工光合成と多電子変換
~多電子変換の困難さと光触媒の要件~
2)キーワード解説;触媒、増感剤、多電子還元
3)半導体光触媒系の材料・反応の特徴と課題
a) 半導体における酸化還元反応の原理
b) 半導体光触媒の種類・特徴および機能
c) 半導体光触媒系の現状および課題
4)金属錯体光触媒の種類・特徴とその性能向上
a) 単一系錯体触媒
b) 混合系増感系触媒
c) 連結系光触媒
d) 金属錯体光触媒の現状・課題
5)錯体/半導体ハイブリッド触媒
6)現状のエネルギー変換効率
7)光触媒の評価・設計指針
a)反応・性能の評価法(ターンオーバー数と量子収率)
b)光触媒の性能向上のための検討の方向性は?
8)今後の課題と展望
6. まとめ
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
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★ 見逃し視聴
については、こちらをご参照ください
受講料
未定
配布資料
※配布資料・講師への質問等について
●配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
備考
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
お申し込み方法
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