世界で戦える折紙・切紙構造と産業応用への展望【提携セミナー】

　　セミナー　　技術分野共通　　世界で戦える折紙・切紙構造と産業応用への展望【提携セミナー】

開催日時	未定
担当講師	萩原一郎氏
開催場所	未定
定員	-
受講費	未定

●本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

●折紙工学は、新しい折紙構造の発見の時代が終わり、安価な大量生産法の研究が中心となっています。

世界で戦える折紙・切紙構造と産業応用への展望

≪メタマテリアル生成の為の切り紙ハニカムとトポロジー最適化≫

【提携セミナー】

主催：株式会社情報機構

多くの素晴らしい産業化が得られる項目をリストアップしています。折紙工学は、新しい折紙構造の発見の時代が終わり、安価な大量生産法の研究が中心となっています。数兆円産業となっているハニカムコアはハチの巣形状をしていることから素晴らしい構造であることはギリシャ・ローマの時代から分かっていました。唯、素晴らしい構造であると分かるだけでは産業にはなりません。大量生産法が得られてはじめて産業となります。折紙構造は素晴らしいことは分かっていましたが、大量生産法が見つからなかったため、産業化が難しかった点が多々あったわけですが、この講座を受講された方は、大きなチャンスが得られます。

◆受講対象者

本テーマに興味のある企業の技術者、研究者、エンジニアの方の方が中心になります。ただし、本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

◆必要な予備知識など

この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない。
書籍「萩原一郎、奈良知惠、おもしろサイエンスシリーズ、折り紙の科学、日刊工業新聞社（2019年3月）」などを一読すると更に理解が深まる。

◆講演中のキーワード

切紙ハニカム、メタマテリアル、キュービックコア、
新しい位相最適化、折紙ロボット、折紙式プリンター、折紙工法

担当講師

明治大学　先端数理科学インスティテュート(MIMS)　研究特別教授　萩原　一郎先生

■ご略歴：
1970年3月京都大学工学部数理工学科卒
1972年3月京都大学工学研究科数理工学専攻修了
同年4月日産自動車入社
1996年3月同社退社。
同年4月東京工業大学機械科学科教授。
2012年3月東京工業大学定年退職。名誉教授
。同年4月明治大学MIMS副所長・特任教授。MIMS所長歴任し、2021年4月研究特別教授、現在に至る。
第22期23期日本学術会議第三部会員。1990年3月東京大学論文博士（機械工学）。

■ご専門および得意な分野・研究：
折紙工学、計算科学、機械学習、制御工学、自動運転学

■本テーマ関連学協会でのご活動：
日本機械学会フェロー・名誉会員。日本応用数理学会フェロー・名誉会員、日本シミュレーション学会フェロー・名誉会員、日本計算力学連合(JACM)名誉会員。米国機械学会フェロー、自動車技術会フェロー、亜細亜シミュレーション連合フェロー。

セミナープログラム（予定）

1．メタマテリアル生成のための切紙ハニカム
1）折紙工学とメタマテリアル
2）折紙構造由来のメタマテリアルの世界の二大拠点(MIT／ハーバード大連合、英国ブリストル大学)で使用されている切紙ハニカムを凌駕する切紙ハニカムの紹介。

2．メタマテリアル生成のためのトポロジー最適化
1）トポロジー最適化由来のメタマテリアル
2）高速・高精度のエネルギー密度位相変更法で真のトポロジー位相最適化を達成
従来のトポロジー最適化に比し、極めて高速・高精度

3．ハニカムコアを凌駕するキュービックコア
1）ハニカムコアが数兆円産業になったのは、ハニカムコアが単位重量当たりの曲げ剛性が最大であるため
2）単位重量当たりの曲げ剛性でハニカムコアを凌駕するキュービックコア
3）火災に弱い、長時間せん断や深層を受ける構造への適用が困難というハニカムコアの欠点をも解消するキュービックコア

4．エネルギー吸収に優れた折紙構造とその製造法
1）際立った初期ピーク荷重値がなくエネルギー吸収量に優れる折紙構造とその製造法
2）機械学習を用いた最適設計
3）自動車の鞍っすボックスへの適用

5．積層型3Dプリンターに対する折紙式3Dプリンター
1）積層型は衣服類には適用困難
2）折紙式で衣服類の創生

6．折紙構造で力を伝えない夢のサスペンション
1）原理
2）構造の生成法

7．安全折紙輸送箱
１）ips細胞や血液の輸送時の死滅率など
2) 衝撃には空間充填の効果
3) 振動にはエネルギー密度位相変更法

8　折紙型油圧ダンパー
1）現状の油圧ダンパー
2）折紙型油圧ダンパーのメリット

9　球面貯水タンク
1) 球面タンクの造り方
2) 球面タンクのメリット

10　美しく折畳めるペットボトル
1）原理
2）製造例